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じぃじが公園で骨折してしまった時の息子4才の対応
先週、父が骨折してしまった。
保育園のお迎えに行ってくれた帰り、公園で息子4才と追いかけっこをしていたら、砂場付近の足もとが不安定な場所で体勢を崩してしまったそうだ。倒れた先には遊具の角があり、全体重の負荷が遊具にぶつかった腰に集中した。
病院嫌いの父がさすがに自分から行ったほどの大負傷の診断は肋骨骨折。知らなかったんだけど、肋骨は折れてしまってもコルセットをつけて湿布を貼り、安静にしている他特別な治療ができないらしい。
父は趣味でフルマラソンを何度も完走していて運動神経が良いので体勢を崩したとっさに受け身を取れたことが功を奏したらしく、(それでもバッチリ骨いってるんだけど)、
本当に打ち所が悪ければ腰椎や脊髄にもダメージを受けていたかもしれず、大事に至らなくて本当によかったと神様と、父の反射神経に感謝しています。(いや、バッチリ骨いってるんだけど)
二週間は痛みが引かないそうで、今は鎮痛剤を飲んでとにかく安静にしています。
転倒した時、吐き気をもよおすほどの痛みに父が声も出せずうずくまっていると、追いかけっこをしていた息子4才が(これはただ事じゃない)というのを察してすぐに駆けつけ、
「じぃじ!!!じぃじ大丈夫!??じぃじ!!!!」
と何度も呼びかけたそう。なんとかジェスチャーで大丈夫と伝えようとするも、あまりの痛みで返事をすることのできない父を見て、
「だれか呼んでくる!!!!!!」
父の倒れた遊具の近くには誰も人が居なく、必死にあたりを見回して数十メートル先にいる女の子とお父さんの親子連れを見つけて走り出した息子。
かなり距離があって、倒れている父には会話の内容は聞こえなかったけど、真剣な顔で一生懸命父の倒れている方向を指さしたり、腰を押さえたり、身振り手振りで事情を説明している様子が見えた、と言っていた。
女の子のお父さんはすぐこちらに向かってくれたけど、その頃には父はなんとか起き上がることができ、まさか骨までいっているとは思わず、ひとまず大丈夫ですと、丁重にお礼を言って息子と二人で帰宅。(バッチリ骨いってたんですけどもね、3回目)
父がこの話をしてくれた時、「あの時は痛すぎてそれどころじゃなかったけど、あの時の光景を思い出すと泣けてきちゃうよな」と言っていて、話を聞いた私も泣きそうになった。
家族の非常事態、普段自分を守ってくれているじぃじが倒れたという時に、4才児としてこれ以上適切な行動はなかったと思う。
考えたくないことだけど、例えば父が何かの発作で完全に意識をなくし、一刻を争う状況だったとしても、息子のSOSに応じて下さった親子連れのお父さんは、きっと救急車を呼んでくれたはず。これは立派な人命救助だ、と思った。
その日は家族みんなで不運な父をいたわりつつ、スーパー大ヒーローは息子という感じで家族みんなから「本当にすごい」「立派だった」「なかなかできることじゃない」「完璧だった」と称えられた息子は全然照れることなく、
「🍣えらかった!!!???」とエッヘンの顔で胸を張り、同じ話を何度も要求してきてそういうところもまっすぐでかわいかった。
母が、4才の小さな孫に向かって丁寧に頭を下げ、「🍣、ばーちゃんの大切なじぃじを助けてくれてありがとう」と言っていたのも泣きそうになった。
今回の出来事で、息子の立派さと同時に、『二人で外にいる時に大人の方が倒れる』という、考えてみれば絶対にあり得る事態を、考えたくなさすぎて息子に説明できていなかった自分にも気付かされた。考えたくないからと言って逃げていい話題じゃなかったのに、無意識のつもりで意識的に、可能性を遠ざけてしまっていた。
そういう私の弱さのせいで息子はぶっつけ本番で大ピンチを迎えてしまったわけなんだけど、本当にこれ以上の正解はなかったという100兆点満点の対応。本当になかなかできることじゃない。
自分が4才だったらと想像すると、多分父から「だれか呼んできて」と『指示を出される』か、父が完全に意識を失って反応がなくなるか、周りの大人が気づいて駆けつけてくれるまで、ずっと「大丈夫?お父さん大丈夫?」とおろおろ父の側を離れられなかったと思う。
息子の将来の夢は、「めっちゃめっちゃおっきいの、ムキムキの消防士さんになって、みんなを守る!!!」ということ。
彼なら絶対に、その夢を叶えられると思う。
↓というかっこいい感じでnoteを終えようと思ったのですが、私がピコピコMacBook Airに向かって作業しているのをみて母ちゃん何してんの!母ちゃん!母ちゃんこれなんて書いてあるの!!と3億dBの声で飛び回っていた息子から最後に一言もらいます。
お」:;fdsq
以上、かたゆまちゃんと🍣でした!
またね!!バイバイ!!!!!!
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