おさしづ研究note

自らの覚書として天理教原典「おさしづ」を研究するnote。研究とは「物事を学問的に深く…

おさしづ研究note

自らの覚書として天理教原典「おさしづ」を研究するnote。研究とは「物事を学問的に深く考え、調べ、明らかにすること。また単に、調べること」である。※※本noteは、読んでもらうことを意図しておらず、あくまでも個人的なnoteです※※

記事一覧

おさしづの編纂、公刊について

『おさしづ』には、個人や教会などによって私的に編纂、出版されたものと、教会本部から公刊されたものがある。教会本部から公刊されたことによって、明治20年から明治40年…

教義講習会

教義講習会は、昭和3年10月28日から11月1日まで開催された「おふでさき講習会」を第1回として、16回までが通番を付されて開催されている。 第2回教義講習会(おさしづ講習…

明治二十六年六月十九日 平野トラ身上願②

『郡山大教会史』の他に、「平野トラ身上願」に関して触れている解説書を調べてみると、下記の資料が見られる。  ①桝井孝四郎『おさしづ語り草 下』157・172頁  ②深…

明治二十六年六月十九日 平野トラ身上願

さあ/\尋ねる事情/\、身上どういう事であろう。こんなもの尋ねるまで。心得んから尋ねる。尋ねば諭そ。日々という。遠く所より又年の寄らん者一寸や。若い者寄り来る処…

「『おさしづ』の意義」を読む①

「『おさしづ』の意義」とは、中山正善・二代真柱様の著書『火水風 ー二代真柱教義講話集ー』に収められている一文である。「出版にあたって」(ⅱ頁)に、次のように説明…

天理教原典学特講Ⅲの講義ノートより

おさしづ(お指図) 広義:教祖を通しての親神の教示すべて(天保9年〜明治40年)※その内、明治20〜40年は本席・飯降伊蔵  教義:三原典の一つ(「おさしづ」「…

おさしづの編纂、公刊について

『おさしづ』には、個人や教会などによって私的に編纂、出版されたものと、教会本部から公刊されたものがある。教会本部から公刊されたことによって、明治20年から明治40年までのおさしづのお言葉の全体に触れることができるようになった。

原典としての「おさしづ」公刊に際しては、一言半句たりとも親神様のお言葉以外の言葉が混じってはならず、教会本部にて保存されていた筆録保存されたものの検討には慎重を期されてい

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教義講習会

教義講習会は、昭和3年10月28日から11月1日まで開催された「おふでさき講習会」を第1回として、16回までが通番を付されて開催されている。

第2回教義講習会(おさしづ講習会)
昭和3年秋の「おふでさき」についての講習会についで、「おさしづ」についての講習会が開催された。昭和4年7月27日から同31日までの5日間を第1期とし、8月2日から同6日までの5日間を第2期として、それぞれ地方別に1万名に

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明治二十六年六月十九日 平野トラ身上願②

『郡山大教会史』の他に、「平野トラ身上願」に関して触れている解説書を調べてみると、下記の資料が見られる。

 ①桝井孝四郎『おさしづ語り草 下』157・172頁

 ②深谷忠政編『教理研究 事情さとし』54頁

 ③高野友治『おさしづ物語』174頁

 ④澤井勇一『おさしづを読む』148頁

 ⑤安井幹夫『今日は晴天、今日は雨』192頁

①②③については、どれも青年を仕込むことについて解説してい

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明治二十六年六月十九日 平野トラ身上願

さあ/\尋ねる事情/\、身上どういう事であろう。こんなもの尋ねるまで。心得んから尋ねる。尋ねば諭そ。日々という。遠く所より又年の寄らん者一寸や。若い者寄り来る処厄介、世界から見れば厄介。なれど道から厄介ではない。道から十分大切。道は遠かろが言わん。たすけ一条と言う。これ聞き分け。十のもので九つ半大切して、半分だけ出けん。十のものなら半の理で九つ半まで消す。よう聞き分け。喜ぶ者は少ない。成る事情いん

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「『おさしづ』の意義」を読む①

「『おさしづ』の意義」とは、中山正善・二代真柱様の著書『火水風 ー二代真柱教義講話集ー』に収められている一文である。「出版にあたって」(ⅱ頁)に、次のように説明されている。

「おさしづ」の意義 / 『おふでさき』と共に『おさしづ』が発刊され、その第一分冊が昭和二年十月二十六日に発行、以後順次発行されて、六年六月二十六日の第三十三分冊の発行をもって完成したが、この発刊に伴い、四年七月二十七日から三

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天理教原典学特講Ⅲの講義ノートより

おさしづ(お指図) 広義:教祖を通しての親神の教示すべて(天保9年〜明治40年)※その内、明治20〜40年は本席・飯降伊蔵

 教義:三原典の一つ(「おさしづ」「おさしづ本」)。明治20年1月4日〜40年6月9日にわたり、主に本席・飯 降伊蔵の口を通して啓示され、書き残された親神(教祖)のお言葉