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協力、助け合いの重要性

自然環境リテラシー学  Dチーム  第2回

 こんにちは。僕たちは前回に引き続き7月24,25日に自然環境リテラシー学の実習に行きました。今回は前回の内容と違った形の実習でありました。前回はロッジさらくわでテントを立てて宿泊したけど、今回はテントや衣服などをカヤックに詰め込んで、浜で1泊してからロッジさらくわに戻るというシーカヤックツーリングをしました。それでは今回の実習を振り返ろうと思います。

 まず実習前日、今回は浜にテントをたてて泊まるため、お風呂や歯磨きができないのでボディーシートや、口内洗浄の液体など前回とは違った荷物も用意しました。あと前回、寝袋がいらないほど暑かったから今回はもっと暑いだろうと思って、寝袋は荷物にもなるし、もっていきませんでした。終わってみて、やっぱ寝袋はいらないなと思いました。諸々の準備が終わって次の日の朝は早いから早く寝ようと思ってましたが、ちょうど東京オリンピック開会式がやってたからついつい見てしまいました。コロナ禍のオリンピックは賛否両論あると思うけどやっぱオリンピックやってくれてよかったなと僕は思っています。

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 そして翌日、長い睡眠はとれなかったけどしっかり朝起きて、前回は電車に乗り遅れたけど、今回はしっかり予定通りの列車に乗れました。行きの電車、バスはクーラーガンガンでめっちゃ涼しかったけどさらくわについてバスを降りると強い日差しが降り注ぎ、暑くてこりゃきつくなるなと悟りました。案の定実習中はバス内を恋しく思いました。クーラーいと強し…

 シーカヤックツーリングに向けて、パッキングをまず行いました。パッキングとは自分の荷物をカヤックに詰め込む作業のことです。自分的に思ったことは衣服はできるだけ少なくし、プラスαの食料そして追加の水を持っていくことをお勧めします。食料は調理しないでも食べられるものの方が絶対便利です。また、暑いし、手とかも洗いたいと思うこともあると思うので、水は多めに持っていくことをお勧めします。荷物が濡れるのを防ぐためには、まずカヤックのハッチに袋を入れてからそこに荷物を詰め込むことをお勧めします。そうすることで荷物が入れやすくなります。


 荷物をパッキングした後はスプレースカート、PFDを装着し、カヤックを移動させます。荷物を積めこんだカヤックは非常に重たく、運ぶのは一苦労でした。準備をし終え、いざ出航です。今回は二回目ということもあり、早く漕ぐコツを探りながら漕ぐという目標を立てました。僕なりに見つけた早く漕ぐコツはまずパドルを着水するときに、水しぶきを立てないこと、そして水から抜くときパドルの板を水面と垂直向きにして抜くことです。そして大きく漕ぐと早くなると思います。もしよければ実践してみてください。日差しが強く非常に暑かったけどカヤックを漕いでいるときは風を感じられて気持ち良かったです。

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 そして目的地に着いた後荷物をカヤックから降ろし、グループレスキューの練習を行いました。それではレスキューについて説明します。落ちた人はまず、スプレースカートをコックピットから外し、海面に脱出します。助ける側は落ちた人に大丈夫?と確認をします。そしたら、助ける側は転覆した船体の前方に行き、船体同士が垂直向きになるようにし、転覆した船体の前方を自分の船体に引きつり上げます。落ちた人は、転覆した船体の後方に回ります。ここで重要なのはパドルを絶対離さず持ち続けながらやることです。そして二人で船体を持ち上げ、水を抜き、ひっくり返してもとに戻します。そして元に戻ったら、前後逆向きにカヤックを寄せ合って、助ける側はしっかりもう一方のカヤックをつかんで支えます。落ちた人はまずパドルをカヤックに引っ掛けます。そしたらコックピットのやや後方あたりに滑り込み、腰あたりまで船体に乗り上げたら、カヤックをまたぎ、匍匐前進のように前に移動し、コックピットに乗ります。ポイントなのは滑り込んでから乗り込むまでは頭を下げた状態をキープすることです。頭を上げると重心が高くなり、また落ちる羽目になります。僕たちペアはお互い、しっかり支えることができたのですんなりクリアできました。

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 レスキュー後再上陸し、テントを張り、ご飯を食べたりしました。初めてなんもない砂浜にテントを立て、一泊するという経験をしました。身に染みて今現代の文明のありがたみを感じました。あと淡水がどれだけ大事なのかもすごく理解できました。やっぱり淡水は非常に大事。水の無駄遣いには気を付けましょう。大変なことも多かったけど夜には焚火をしながら何人か集まって楽しく話しながらゲームをしたりしました。焚火はなんかすごくエモかった感じがしました。みんなと楽しく過ごすのはいいなと思いながら過ごしてました。

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 2日目、テントに直射日光ガンガン当たって、テント内はすごく暑くて起きました。2日目はセルフレスキューをして、ロッジさらくわに戻るという日程でした。

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 セルフレスキューとは一人で転覆したカヤックを戻し、コックピットまで戻ることです。まず、落ちたらグループレスキュー同様にパドルを離さず、スプレースカートをコックピットから外し、脱出します。そのあと、カヤックの後方に回り持ち上げ、水を抜いてからもとに戻します。そしてパドルをカヤックのひもに引っ掛けてからが難題です。同じようにカヤックに滑り込んで匍匐前進してコックピットに乗り込むのですが、今回は支える人がいない分、カヤックがバランスを崩すとまた転覆してしまいます。僕も何回も転覆しました。この時本当に助ける側がいることのありがたみを感じ、一人での航海は絶対やだなと感じました。しかし、僕のペアの子は一発で成功させてしまいました。びっくりだし、すげえと思いました。その子にアドバイスを聞いたら腰とカヤックをくっつけてそこを重心と意識してまたぐといいよというアドバイスをもらいました。そのアドバイスを参考に再チャレンジするとさっきまではまたぐことすらできなかったのにまたぐことができ、かなりやり易くなって、成功することができました。的確なアドバイス本当にありがとうY.M!ポイントをまとめると滑り込むときはカヤックと腰をくっつけ、そこを重心にする意識をしながら、またぎます。そして匍匐前進してコックピットに戻ります。この一連の動作中は頭は絶対に低い状態を保ちます。頭が上がると重心が高くなり、グループレスキューの時いったようにまた転覆します。

 ぶじセルフレスキューが終わった後は昼食をとり、さらくわに戻って航海は終了です。戻った後のシャワーは最高です。淡水最高!

 今回の実習は次回の3泊4日のシーカヤックツーリングの予行演習みたいな感じでした。3泊4日風呂なしで、ずっとカヤックを漕ぎ続けるのは肉体的にも精神的にもしんどいとは思いますが、終わったあとの達成感はすごく味わえると思います。次回もDグループみんなで助け合い、頑張っていきたいと思います!

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