カトレアの超科学診療所 vol.ex06 アイドルファンタジーフェスタ 迦陵頻伽研究日誌 2023.08.29 08.30
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
先日アイドルの新弾「アイドルファンタジーフェスタ」が発売されました。
なので今回は新弾のアイドル!……ではなく。
今回も頻伽のデッキをアップデートしていこうと思います!
いつもなら新弾も来たので新しく収録された≪舞鬼≫を使った頻伽の構築を紹介していくのですが、新しい型の方ができたのでそれを紹介していきます。
それでは今回もやっていきましょう!
アイドル新弾環境でも生き残るために昨日も今日も明日も明後日も活動していきます!パートナーの“頻伽”と一緒に!
ちなみに今回からは研究日誌とあるように(以前からありましたが)
調整記録として書いていこうと思います。
・デッキを組む上での想定環境について
さてはじめに新弾が出たのはいいけど環境にはどのようなデッキがいるの?って所から振り返ってみましょう。
Tier1でよく名前を見るのは、グロリア、TT、仙台だと使用率は0に近いディンギル、その僅差にエンジュ、は押さえておきたい所ではあります。
しかしZ/Xというカードゲームの人口的にも昔からその地域ごとのデッキ分布が色濃く出るカードゲームではあるので、一旦は仙台に絶対にいるグロリア、TT、エンジュを標的にデッキ構築をしていきます。
グロリア、TT、エンジュってどういうデッキなのかについてはさらっとは触れますが詳しくは他の方の記事で確認してもらえれば幸いです。
・デッキレシピ
今回は迦陵頻伽にサブウエポンとしてパニッシャーを混ぜた構築を紹介、検討していきたいと思います。
当分はこのレシピをベースに調整をしていくこととなりそうです。
・パニッシャー迦陵頻伽
パニッシャー迦陵頻伽は慈麗§結魂 迦陵頻伽の能力と相性が非常に良く、レイドもしくは登場した時に除外に送った約束イベントを臨機応変に選んで戦うことが強みになります。
先ほども書いた通りその臨機応変さは約束イベントを回収するだけではなく、もちろんアークである翠朱の讃美歌や原初アイコン、百烈猫姫ウェアキャットを回収して手札の質を上げることができます。
自分が戦いやすい手札作りや細い勝ち筋を拾うことも難しくないでしょう。
またこのデッキの強みは他にもあり、触れる領域の広さです。
パニッシャーを採用しているため、
静狩小幌≪舞装≫ウェアキャットと魂竜巫 メイラルにより相手のトラッシュを。
月形由仁 Unite<A>で相手のチャージを。
華竜巫 クシュルで自分の山札から探すことも可能です。
また除外を作ってしまえさえすれば慈麗§結魂 迦陵頻伽、魂竜巫 メイラルで除外も触ることができます。
そして東雲纏 Unite<S>によりトラッシュとリソースも触れます。
そのリソースに関して言えば破天イシュタルも触ることができるでしょう。
この触れる領域の広さこそパニッシャー頻伽の真髄でしょう。
グロリアに対してはトラッシュ除外やチャージ除外。
TTに対してはカード効果で登場しない迦陵頻伽の強み。
エンジュに対してはアークで詰めていきフレスヴェルクで倒し切る。
こういったところかなと思います。
Tier1勢だけで見ればこういったところなのですが、単純にトラッシュを活用するデッキにすごく強い仕上がりになっています。
・デッキの動かし方
はじめにマリガン基準なのですが、基本的には世界を超えた約束 由仁(以下緑約束とする)を引けなかったらマリガンです。
ゲームを優位に進めるためにリソース差をつけてこちらのしたい動きを押し付けるためです。
2ターン目に緑約束から静狩小幌≪舞装≫ウェアキャットを出し、緑約束効果で+3000。キャット効果で+3000しパワー12000にし【奸雄招来】和修吉をキャットにシフトします。
相手ゼクスを殴り倒すことができれば2リソブして1枚まで手札に戻すことができます。
1枚まで戻すことができるので対戦相手のデッキを見て拾うかどうかを選びます。先にリソース6に乗って支障の無いグロリアやTTといったアークやユナイトアークを持たないデッキに対しては積極的にリソースを伸ばしていきましょう。
次のターンが回ってきたら置いてリソース6か7。
EXを捲りアーク、エイホート、約束、リベルで戦っていきます。
2枚目のアークもしくは無いならDJをエイホートクシュルで探していくのもいいでしょう。アークとリベルでエイホートを作り、エイホート効果でアークをトラッシュし、赤約束メイラルでアークを拾いDJアークすることもできます。再利用されたくない画竜点睛グロリアを倒した後に月形由仁 Unite<A>で除外してあげるのもありですね。自分に優位なシチュエーションを自分で作り出しましょう。
さてここまでは緑約束を2ターン目に引けていた場合でした。
問題の引けていないパターンです。
3ターン目までにDJ頻伽をトラッシュに落とし、除外を4枚になるようにプレイをしていきます。
怪しげクッキングを引いていると、3ターン目にDJ怪しげイシュタル破天し、リソース回収なし、EX捲りアークができるようになるのも方法の一つだと思います。そのためこの動きをデッキに残すために破天ヤシギではなく破天イシュタルを採用しています。
しかし怪しげの枚数も多くはないので、こんなプランもあるのかと意識して動くのがいいと思います。
3ターン目に順当なリソース数だった場合はDJアークでなんとかデッキを動かしたり、約束約束で動いてアノを構えたり等できることが色々あるので相手のされたくなさそうなうざいムーブ(ex :相手がトラッシュを活用するデッキだった場合緑約束からウェアキャット、赤約束からメイラルで5枚トラッシュを持っていくこと等)で次ターンもらえることを信じましょう。
他には後手3ターン目に相手盤面に3コストがいてIGで碧に燃え盛る焔の庇護出た場合3コストの相手ゼクスをリソースに飛ばすことでこちらがユナイトアークする択もあるので覚えておきましょう。
・細かい要所要所の採用されたカードについて。
何度か名前が上記に挙がっている碧に燃え盛る焔の庇護ですね。
約束を8枚デッキに入れているため手札の枚数を減らさないように積んでいます。また、上記に挙げたようにユナイトアークするための条件を満たしてくれるため採用となっています。1枚手札を捨て2枚引くという効果もDJ頻伽を捨てられるため相性は悪くないですね。
ここにきてのヴォイドブリンガーの採用。
本質はVBにあるのではない。
元々このカードは汎用VBで各プレイヤーに配られているものでしたが、パニッシャー迦陵頻伽はデッキの性質上機動効果を止めることができません。そのせいもあって防御札を抱え込めるグロリアにはだいぶ不利がついてしまいます。そのため、起動効果を封じるため砕き呑む禍嵐 フレスヴェルクを採用するためにこのカードの採用に至りました。弱くはありますが勝つために必要なムーブとして例えばアークからオアシスプレイ、DJからオアシスプレイでフレスヴェルクまでいくことができます。
このカードを採用することでライフからのアノとVBで固くなったり、オアシスから慈麗§結魂 迦陵頻伽が出るのもポイントが高いです。このカードからフレスヴェルクを使うためにはスタリソ2枚をリソースにあるのが理想だと感じてはいます。
パニッシャーを主に使っているためリベルを使用し、チャージを稼ぐのに一役買うことによりIG回数やDJ頻伽を落とすのに使えます。正直なところあまり使いたいスタートカードがなかったことと、自分のゼクスも破壊できる使い勝手の良さがアークと噛み合っているようです。簡単に作れるディンギルもエイホートしか採用していないので邪魔にもなりません。パニッシャーとディンギルを組んでエイホートを出しても効果を使うチャージ確保ができる点もおすすめです。
・だから僕は≪舞鬼≫頻伽をやめた。
≪舞鬼≫をやめたのは何故か。
まず、≪舞鬼≫頻伽でも今までと同様の出力は出そうとすれば出るかもしれません。しかしそれは色々な噛み合い、さらにはそれを噛み合わせるための練度が必要になってきます。
スタートカードは玉心花。鳳凰木の頃に比べると使い勝手や、
リソース管理が難しくなっているのが懸念点であり使い切りであると言う点が大きな違いです。
さらに言えば緑約束からリソジャンしても除外が増えてなく≪舞鬼≫が扱いにくい状態があったりもします。
≪舞鬼≫の場合は回ればフレスヴェルクを作りやすいと言う最大の長所があったりもするのでギリギリまで希望を捨てず調整を続けてはいましたが、臨機応変さ、ゲーム全体を通しての準備にかかる時間等を鑑みて回しやすく相手を妨害することもできるパニッシャー頻伽の構築をすることを始めました。迦陵頻伽というデッキに固執していることもあるためデッキパターンも一つだけを考えるのではなくできるだけ試行錯誤し、新しい迦陵頻伽へと進化させる必要があったのです。
・2023.08.29
この日はグロリアとエンジュとのマッチをメインに行った。
グロリアのライフが強かったのはさておき、防御札をキッチリ握られていたのもあり多く敗北してしまった。
そのため、フレスヴェルク採用の検討を行う。
フレスヴェルクを出すためには3コストのゼクスを4体必要になる。
現状迦陵頻伽のデッキでは≪舞鬼≫の型じゃないと出すこと自体が難しい。何種類かカードをピックアップしたがどれも当てはまらなかった。
そんな中採用されたのは真夏のオアシスだった。
今まではその枠にニャンニャン・ダッシュ ウェアキャットとデュナミス枠に六重想 ジャンヌダルクを取ってリソブ手段を確保していたが出力があまり出なかったためフレスヴェルクを優先させることとした。
その後はグロリアとエンジュへの勝率は以前より上昇傾向である。
しかしエンジュとのロングゲームになると闘うための札のリソース不足に陥ってしまうことがあるためフレスヴェルクを投げつけるタイミングはかなり重要であり、ロングゲームにしないためにも早い段階でチャージからスタカを潰すのが前提である。ということは緑約束からのリソジャンはこのデッキと対戦する上に置いて必要な要素であると気づいた。
やはりマリガン基準は緑約束で間違いないだろう。
・2023.08.30
この日はTTと4連戦と新弾のカードを混ぜた≪舞鬼≫、そしてペクティリスと2連戦してきた。
TT戦は先攻1ターン目に緑約束から東雲纏 Unite<S>を投げて効果でパンプを振りシャムを殴り倒すことが可能である。
そのためリソブを前提で動くのではなく先攻なら相手の動きを邪魔をするプランの方が良いであろう。ユナイトアイコンを多めに採用している為、対面で不利が続くようであればシャムを抜くために六重想 スーノの採用も考えた。
結果としてはTT側が渋い引きだったり、こっちがライフが強いシーンもあったがゲーム自体は迦陵頻伽がコスト軽減でのカードのプレイなので
想甲ベティに引っかからずに殴れるのが大きく3-1で勝ち越すことができた。
強いて言うのであれば相手が分回らないように対面していく
のが肝のような感じがした。しかし、メイラルやキャットが刺さっているようには見えないため頻伽の自力を試されている気がする。
が、今振り返ればかなり【TT】貫き奪う凶妹 ベティがコスト軽減して何度も盤面に現れていたように思える。
今までは異海アビィの何でフォースにする効果、もしくは覚醒元を意識して消すようにはしていたが、実は【TT】貫き奪う凶妹 ベティが絶対悪の可能性も出てきた。次回は試しに妹ベティを中心に狙ってみようと
思う。
当たり前のことだが、護界竜醒 ラストゼオレムも強いためとても厄介。
想甲ベティさえ倒せればパニッシャーが出せるようになるので、
倉敷世羅 Another<O>でラストゼオレム自体は簡単に倒せる。
出ているスクエアによってはIGで生えたゼクスで小突いて
相手の出方を伺うのもありか。
先攻取れなかったり、リソブ出来なかったゲームももちろんあったがなんとか勝つことができた。
レイドで除外から拾う際に先を見てプレイする必要があり1つミスで負けてしまったゲームもあったのでそこの練度上げが今後の課題か。
ほのめのリンクがTTと相性が良いためアノとリンクでTTの盤面を壊せば異海アビィの起動コスト+1も簡単に消すことが勝ちやすさに繋がっているのかもしれない。
新弾を混ぜた≪舞鬼≫との対戦。これは先攻で緑約束で次のターン置いて7まで持って行けたのでしたい動きをして勝利。
さて問題のペクティリス。対戦するのも初ということもあり何をしてくるかわからない状態。1-1ではありましたが、勝ったゲームは3ターン目
相手リソース白4緑1だったのでエイホートで緑リソ消して行動を阻害し勝利。もう1戦はしっかりと動いたペクティリスだったので悪戦苦闘。
ライフ1まで持っていっても回復されてしまった。反省点はもっと無理矢理点を取ることが必要だったのと、真夏フレスのプランの出しどころだったがあまり強く使えなかったという2点。ただその中でもいいプレイはちゃんとあり、天ノ川衣奈 Exceed Boost<N>が相手PSいて猫庭構え(1ゲーム目でサイベリアンが入っているのは知っていたため)の際に温存していたエイホートを投げ立っていた白1を消し、倉敷世羅 Another<O>の起動効果を消すというアクションができたのは良かった点であり、今後も使えそうな発見となった。
ペクティリス対面は相手もこちらもプレイに時間がかかるため大会ではあまり当たりたくはないと言うのが正直な感想だ。
しかし、対戦しておいて損のないデッキではあるため練習はしておいた方が良いだろう。
・最後に
今回はこの辺で筆を置きたいと思います。
これからは調整会で得たものをこのように日誌感覚で残していくようにします。
最初に書きましたがこのデッキをベースに当分調整していきます。
もしこの記事を見て少しでも他の頻伽使いの人の参考になれればいいなと思いますし、質問などあれば気軽にコメントやXにてリプライもらえれば答えられる範囲で答えますのでよろしくお願いします。
また、こんなカード良かったよ等あった場合にも報告お待ちしています。
イース杯も近くなってきたので調整会も大詰めです。
仙台のプレイヤーの方は不定期高頻度で調整会の募集をカトレアのXで突然かけたりしているので混ざりたい方は是非お声がけください。
初心者の方や迦陵頻伽を使ってみたいという方も大募集です。
ちゃんと時間を作るので安心してください!
ではでは次の日誌でお会いしましょう。
パニッシャー頻伽・作カトレア
カトレア(筆者)
フリー冊子の頃からゼクスしてる。
今は亡きチーム丘の上のメンバー。
Z/X日本選手権 東日本地区予選で30位。
アーク環境が楽しすぎるため最近完璧に復帰。
過去の実績なので雑にこんな感じ2015年のフィーユ杯のなんか優勝してたり、第1回きさら杯2位。他ちょこちょこベスト8。第20回フィーユ杯チーム戦優勝。
最近不定期高頻度で調整会やりがち。