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林檎のうしろ

4日目は日記を書くタイミングを逃してしまい、5日目の昼間です。明日から仕事。

喉はまだ焼けるように痛いですが、良くなってきています。多分。

いっつも読んでも読んでも途中までしか進まなかった『向田邦子さんのベスト・エッセイ』というビレバンでも買えそうな単行本を読んでいたら、戦時中のご家族の話から食べ物の話まで面白くて、ただ食べ物の話が続いて、あんまりにも続いて、今やっと犬や猫の話のゾーンに入りました。
まだ寝ながら休み休み読む感じなので、調べたりはせず、改めて目次や帯を見たら、 テーマ別に末の妹さんが50篇を精選 とのこと。なるほど、ランダムに読めばよかった

朝はバターロール、ハム、りんご、インスタントのビスクを食べて、
昼は塩昆布とご飯、ししゃも、インスタントのクラムチャウダーを食べました。
ポカリに飽きたから、飲み物はアクエリアスです。

いつもは朝食べないし、昼も前日に何かもらったり、酔っ払って買ったものがあるときだけ食べます。本当は牛乳が好きなのでせっかくだしコーンフレークが食べたいですが、今はまだ体が食べたい物は微妙に違いそうです。

向田邦子さんの食事の話は例え連続でも、5つめくらいでやっと違和感に気づくくらい、どれも面白く読めました。

私のこれは、何か隔離された施設で書かれた手記でしょうか。ある意味間違ってはいませんが。

何一つ楽しくありません。すごいとまでいかない虚無感。そしてこの虚無感にはすごく覚えがあります。

小学生の頃、学校の校舎の、全体的に冷たさを感じる建物の空気にそれを感じて、ギリギリのところで眠くなるような感じがありました。なんのギリギリかは分からないけれど、まだ眠くなるなら安心という感じでした。

友達の社宅のマンションの階段でも、似たような感覚になったので、"平日の昼間"=虚無で認識していたけれど、

そもそもコンクリートに囲まれた中でとくに目的がなくそこにいることにストレスを感じていた物理的な面も大きかったのかもしれません。
当時、もし急にこの両側のコンクリートが学校の怪談3みたいに迫ってきて自分を挟んできても、どうすることもできないという、絶望や諦めの気持ちと、真っ白やアイボリーでサラサラしていたり、テカテカしたり、ボコボコした壁は、無感情のフリをしていて、本当は生きてる?とも感じていました。

雨の音が止まったのでまた起きてみます。
この期間に、あと一回だけ日記が書けたらいいなと思います。

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