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育児日記・ムスメが6歳になった

数日前、ムスメが6歳になった。
当日は年に一度会社からもらえる「アニバーサリー休暇」を使って仕事をお休みにして、朝からムスメの保育園の保育参加をして、その後もムスメと一緒に過ごした。
(ちなみに保育参加とは、一日ひとクラスにつき1人だけ許される保護者の参観日みたいなやつで、午前中だけ子どもと一緒に遊んで帰宅する。コロナ前は給食を試食できたのだけど、今はできなくなってしまった。なおこのイベントはムスメの通う保育園のものであって一般的ではないと思われる。そして、自分のお母さんやお父さんと一緒に保育園で過ごせる特別な日なので、子どもたちは自分の親がいつ参加するのかと心待ちにしており、歳を重ねるごとに子どもたちからのプレッシャーは増すばかりである)

朝の「おあつまり」ではムスメが誕生日ということで簡単にお誕生日会をして祝ってもらい、みんなの前でお誕生日インタビューを受けるムスメを見た。

午前中はムスメのクラスで過ごし、お昼にムスコを預けたままムスメと保育園を出て、近くのカフェでランチをした。季節のタルトがクリスマス仕様で、ムスメときゃあきゃあ言いながらカレーライスとケーキを食べた。トイレに設置されていたイソップのハンドソープの香りを「めっちゃいいにおい」と言っていたので「おとなっぽいね」と言ったらなんか喜んで反芻していた。

移動中、よく晴れた青空を見てふとムスメの出産した日もよく晴れていたなと思い出す。

15時からのモンテの時間まで渋谷の109に行って地下のPLAZAでお買い物。小学校にあがると鉛筆と消しゴムはいくらあってもいいと聞いていたので鉛筆と消しゴムなら好きなの買っていいと言ったけれどそんなものは売っておらず、ユニコーンのついたボールペンと大きなリボンの髪飾りを買った。

モンテに着くと先生がムスメの誕生日を祝ってくれた。「ちょっと目を瞑ってて」と言ってローソクをたてたケーキを目の前に出してくれて、サプライズ!なんと〜!私までテンションがあがる!

モンテのあいだは私はひとりでヒカリエ地下でお買い物。寄らずに帰れない仙太郎さんのおはぎ、オンラインショップ用のお菓子を数種、夕飯用のおばんざいを購入。ムスメを迎えにいく。

6年前の今ごろ、思ったよりお産が長引いてしんどかったっけ…などと思い出す。

ムスメは誕生日ケーキをしっかりとイメージして私に伝えていたので、その通りにもろもろ準備を進めていた。まずは三軒茶屋voivoiでバターミルクパンケーキをテイクアウト。後ほど自分でデコレーションする予定。
ムスコを迎えに行く前にスーパーでデコレーション用のイチゴを購入。クリスマス前においしいイチゴが手に入る時代。昔はまだこの時期のイチゴは小さくて酸っぱくて固くて、飾りつけ用にしぶしぶ買うものではなかったか。

ムスコを迎えに行き、帰宅してすぐムスメのリクエストのチャーハンを作る。私が子どもたち用にたまに作る、枝豆とベーコンとたまごのチャーハン。今日はムスメが一緒に作った。
お腹が空いてしまった子どもたちはもじゃの帰宅が待ちきれず、食べた。
次はバースデーケーキのデコレーション。中沢の生クリームを買っておいたので、それを泡立てる。もじゃが帰宅。
パンケーキ4枚を重ねたところに生クリームをたっぷりのせてデコレーションケーキに見立て、そこにカラーチョコスプレーをたっぷり振りかける。最後にイチゴと「おたんじょうびおめでとう」のチョコプレートと6のかたちのローソクを立てて、完成!
なかなか可愛い仕上がり!
ムスコはイチゴに夢中。

ケーキを囲んでハッピーバースデーを歌ったら、ローソクの火を消して、今にも食いつかんばかりの子どもたちを制して家族写真を撮った。

今度はプレゼント贈呈。
「宝探し」したいと言うので、2階のいろんなところにプレゼントを隠す。祖父母からムスメへのと、私たち両親からムスメへの、それに私たちからムスコあてのをひとつ、隠した。
ムスコは年明け1/5が誕生日だけど、ムスメあてのプレゼントしかないと絶対にケンカのもとになると予想して、両親からの分は前倒しで贈呈。
案の定、誰の誕生日なのかそもそも誕生日とはなんなのかさえまったく理解していないムスコは、ムスメと一緒に宝探しをはじめ、ムスメあてのプレゼントをまるで自分のもののように抱えている。
「ムスコくんのはこっちだよ」と渡された箱を「こっちー?」と言いなら抱えなおし、嬉しそうにしていた。

この後プレゼント開封、そして入浴と就寝…と大騒ぎのまま一日を終えた。


あらためて、ムスメが6歳になった。
私も母親になって6年。いろんなことがあった。
とにかく手がかかる乳幼児期を経て、この1年はムスメの心の成長が著しく、コミュニケーションのレベルがググッと上がったのを感じた。
幼児期の初めからなんとなく感じてきた個性のようなものは、はっきりと輪郭がみえてきて、最近は「私のムスメはこんな子です」と説明できるようになった。これまではなんとなく今こんなことが好きみたいです、みたいなことは言えたけどなんだか一過性の話が多かったと思う。

ムスメを出産する前日の、病院から見た少し欠けた月の明るさや、分娩室でのことなどを思い出す。
ムスメが産まれてきて初対面したときの私の言葉は「やっと会えたね〜!」だった。
今日そのことをムスメに話した。
お腹の中にいたから、ずっと一緒だったんだけど、お顔は見えなかったし抱っこもできなかったから、会えたとき本当に嬉しかったんだよ。
来年覚えているかわからないけど、誕生日がくるたびにこの話はしたいなと思っている。

来年の春にはムスメは小学校へあがる。
新たなステージに進むムスメ、本人はもちろん、私も期待と不安と混ざった感情でそわそわしている。

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