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アジャイルってなんなの?

「アジャイルという単語はよく聞くけれど、未知なもの」という状態で、02/14(日)、アジャイルってなんなの?全体像を掴もうに参加しました。

参加する前の状態

アジャイルとは・・・
 小さく作って大きく育てるらしい
 スクラムを組むらしい
 参加メンバーはなんでもできなきゃダメらしい

薄くて浅くて、全部噂。まったくわかっていません。

要領よくなんでもこなす人が、「地道にコツコツにやるのも良いことだ」と言ったり、「真面目の中にちょっとだけ遊びの要素を取り入れると格段に良くなるよ」と言っても、ただの嫌味じゃないかと思うんです。

同じように、アジャイル開発している人が言う、「ウォーターフォールにも良いところがある」とか「ウォーターフォールにアジャイルを取り入れることもできる」というのも、上から目線のように聞こえていました。

高らかに「アジャイルソフトウェア開発宣言」しちゃうあたり、なんだかお洒落で一線を画している感じがします。
"agile"は"fragile"のスペリングの一部だから、儚くて美しいものに違いありません。
アジャイルに対して、少々拗らせ気味。

参加してみた

そんな私がアジャイルってなんなの?という、ふりかえり実践会主催の勉強会に参加しました。

一言でいうと、誤解が解けました。

アジャイルソフトウェア開発宣言はスノーバードで作られた

まさか、リゾートスキー場の合宿形式でアジャイルソフトウェア宣言が作られたとは思ってもみませんでした。
私には、新潟県のスキー場で4シーズン居候して共同生活していた過去があります。急に親近感。
ちなみに、私は仲間といろいろ語ってた気はするけれど、何かを宣言することなく下山しています。

「アジャイル」と「アジャイルソフトウェア開発」は別だった

「アジャイルは、ウォーターフォールにも取り入れられる」というのがすごく違和感だったんです。ひとつの手法でも完璧にできているとは言い難いのに、他の手法を混ぜていいの?と、思っていました。

「アジャイルは開発手法ではなく価値観だ」ということを聞いて、納得しました。
ウォーターフォールという開発手法に、アジャイルという価値観を足すことなら、どこの現場でもできそうな気がします。

アジャイルソフトウェア開発宣言の読み方が違った

アジャイルソフトウェア開発宣言には、「左記のことがらに価値があることを認めながらも」と明記されています。しかし、勝手に左記のことがらを悪・劣っていること・やらなくていいことだと解釈していました。
だって、「お菓子よりもご飯を」と言ったら、お菓子は悪でご飯が善っぽく聞こえるじゃないですか。

はじめて、英文のアジャイルソフトウェア開発宣言を読んでみました。
「xよりもyを」の部分が、英文では「y over x」だったんです。
ちゃんと、xも大事だよと認められた気がしました。

後日談

誤解が解けたところで「ここはウォーターフォール市、アジャイル町 ストーリーで学ぶアジャイルな組織のつくり方」を読んだら、かなりしっくりきました。

また、ふりかえりをもっと意味のあるふりかえりにしていきたいと思い、「アジャイルなチームをつくる ふりかえりガイドブック 始め方・ふりかえりの型・手法・マインドセット」を読んでいます。

リリース後に対象バージョン全体に対して「ふりかえりをする」ことから、いつでも「ふりかえりがある」状態にできたらいいなと考えています。


今まで書籍や勉強会のタイトルに「アジャイル」とついているだけで、私は違うだろう、無理かもと思っていました。
アジャイルソフトウェア開発をしていなくても、取り入れられる要素がたくさんあることに気づけた勉強会でした。