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ゲーテ色彩論・あか    赤から青へJan.2023

カーマインを心ゆくまで味わってみる。
お腹の中の温度のように。 
赤をただただ眺めていると
色彩の赤と、わたしの中を流れる血の色とが
ひとつなんだと思った瞬間
とっても温かい命の色を感じた
どこか懐かしい、確かな温かさ

ぬらし絵の中で学ぶ

ウルトラマリンの青を落とす。1滴、2滴‥
内に何を感じるのか、丁寧に受けとる。

青を広げていくと、調和を感じる瞬間がやってくる。響き合う時間だ。2つの色が出会い無数の色が生み出されていく。
何度でも何度でも生み出される色‥
あぁ、この世界は無限なんだ。その調和の世界に生きているんだと、内から湧き上がってくる。
筆のリズムが、命のリズム、呼吸のリズムのように思えた色彩の体験だった。




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