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粘土 レリーフ mar.2023
粘土/レリーフの模倣
![](https://assets.st-note.com/img/1679290673098-vShOF0Z4X6.jpg?width=800)
無心に指先を動かしました。
人間の手の、指先のすごさにも驚愕しつつ。
同時に、やっている自分を淡々と観察する自分もいました。
どんな気持ちで祈っているのか‥
この表情の奥にはどんな感情があるのか‥
やまらかな天使のようなシルエット‥
対して、ひざまずき何を乞おてるのか‥
苦しみを帯びたかのような思い‥
もっともっと、数々のことが浮かんでは、対話ををしつつ、指先を動かすひととき。
この陰影となっているところには、どんなものが潜んでいるのか‥想像を働かせると共に、このひと彫り、ひと彫りに、作りて手はどんな思いを込めたのか。
そういうところに、入り込んでました。
さあそろそろ終わりと立ち上がると、あら、細部に入り込みすぎて、わたしが感じたこのレリーフの魅力が現れてないなとも思い。もう少しだけ、指先で全体を揉んでいきました。
終えると、集中を果たした疲れと、農作業の後のような重い疲れとで、お腹がペコペコに。
模倣って、真似るに留まらず、その作品の根源的なところまで至る旅のようで、このレリーフに感じた祈りのようなものを、やりながらずっと感じました。
![](https://assets.st-note.com/img/1679290488349-adeYjbRk3l.jpg?width=800)
祈りの表情が、どうみてもわたしの雰囲気に。
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