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芸術療法 byハウシュカシューレ Sep.2023 マルク

同じモチーフを、濃く、淡く、更に淡くして3枚続けて描く。
そう展開していく中で、わたしが何を捉えようとしているのかが、あきらかに変化していくのがとても面白かった。
視覚的な変化から、見ているものが変わっていくと同時に、気づけば身体もふわっと緩んでいた‥。

1枚目
原画通りの濃さで描く

描きやすい
カタチに、目がゆく
かたい、前のめり

2枚目
先程より淡く表現する

印象を捉えようとする
色の境界に目がゆく

3枚目
さっきより更に淡く
わかるか、わからないか程度に。

そこに流れていたものを描く
もはや、カタチや線は見ていない
エーデルを描いている気がしてくる
描いていて心地良さを覚えた


普段、乗馬をやっていて馬が身近にいるので、逆に描きながら、興奮する自分がいました(笑)

マルクが、この景色の中で、馬の躍動感というより、自然と、馬とが溶け合う様を、どんな風に眺めていたんだろうか?

そしてこの色彩‥
最初は全くわからなかったけど、最後に、そこに流れる生命・エーデルを描いている気になったとき、あの色彩って‥自然の命そのもの?と、想像の入り口が見えた気がしました。

こういうプロセスもあるんですね。
楽しかったです。

濃いから→淡い、どっちかだけでは分からない、普段慣れてしまっているところを、意識できたのもよかったです。

マルクの生い立ち、作品、これらも興味深く、これからリサーチしてみます。

ありがとうございました。

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