東京競馬場データ

みなさんこんにちは!競馬予想をしていますかっちゃんです。さて今回は競馬場コース紹介第2弾として東京競馬場のコース、データ紹介をしていきます!

東京競馬場の概要

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東京競馬場は日本ダービーやジャパンカップをはじめ、数々のビッグレースが行われるスケールの大きな競馬場として有名です。

東京競馬場の開催は全5回1月末~2月(1回)、4月末~6月末(2回~3回)、10月~11月(4回~5回)開催日数は45日程度。年初開催は中山にゆずるがその後すぐに冬開催が行われる。1回の最終日にはダートのG1フェブラリーステークスが行われる。4月末頃に再び開催が行われ5月からはNHKマイルカップから、オークス・ダービーを挟み安田記念まで5週連続G1開催が行われる。秋競馬は10月から開催、秋開催は3歳古馬混合の天皇賞秋・世界の一流馬が一堂に会するジャパンカップと見どころのあるG1開催となる。

コースは左回りで、芝の1周距離は2083.1メートル(Aコース使用時)直線の長さは525.9メートル。幅員も最大41メートルと非常に広いです。コース形態としては1コーナーから向正面半ばにかけて高低差1.9メートルの長い下り坂が続き、その直後、3コーナーの手前には、高低差1.5メートルの上り坂が待ち受けると言うもの。 最初の坂を上りきった後は短い平坦部分を挟んで下り勾配が続き、4コーナーの手前からは再び若干の上り勾配に。直線残り460メートル地点から300メートル地点にかけては2つめの上り坂が設けられている。中山や阪神に比べると勾配自体はなだらかだが高低差2メートルに及ぶこの坂を上り切った後も、300メートル(函館・芝コースの直線の長さとほぼ同じ)走ってようやくゴールにたどり着く。コースを1周する間に“2つの坂”を上り下りするレイアウトは福島も同じだが、スケールは段違い、新潟などのローカル場と違い、カーブの半径がゆったりしている為コーナーでゴチャつく可能性も低い。さらに41mと言う広々とした幅員を生かしたA、B、C、Dの4コースの使い分けによって、馬場の傷みの分散化が図られています。様々な面から紛れの余地が小さく馬の能力がストレートに反映されやすいコース。直線も長いので逃げて逃げてそのままの展開や早め差し切り勝ち、まくり勝ちは少ないコースです。

ダートG1フェブラリーSなどが行われるダートコースは1周距離が1899メートル、直線の長さが501.6メートルと、正真正銘、日本一のスケールをほこります。バックストレッチとホームストレッチに2つの坂が設けられている起伏構成は芝コースと同じ。直線の上り坂の高低差は2.4メートルと芝コースを上回る。こちらも非常にタフなコースそれだけに新潟の外回りコースと同様、直線の末脚比べとなるレースが多いです。直線も長いので差し、追い込み馬の活躍が他場以上に目立つこと、まくりはあまり決まらないことも新潟・外回りとの共通項。逃げ切り勝ちや早めに動いて押し切るのは至難の業。ダートコースはフェブラリーS(GⅠ)の舞台となる1600メートルのみが芝スタート。

障害レースは固定障害の専用コースを使用して争われるが、年に2回の障害重賞である東京ジャンプS、東京ハイジャンプでは通常時より難易度の高い重賞仕様の障害(大いけ垣、大竹柵)が設置されます。

障害概要

1号障害 水ごう                                                       高さ1.2m 幅4.0m
(いけ垣1.0m、水ごう2.7m)

2号障害 グリーンウォール(人工竹柵)      高さ1.3m、幅1.35m
(竹柵0.7m)

3、5号障害 竹柵                                                    高さ1.3m、幅1.25m
(竹柵0.6m)

4号障害 いけ垣                                                      高さ1.4m、幅1.6m
(いけ垣1.1m)

6、7、8号障害 いけ垣                                          高さ1.4m、幅1.7m
(いけ垣1.2m)

9号障害 ハードル
(可動式障害)高さ1.2m、幅1.15m
(竹柵0.5m)

2、4号障害 大いけ垣                                             高さ1.5m、幅2.0m
(いけ垣1.5m)

3号障害 大竹柵 高さ1.5m、幅1.65m
(竹柵1.0m)

施工距離

芝コース

1400m、1600m、1800m、2000m、2300m、2400m、2500m、3400m

ダートコース

1300m、1400m、1600m、2100m

障害コース

芝、ダート3000m、3110m

行われる重賞レース

G3

根岸ステークス、東京新聞杯、クイーンカップ、共同通信杯、ダイヤモンドステークス、エプソムカップ、ユニコーンステークス、サウジアラビアロイヤルカップ、富士ステークス、アルテミスステークス、武蔵野ステークス、東スポ杯2歳ステークス

J・G3

東京ジャンプステークス

G2

フローラステークス、青葉賞、京王杯スプリングカップ、目黒記念、府中牝馬ステークス、京王杯2歳ステークス、アルゼンチン共和国杯

J・G2

東京ハイジャンプ

G1

フェブラリーステークス、NHKマイルカップ、ヴィクトリアマイル、オークス、日本ダービー、安田記念、天皇賞秋、ジャパンカップ

コース概要

1400m

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スタート地点は向こう正面の中間。3コーナーまでの距離は300mと短いが、急坂があるせいでハイペースになりにくいのが特徴。思い通りのポジションがとりやすい内側の枠に有利(特に1枠)な傾向がある。脚質による有利不利は少ない。東京競馬場はタフなコースであるがゆえに1400mでも1600mを走りきるスタミナが必要になってくる。マイラータイプが好走しやすいです。

1600m

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G1では安田記念、ヴィクトリアマイル、NHKマイルカップが行われるコース。スタート地点は2コーナーとの合流点。コーナーまで距離があり枠順の有利不利はほとんどない。スローペースにはなりずらく平均ペースからハイペースが多い傾向にある。直線が長いため差し、追い込み馬はいい脚を長く使える馬が好成績を残しています。3コーナーの入りに下り坂があり、コーナーで一息入れる事が難しい。結果的にスタミナをかなり要求されるので、中距離を得意とする馬が好走しやすい。一般的に速いタイムが出る高速馬場になる事が多く、スピード豊富でキレのある瞬発力を持つ馬が好走傾向。この傾向が顕著な開幕間もない時期は、先行した馬がバテずに粘り切るケースが多発。長い直線があっても、差し馬より逃げ・先行馬が狙い目になります。

1800m

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G2毎日王冠などが行われるコース。スタート地点は2コーナー中間のポケット。1~2コーナーの中間地点からのスタート。約150mほど進み向正面の直線に入ります。スタートからコーナーまでの距離が短いため位置取りがしやすい中枠の馬が有利な傾向にあります。逃げ馬が外枠に入ってしまうと不利になってしまう。約530mの長い直線が特徴で、途中に高低差2mの急坂もあり、差し・追込有利の最大要因になっている。一般的に速いタイムが出る高速馬場になる事が多く、スピード豊富でキレのある瞬発力を持つ馬が好走傾向。この傾向が強い開幕間もない時期は、先行した馬がバテずに粘り切るケースが多発。毎日王冠は、その最たる例。長い直線があっても、差し馬より逃げ・先行馬が狙い目になります。

2000m

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G1天皇賞秋が行われるコース。スタート地点は2コーナーから更に伸びたポケット地点からスタート。最初のコーナーまで距離が短く外枠馬や逃げ、先行馬は不利になりやすい。その為初めから飛ばしてかなり脚を使うか、内の馬が譲らない限り先行するのは厳しい。最後の末脚勝負の為、騎手が前半ペースを落とす事が多いのも傾向に拍車をかけている。2003年の改修工事により若干不利は少なくなった。

2300m

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主に3歳未勝利と新緑賞のみで使用されるコース。スタート地点は坂を登り切ったゴール前200m。下級条件戦だけな為道中スローからの直線上がり勝負がほとんどです。

2400m

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フルゲートは18頭。春季開催(重賞競走を除く)時は16頭。スタートは正面スタンド前から。スタートしてからゴール板を1度通過し、そこからグルりとコースを1周します。最初の1コーナーまでの距離は十分にあるので、枠順の有利・不利はほとんどない。全馬が力をフルに発揮できるコース形態になっている。長距離戦の部類に入る距離なので前半のペースはあまり速くならないのが普通だが、クラスやレースによってかなり異なる。例えば、同じGⅠ競走でも、日本ダービーやジャパンカップは、スタートから緩みないペースで進み、それがゴールまで続く。厳しい流れに乗りつつ、なおかつ速い上がりが要求される。逆にオークスや条件クラスでは、前半から厳しくなるケースは少ない。しかし、共通して言えるのは、結局は最後の直線での追い比べがポイントであること。逃げ・先行で押し切るためには、相当な力が必要だが、スタミナ豊富な先行馬は注意。勝てないまでも2,3着に残りやすい。

2500m

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目黒記念、アルゼンチン共和国杯が行われるコース。フルゲートは18頭。春季開催(重賞競走を除く)時は16頭。スタート地点は正面スタンド左の直線坂下。芝2400mより100m左側に移動しただけだが、坂の下からのスタートなのでゴールまで2度の坂超えをしなければいけないので数字以上にキツいコースです。そのため、この距離は大変スタミナを必要とするコースです。下級条件で組まれている番組は少なく、2つのハンデ重賞のために施行されているコースと言っても過言ではないです。
1コーナーまでの距離が長いので、逃げ・先行馬はどの枠に入っても主導権を取りやすいが、逃げ切るのは容易ではない。前半は中団以降で脚を溜めて、最後の直線で強烈な末脚を温存できる馬が強いコース。しかし、単純な瞬発力勝負ではなく、消耗戦での末脚勝負。血統的にもスタミナを有する重めの長距離血統が強いです。

3400m

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フルゲートはA~Cコース18頭、Dコースは16頭。春季開催(重賞競走を除く)時は16頭。スタート地点は向正面真ん中付近。最初の3コーナーまでの距離は約250m。広い東京コースを一周半弱します。重賞のダイヤモンドSでのみ使用されている特殊な舞台。同レースは以前は芝3200mで行われていたが、改装工事に伴い、現在の条件になった。したがって、レースのサンプル数が極端に少なく、傾向が読みづらい。3000m以上の長丁場なので、普通は超スローペースの上がり勝負になるが、時々淀みない動きになります。展開は出走メンバーやジョッキー同士の駆け引きに左右される面が特に大きいです。展開に限らず言えることは、差し馬が有利であること。過去のダイヤモンドSを見る限り、終いのしっかりした馬が好走している印象。極端に速い上がりは必要ないが、平均的な脚を長く持続できる馬が強い。

ダートコース

1300m

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フルゲートは16頭。スタート地点は向正面半ば付近。3コーナーまでの距離は約340mあり、芝同様にスタート後まもなく緩やかな上り坂が待ち構えている。1300mというのは特殊な距離。JRAの全10場のコースの中でも、この東京ダート1300mしかない。予想の際には、以前に施行されていた1200mと同じように考えるのがベスト。1400mに強いマイラー気質のある馬よりも1200m以下で力を発揮するスプリンターに向くコースです。脚質的には先手を奪える馬が圧倒的に強い。一般的なダートの短距離戦と同じような考えでいい。最後の直線は長いが、差しがズバズバ決まることはない。ハナを切った馬は約50%の確率で3着以内に入る。ただし、逃げたい馬が揃うレースなので、何が逃げるかを読み切るのは容易でない。

1400m

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G3根岸ステークスが行われるコース。フルゲートは16頭。スタート地点は向正面右。1300mのスタート地点からそのまま100m下がる。わずか100mの違いだが、1300mとはまったくの別物。スプリンターに向いた1300mに対して、明確に距離適性が問われる。スタート後、3コーナーまで約400mも距離があり、まずはこの地点でペースがグンと上がる。3〜4コーナーでもスピードは緩まずに、スタート後の600mが特に速くなるのがこのコースの特徴。しかし、前半の主導権争いでひるんでいては勝負にならない。基本的には逃げ・先行が強いコースなので、特に下級条件は先行力が1番のポイント。クラスが上がると差しも決まる。唯一の重賞が組まれている根岸ステークスは、差し馬の好走が多い。しかし、その場合でも馬群の大外を回らされる馬が厳しい。中団の馬群の中で脚を溜め、できるだけ距離ロスを防いでいるシーンが多いです。いかに距離ロスを防ぎながら走るか騎手の技量、馬の能力の見せ所です。枠順の有利不利は少なく、脚質、メンバーによって変わってきます。

1600m

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ダートG1フェブラリーSが行われるコース。フルゲートは16頭。東京競馬場ダート1600mは、東京芝2000mと同様にしばし物議を醸すコース設定。2003年にコース新装が行われたが、前者はその状況が是正されなかった。いまだに抱える欠陥要因は、スタート地点。2コーナー奥の芝部分からスタートすることになるのだが、脚をすべらせてダッシュがつかないことがある。また、内枠と外枠とでは芝を走る距離が違うが、あるトップジョッキーの話だと、その点はあまり関係ない(騎手は気にしていない)ようだ。むしろスタート地点そのものに問題があり、芝が得意でない馬にとっては不安材料なのだ。まずはスタートで好発をできるかが勝負の分かれ目。出遅れたらほぼ終わり。致命傷になる。ダート戦なので基本的には逃げ・先行が有利だが、1300mや1400mに比べて数字はガクンと落ちる。中団からの差し馬も互角で、最後は決め手勝負になる。

2100m

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フルゲートは16頭。スタート地点はスタンド前中央付近。ダート戦では長距離に分類されるが、コーナーを4度しか回らないコースなので、他場の1700m~1800mとそれほど大きな違いはない。
 しかし、スタミナは必要で得意・不得意の差が出やすいコース。まずは、いかに距離ロスを防いでスムーズに先行できるかがポイント。最初の1コーナーまでは約230mしかないので、スタート直後の攻防は激しくなる。多頭数の大外枠を引いた場合は、非常に厳しい。2コーナー過ぎまでには隊列は落ち着き向正面へ、ここはペースダウンするところで、折り合いを欠いてしまうと最後まで持たなくなる。前半のペース次第だが、全般的には逃げ・先行馬が有利。東京コースではマクりも利きにくく、芝のレースと違って後方で脚を溜めて、最後の直線で爆発というタイプの馬も少ない。芝から転戦してきた馬が、稀に凄い脚を使って追い込んでくる程度です。

障害コース

3000m(直線ダート)

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主に未勝利戦で使用されるコース。スタート地点は2コーナー出口から。3100mから100m前に行ったコース。枠順の不利はあまり無い。スタート後直ぐに3つの連続障害が待ち受ける。その為バランスを崩すと立て直すのはかなり難しく障害上手な馬を選びたいところ。最終障害飛越後は障害が無くダートコースまでに良い位置にいれば差しが決まるコースでもあります。

3100m(直線ダート)

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スタート地点は2コーナー出口付近。スタート後すぐにカーブがあるので若干外枠は不利。障害を12回飛越するコース。飛越のスムーズさ(巧みさ、高さ、飛距離)だけでなく、連続障害を全てスムーズに超える技術(飛越のリズム、障害間の完歩の合わせ)なども要求される、見た目以上に難易度の高い障害コース。その為1つ飛越を失敗すると自ずと他の障害に影響がでます。障害自体は生け垣、竹柵、水濠障害、グリーンウォールのみとバンケットの様なトリッキーな障害は無いです。終盤は障害が少なく逃げ馬は若干不利になります。コーナー途中に障害は無いので比較的障害経験が少ない馬にもやさしいコース。

3110m

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東京ハイジャンプ、東京ジャンプステークスなどオープン戦が行われるコース。スタート地点は2コーナー途中から、障害を12回飛越するコース。最後の直線は芝コースになるが竹柵障害が待ち受ける為スピードはあまりつけにくいコース。東京ハイジャンプでは正面スタンド前の2つの生け垣、竹柵障害は東京ハイジャンプ仕様の難度の高い障害に変更されます。

今回は以上になります。是非馬券検討にお役立てください!

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今回はまぁ時間かかったよ。






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