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【感覚を学ぶ練習】


前回、スウェーデンが生んだ天才

プレーヤーワルドナー選手のことに

ついて、書かせてもらいました。


少し、続きを書いてみたいと思います。


始めて彼を見たのは、

記憶だけで書いていますので、

正確ではないかもしれませんが、

1983年の東京で開催された世界

選手権の前だったと思います。


ソウルオープンが行われ、その足で来日

したと記憶しています。


「天才少年が来ている」ということで、

練習していた川鉄千葉体育館(当時)に

行きました。


川鉄千葉には、糠塚選手がいました。

斉藤清選手と何度も全日本の決勝を

戦った選手で、前陣速攻の第一人者でした。


何人かの日本選手とゲーム練習をしたと

記憶していますが、身体はまだ小さかった

のですが、ボール捌きがたくみで相手を

翻弄していました。


多分、15、6歳だったと思います。


話は飛んで、1985年のイエテボリの

世界選手権のことを紹介しましたので、

翌1987年のインドの世界選手権について

紹介します。


インドは、水と食事が合わない選手が続出しました。

スウェーデン選手は、団体戦の決勝前に体調を

崩し、アペルグレンが帰国していると思います。


中国選手団は、料理担当のスタッフが同行し、

食事を作っていたように記憶しています。


男子団体決勝は、中国とスウェーデンの対戦と

なりました。


しかし、ワルドナーは体調を崩していて、決勝の

舞台には登場しなかったと思います。

また、アペルグレンが帰国していましたので、

記録を確認していませんが、リンド、カールソン、

パーソン?だったかなと思います。


ワルドナー抜きのスウェーデンですから、結局、

中国が優勝しました。


1日オフで、個人戦が始まりました。

体調を崩していたワルドナーの様子が心配でしたが、

元気に姿を見せ、勝ち進んでいきました。


決勝は、江加良(中国)でした。

表ソフトの速攻選手でクレバーな戦いをします。


体調が悪かったという素振りも見せず、バックハンドの

強打を連発し、ワルドナーのペースで試合は進みました。

4-1か、4-2でワルドナーが勝ってもおかしくない

流れだったのですが、試合巧者の江加良は、調子のよい

バックをさけ、ボールをちらしてペースを乱し、

次第に流れを引き寄せました。


最初だけ見れば、ワルドナー優勝の雰囲気でしたが、

結局、江加良が2連覇を遂げました。


この時の印象は、前陣でのバックハンド強打が

面白いように決まり、オールラウンドプレー

プラス強打もできるワルドナーという感じに成長

していました。


以下 続く。

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【感覚を養う練習】1

卓球は、感覚のスポーツである。

と言った人がいます。


また、ワルドナーは、卓球で一番大事なことは、

フィーリング&コンフィデンスといいました。


ニッタク在籍当時、ワルドナーの

「フィーリング&コンフィデンス」という

書籍を作らせていただきました。

懐かしいです。


「感覚」と「自信」ということです。

まさに彼はその通りのプレーを最初から引退する

までしていました。

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≪ボールタッチを学ぶ≫

サッカーのリフティングと同じ要領でボールを

真上にトスすることで、ボールタッチを学びます。

フォアから始め、次にバック、慣れてきたら、

フォア、バックを交互にやっていきます。


また、少し高く上げて、タッチの加減を学びます。

ラケットの面だけではなく、ラケットの側面を

使ったり、グリップの部分に当てたり、足の間を

通したり、背中側でやってみたり、遊び感覚で

やってみましょう。

また、ラケット面でピタッと止める練習もおススメ

です。

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