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省エネコミュニケーションした弊害



わたしはこれまで自分が割と社交性があるタイプの人間だと思っていた。

初対面の人と喋るのに全く抵抗ないし、いろんな価値観を知れるのでむしろ好きだった。


それがこの一年くらいで一転。


当たり前の事だが、縁もゆかりもない新潟に来たら職場、美容室やネイルサロン、社会人サークルなど、何を始めるにせよ、全ての方と初めまして。


お互い手探りの会話から始まって、わたしの出身地の話とか新潟のおすすめの場所とか、他愛もない軽薄な会話で終わる。そこから関係性は大して深まらない。


環境のせいではない。わたしが深めようとしていないのかもしれない。


新潟に来てすぐ、ひょんなことからプライベートで仲良くしてくれる友達ができた。一緒にドライブしたり、飲みに行ったりもして楽しかった。

でも、どこか気を遣って自分が出せずにいたのだ。出会って間もないし、どこまで距離を詰めていいものか分からず、相手の顔色を伺いながら話す事もしばしば。

最終的にそんな自分に疲れてしまって、また遊ぼうねのやりとりを最後に、連絡を取らなくなって疎遠になってしまった。



この一年、新たな人と関わることが楽しい<疲れるになってしまい、無理するくらいならと、人との関わりを超省エネモードにして過ごしていたのだ。



そしたらどうなったか。


友達が少ないのはおろか、肝心な時に上手く喋れない(表現が適切か分からないが)コミュ障になってしまった。仲良い友達でさえだ。


言いたいことがその場で出てこなかったり、頭にはあっても上手く組み立てて喋れなかったり、、初対面の人に対しては以前に比べてかなり緊張するようになってしまった。仲良くなりたい気持ちに相反して、だ。


無意味な会話をしないことがストレスフリーと思ってた自分が、上手く伝えられない事でストレスに感じるようになるとは思いもしなかった。



転職したせいもある。接客・営業職から完全なる事務職に転換した事で、コミュニケーションスキルがさほど求められなくなったのも要因な気がする。

正直事務の仕事は自分のペースでできるし、段取り良くこなせば毎日定時で帰れるし、楽だ。けれど楽しくもない。
営業は大変だったけど、得られたものも多かったなぁと思うと、仕事の方向性も今一度考えねばと思う。




転職するかどうかはさておき、とにかく今はリハビリが必要だ。

そもそも人と合うかどうかなんて、会って話してみないことには分からない。
一見苦手だと思っていた人も実は自分と似た考えを持っているかもしれない。

そういう意味では今まで避けていた苦手な人と雑談を楽しむことも、いい練習になりそうだ(おそらくプライベートで会うことはしないが笑)

まずは身近な人に興味を持つことから始めようと思う。髪切ったとかそういう少しの変化に気づいて、話しかけてみるとか。



今のわたしは、人脈が多い方がいいとは思っていないし、人と関わることへのモチベーションがすごく高い訳ではないけど、

上手く喋れないことに危機感を感じたので、自分を出して変と思われてもなんぼ!嫌われたら仕方ない!くらいな精神で、もっと臆せず人と関わっていこう思いましたとさ☺︎

無理はせず、ぼちぼち。

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