本2冊

この週末、本屋で選んだ2冊が、思いもかけず、自分のこれまでの長い人生での考え方を変えるような気がしてる。先日、大きな客船に乗る夢を見たが、潮目なのか。森博嗣の拘らないというエッセイと、定年後に通訳になった方の英語勉強法の本。後者は本の記載じゃなく、そこに書かれていたアドレスからブログを見に行って(たぶん今回の新装出版に当たって不適切なブログを全て削除したあとは見受けられたところで少し興冷め)。70歳まであと半年の時点で、老人と言われる年齢が近づいてきたと。へ?いくらなんでも69歳は老人では無いのだろうか? そこまでは美魔女を見るときの居心地の悪さ程度ではあったのだけど、老体に鞭打って異様に勉強しているのが、美しくないと思ったのだよ。そこまでしなくてもいいんじゃないかと。そんなに働いている自分が偉いのかと。優越感があるんだよな、同世代の隠居している元同僚やらと比較して。彼のお手本にする人が当時既に80歳を超えたような人たちっていうのも何だかなぁと。過去を振り返るに、私も、同世代の人たちにそう見えてたのかもしれないと、はっと気が付いたよ。そうして森氏のエッセイで、あまりにも私は職業に対して固定観念が強すぎているんだろうなとも。がらりと変えてみようかな。もう自分の意見とか無いように、ゆらゆらと適当に流されてみよう。無理をしても道理が引っ込むのだよ。

まずは、この半年、絶対に私のために座席表を書いてくれない部下に対して、態度を変えるか。穏便に。人生初めてのいわゆる発達障害が色濃く出ている人で、仕事が出来なさすぎる。そこそこ名の通った大学出身。チームリーダは当然無理だけど、チームビルディングも何も、そういう意識が無いんだよな。幼い。大昔、倉庫で段ボールの文字を見るのに私は床にしゃがみ込むのに、手に持っていたバインダーとペンが邪魔だったけれど置く場所が無く、定年間際の主任のおじいさんに少し持っててくださいますか?と手渡ししたら、思いっきり床に叩きつけられたのを思い出したけど、同じ類の人間だな。違いは私が上司であること。

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