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LOVE

きっかけとか巡り合わせとかって、不思議だなぁと思うことがありますが、そういうのってずいぶん時間が経ってから、あれはもしかしてそういう事だったのかもしれないなぁ…と、気づくものですよね。

家にいる生活になって、再びくる日もくる日も針と糸を手に刺繍をしていますが、そもそも刺繍を始めたのは15〜16年前です。

長男が小学生になり、次男も3歳になり、少し子育ての余裕が出てきたことと、偶然、ネットで海外の素敵なチャートを目にしたことがおそらく刺繍を始めたきっかけでした。

けれども、今思うともっと前に私が刺繍に手を伸ばす布石が置かれていたのかもしれない…と、最近思いました。

ロサンゼルスオリンピックの時、私は高校生でした。夏休みを利用して、初めてアメリカに行きました。夏休みの間、L.A.にホームステイをしていました。

はじめての海外、しかも、オリンピックイヤーの時だったこともあり、見るもの聞くものすべてが刺激的で、ほんとうに色々な経験をしました。日本人としてのアイデンティティを考えたり、将来についても考え始めたり、私の人生の中での大きな出来事でした。

日本に帰るときに、ホストファミリーがこのLOVEという文字の刺繍を持たせてくれました。それ以来、もう何十年もずっと大事にしていて私と一緒に時を過ごしています。
ずっと、目に入るところに置いてあって、結婚した時も一緒に持ってきたものです。


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ずっと、この刺繍を見てきていたから、刺繍をするように導かれたような気もするし、何かを判断する時にいつも「そこに愛はある???」と、いう問いかけがわたしの中にはあって、私の軸になってきたような気がするのです。

あまり、意識したり考えたりしたこともなかったのですが、たまたまこのnoteに最近ステッチした刺繍のことをアップしてみて、長い間私の手元にあったこの刺繍に想いが巡りました。

愛は繋がっています。笑




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