好き、得意って

どうして数学が好きになったのか、いつから好きなのか、魅力は何かを聞かれた

あらためてそう言われると,どうして好きで得意なのかわからなかった

というか,苦手になるきっかけがなかったからが一番の答えだと思う

それだと,答えとしてとてもつまらないので,私が一番苦手な英語と比較して,考えてみた

英語は本当にできなくて,受験において英語のせいでいろいろ変わってしまったといっても過言ではない(笑)具体的に話すと,記述模試の偏差値が数学が65以上に対して英語は50を切っていた

中学時代,英語はできなくはないけど自ら進んでやりたいと思えなかった

高校になるとレベルが上がって,なんのために勉強しているのか,単語を覚えたり,文法,熟語を覚えたりすることの意味が理解できなく,どんどん英語から逃げる生活を送るようになった

英語を学ぶことに好き,英語が好き,できると思う前に,どうして学ばなくてはいけないのかを考えるようになり,英語の勉強法が確立できる前に,嫌い,難しい,楽しくないが上に来てしまった

友達からいろんな方法で英語が好きになる方法を教えてもらったけど,どれもしっくりこなかった

一方算数・数学は,小学生のころから計算が得意だったので算数ができる気持ちがあったから,算数を学ぶことに抵抗がなかった

そして,中学高校に進むにつれ数学の勉強法が確立された

高校でも数学の勉強は進んで行うことができた

最初はできない問題があったけれども,どうやったら解けるようになるかわかっているから勉強することができた

ま,その勉強法も大学では使い物にはならなかったけど(笑)

大学で散々な点数を取ったとき数学が嫌になりそうだったけど,大学に入ってからは数学ができるから好きではなく,数学自体が好きだと思えてきたから途中で投げ出すことはしなかった

好きこそものの上手なれ

人によって好きになるタイミング,きっかけは違うからそれを的確に見極めて教えられたらいいのかなって思うけど,それができるようになるためにはたくさんの引き出しを用意しておく必要があるんだろうな

教科,科目自体を最初から好きになれたら最高だけれども,人によっては誰かから褒められた,できる体験が積み重なった,面白いと思える分野に出会えたなどなど,そのおっ!って気持ちを大切にしたい

あと,わからないがいえる環境って大切だと思う

大学で数学を続けられた一つでもある。周りはみんな自分より数学ができる人が多かったので,わからないを素直に言えるようになった。そのわからないに付き合ってくれる人がいた。その環境にいたからここまでこれた。