想像ボジョレー

毎年11月の第3木曜日に解禁となるボジョレー・ヌーヴォー。今年は一昨日が解禁日でした。 

毎年、ボジョレーの解禁日とバレンタインデーを死ぬほど楽しみにしている俺。10月も終わりに近づき、夜なんか少し肌寒くなってくるといよいよ落ち着きがなくなってきます。「ボンゴレ」とか「オコジョ」とか聞いただけでもボジョレーを連想してしまって涎が溢れ出てきます。 

「ボジョレー・ヌーヴォーなんか美味しくないよ!」とおっしゃる方もいますが、確かにその通り。でもこちとら江戸っ子でぃ。初鰹と一緒で、味は関係なくて誰よりも早く飲むことに意義があるんでぃ。

今年はギロッポンにある行きつけのダーツバーにて解禁を待つことに。ボジョレーの解禁に関しては厳しい決まりがあるので、木曜日の0時になるまでは例え1秒前でも開けることも飲むことも想像することも許されないのです。 

水曜日の22時ぐらいからダーツを楽しみつつ解禁を待ちます。この日はダーツの調子が極めて良く、ガターを一回も出しませんでした。1ゲーム中にターキーを二回も出したりして、なんと200点越え!パーフェクトも夢ではなかったですよ、本当に。やっぱり軽めのボールを選んだのが良かったみたいです。それと監督の采配。あと実家の母ちゃんの応援ビデオレター。

マイボールを鞄にしまっていると、店内に『ラ・マルセイエーズ』が大音量で流れました。午前0時を迎えたのです!あちこちから「トレヴィアン!ボジョレー!」の掛け声が上がります!マブダチのヒルズ族IT系社長達や親しくしてるパリコレモデル達、ホノルルマラソンの参加者達も大はしゃぎ! 

そして早速始まったボジョレーパーティー。まずは定番の“ボジョレー飛ばし大会”から。これは口に含んだボジョレーをどこまで遠くへ飛ばせるか競うゲームです。誰かがあなたの顔めがけてボジョレーを吹きかけてきても怒っちゃ駄目。それはあなたに“ホの字”、いやさ“ボの字”のサインなのだから・・・。今年は小生、残念ながら誰にも吹きかけてもらえませんでした、トホホ・・・。そのかわり、6m80cmという高記録を出してめちゃくちゃ大きいゾイドをゲットしたので大満足!サーベルタイガーですぞ! 

次は大人気企画、“ボジョレー脳天かち割り大会”!これは読んで字の如く、ボジョレーの入ったボトルでひたすら他人の頭を殴りまくるだけの簡単なゲーム。今年は小生、白のボジョレーでぶっ叩かれて、赤の血を噴き出しちゃいました!気分はもうロゼ!『ロゼと虎と魚たち』!これにはIT社長もたまらずもらい泣き。「あ、痛て!(ア、イティー!=IT!)」、なんちゃって!友情がさらに深まりました。 

ここでマスター特製、美味しいチヂミとサーターアンダギーが焼きあがりました。俺も差し入れでチューペットを大量に持ち込んでいたので、皆に振舞いました。ここでマスターの弟が誕生日であることが発覚!男達は皆フンドシを締め上げ、弟を裸神輿でワッショイワッショイ!ビバ・ラスベガス! 

担がれ酔いで隅っこで吐いてる弟さんを横目に、最後は全国共通、大ウノ大会だいっ(いつの間にか相原勇さんが来てくれてました)!ここで小生、一番最初に上がったのに「ウノ!」を言い忘れていた事が発覚!トップから一気にビリへとまっ逆さま。“中森明菜の『デザイア』状態”を味わう羽目に・・・。商品もパジェロをゲット!の筈が、パーフェクト野球盤になっちゃいました。しかもこれ、まだ『阪急ブレーブス』になっとるわい・・・。 消える魔球は練り消しがこびりついてて開かないし。

店から出る頃にはもうとっくに朝。通り掛かった流鏑馬に登校途中の小学生達と同乗しました。まだ飲み足りなかったので、ヨーカ堂の屋上で金魚掬いをしながら粉ジュースがぶ飲み。そんでようやくお開き。

大満足の一日だったけど、お土産の崎陽軒のシュウマイ弁当をどこかに置き忘れてきてしまった・・・。飲み過ぎには要注意ですな! 

あっという間に終わってしまった今年の解禁日。「来年は石井さんと一緒に行ってみたい!」という人がいたら、どんどん連絡下さい。本当に楽しいですから!

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