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花の香り

やる事は山のようにあるのだけれど、どうにもやる気が起きなくて昨日はずっと本を読んでいました。

最近、買った本。

花松あゆみさんのイラストがこれまたすごくかわいいのです。

コロナな世界になって、人間はとてもアタフタしているけれど、植物は何も変わらず静かにエネルギーを発していてくれるようで、前にも増して癒されたりパワーをもらっている今日このごろ。
そんな中、とくに植物の持つ香り成分や薬効がとても気になり出していてそんな本を買いあさっています。

読んでいて、いろいろと(へぇ〜)と思う事がたくさんありました。
植物の学名の記述もあるのですが、よく知られている花の名前とはちがう学名がどんな言葉を由来していて、それはギリシア語由来だったり、ラテン語由来だったりケルト語由来だったりという説明もとても興味深かったです。

香り成分についての記述を読むと、例えばバラとスズランは主な香り成分が「シトロネロール、ゲラニオール、リナロール」などという同じ成分が含まれているのですが、含まれている量や割合で違う香りになっているなんて、宇宙の采配なのか神様の采配なのかその匙加減がなんとも不思議です。

多くの植物が香りで自分たちのからだを守ってるいることはとてもすごい事で、例えば、トマトが蛾の幼虫に葉を食べられた時に、食べられた葉がとくべつな香りを発して周りのトマトの株に知らせるのだそうです。(まさに、テレパシー!)
その香りで、まわりの株は蛾の幼虫の成長を妨げるような物質を作って我が身を守るのだそうです。
そういった香りでの不思議な伝達能力がある植物はトマト以外にもいろいろあるようで、そんなこと今まで知らなかったです。
わたしの知らないところで、すごい事が起きてるんですね!

他にも、クチナシは元は香りがない花で、歌のヒット後に甘い香りが改良されたとか、(へぇ〜ボタン!)イチョウは約2億年前に中国で生まれ、約1億年前には十数種が栄えていたのに、その後の氷河期を超えて生き残ったのは一種類のみの今のイチョウだけになっているとか、他にも初めて知った事がたくさんありました。(へぇ〜ボタン連打!)

植物には薬効があるものや香りに癒し効果があるものもたくさんあるので、もっと樹木や植物に近づいていって、このちょっと落ち着かない世の中を心穏やかに乗り越えていきたいです。

そんなの、気休めって思われてしまうかもしれないけれど、私は、まぁまぁ本気です。笑





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