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育児日記・一年生になったら

ムスメが小学校にあがった。
新一年生、すごくがんばっている。

保育園生活最後の日々を過ごして、さみしい気持ちと新しい生活への期待を胸に膨らませながら、わけもわからず学童へ行き、新しいルールを覚え、新しいお友達ができ、同じ保育園のお友達の顔を見てホッとしながら過ごし、入学式を終えたと思ったら突然自分にあてがわれた席に座り、黒板の前に立つ担任の先生の話を聞き、また新しいルールを覚え、新しい友達ができ、学童に行ったらちょっとホッとしたりして、帰宅する。学校からたったひとりで家に帰れるようにもなった。

ムスメにとってなんて大きな変化の1ヶ月だったか。
頼りにしたいはずの母親も、初めての「子どもの小学校進学」に右往左往していて、いやあなた一回小学校生活したことあるでしょ、経験者らしくどーんとしててよ、とも言いたかったであろう。

帰宅したら母親に甘えたくもなるだろうに、当の母親はなんやかんやで忙しくしており、弟もまだ手がかかるので、なんだかさみしい気持ちにもなっただろう。

ほんとうによく、がんばっている。

がんばっているので、夜中、泣いたりしている。いわゆる夜驚症というやつだろうか。本人はなにも覚えていないけれど、布団のうえでヤダヤダと大きな声を出して暴れている。そうなったらムスコを蹴ったりしてないから注意しながらムスメの背中をさすってみたりする。

たまに朝起きたとき「がっこういきたくない」と言ったりしているので、なるべく「そっか〜」と言いながら髪をなで、抱きしめて、お互いの呼吸をしばらく聞いている。ほんとうに嫌がっていたら一日くらい休んでもいいと思っているけれど、いざ朝ごはんを食べはじめるとすっかり登校する気になっていて、自分で着ていく洋服を選んできちんと支度している。基本的には前の夜のうちに持ちものは用意しているのだけど、その時点で学校に行きたくないとは言わない。朝起きたときの、寝起きのちょっとしたぐずりなのだろう。

たまに「もう一年生なんだから」と自分に言い聞かせているときがあって、いじらしい。すごいねぇ、ほんとうによくがんばっているねぇ、と声をかけてしまうけど、それがプレッシャーになってしまわないか心配ではある。

まだ帰宅後にひとりでお留守番ができなくて、ほとんど毎日ムスコの保育園へのお迎えに同行していて、保育園に着くと先生たちから声をかけてもらえるので、それがすごくいい影響になっている気がする。「ホーム」がある感じが、新生活で踏んばる力になっているような。

ムスコも保育園で進級して、がんばっている。イヤイヤ期真っ盛りなので先生たちも手を焼いている様子。ちょっと卒業しかけていたおしゃぶりがまた手離せなくなってしまった。「ママがいい」と言ってもじゃを困らせることもしばしば。


がんばって生きている子どもたちがほんとうに愛おしい。無邪気な寝顔をみると、あぁ今日も一日よく生きました、とホッとする。

また月曜日からも一緒にがんばっていこうな!

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