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発達障害ならリセマラしたかった


美容とは関係ない記事ですが少し。
私の今までの人生について自己満で書き連ねました。自分の中の考えを整理するためでもありますが...

発達障害を乗り越える上で「人付き合い」や「考え方」などのキーポイントになったエピソードを書いていきます。

もし、同じように悩んでいて
・今すぐ死にたい
・何もしたくない
・私には価値がない

と思っている人に今からでも遅くないと伝えたくて、私の過去から現在を書きました。

あなたは自分の能力や言動を後悔して

「ああ、邪魔な存在なら早く皆の前から消してくれればいいのに」

と思ったことがありますか?

これを書いている私はADHDです。

私は物心ついた頃からこれを
何度も何度も思ってきました。

幼い頃は少しアスペルガーの要素もあり、

・人と群れるのが嫌い
・女子特有の建前の話合わせが苦手
・できるだけ一人で何か黙々と打ち込みたい

等の傾向が強く、友達だと思っていた子にハブられたり、意地悪されたこともありました。

ただ「何で?」「ハブらないでよ、悲しい。」なんて思ったことは一度もありませんでした。

子供ながらに自分が「キチ○イ」だと分かっていたし、ハブられても「どうせ健常者には分からないんだろうし説明する手間が省けた」くらいに思っていました。

というかそこまで大切な友達ってのも当時は数える程しかいなかったので友達じゃなくなってもいいや、くらいの考えでいました。

でも、そんな私に「人との距離感の取り方」を教えてくれたのは大して仲良くないけど...腐れ縁?みたいな友達Rちゃんでした。

人との距離感が分からなくて、
何でも思ったことをそのまま言ったり、
時間管理ができなくてモタモタしたり、
思い通りにならなければキレる

そんな小学生だった私にRちゃんは他の子が距離を置いて意地悪してくる中、率直に何が悪いのか、それはなぜなのか、言ってくれました。

当時は「お節介な女の子」「他の人と一緒に加担して私を面白おかしく思ってる」なんて思っていましたが
彼女の本心はどうあれ、Rちゃんがいなければ現在の私はいないと思います。

「他人の気持ちが理解できず、どう対処していいか不明瞭である」という問題に
当時10歳くらいのRちゃんは

「同調しろ」「輪に溶け込め」「謝ればいい」
なんて無理強いをするのではなく、

・○○ちゃんが××されるのを嫌がって怒ってる
 理由は成宮ちゃんが△△だから。
 もし、同じことされたら嫌でしょ?
 だからやめよう。

・時間に遅れるとみんなが先生に怒られるし
 文句が出てくる。
 出来ないならはっきり最初に言って!

といったことを本当に細かく教えてくれました。
そこで私は人間関係のマニュアルを学びました。


今もパニックになると多少出来ないこともありますが

・もしかしたらこの人は○○と思うかもしれない
・この人には△△という事情があるのかもしれない

そうやって、
自分の固定観念を押し付けずに、
相手の立場に立った時に、
相手が思う(考える)可能性のあることを
様々に想像し、
自分の発言や行動というものを
"冷静に保つ"

という術を覚えました。

私がTwitterで何百もの質問をいただいてきた中で

「インターネットに失礼な人いない?
 腹たたないの?」

と友人にも聞かれたことがありますが、
ほぼないです。

・この方はもしかすると◎◎という意図で質問してくれたのかな?

・××という事情があったのかな?

などと考えを巡らせ

文面をそのまま捉えるのではなく
文面を通して相手の様々な意図を汲み取る

そうすることで、
人と無駄にぶつかることもなくなるし、
無駄にイライラしなくなります。

私と違う考えを相手は持っているかもしれない
だから分かり合えない部分が出てくる
分かり合えないことが悪ではない

相手のスタンスや考えをそのまま勝手に汲み取り、
モヤモヤするのなら自分の固定概念やこだわりを
捨てて素直に話に興味を持つ

※道徳・倫理・礼儀に著しく欠ける人は別

プライベートはそれで精神面は
かなり落ち着きました。

しかし、家庭や仕事は別。
常につきまとってきますから


私は田舎の閉鎖的な空間で育ち、
祖父母もまとも
両親もまとも
私のような発達障害は
「手のかかる面倒な子供」
と感じている言動を
母以外の人間に家庭内でも度々言われました。

・あなたのお父さんはこんなのじゃなかった
・何で俺の子供なのに××できないんだ
・遺伝子の良いところが引き継がれていない

など。

今は祖父母も両親も理解がありますが、
当時のことは今でもトラウマです。
でもトラウマを植え付けた家族が憎いとは
思いません。

彼らのような固定概念を生み出したのは
まぎれもなく閉鎖的な日本社会のせい。

受験や就職活動、大学での生活など
経験してきた中で
「人の個性を生かして育てたい」
と思っている会社や大学なんて数えるほど
しかないでしょう。

何が
学生時代に頑張ったこと( )
あなたの長所は...?

笑わせないでほしい。
それは自己肯定感がすくすくと育った学生
に聞くことでしょう笑

まるで
「私たちの会社に洗脳されてくれる人間探し」
をしているような大手の日系企業の面接が
大嫌いで大嫌いで仕方なかった。
今考えただけでも気持ち悪い。

(※ここでは私が受けた企業の印象であり、
 すべての日系企業がこのような印象
 というわけではありません)


従順に、効率よく、言われたことをすんなり
受け入れられる人間が当たり前で
それ以外は異端とされるような社会だなと。

まだ私がお堅い会社で働いている頃、
ADHDの薬をくる日もくる日も飲み続け
ぎゅうぎゅう詰めの満員電車に乗り
言われた通りの仕事をやり

内容を理解し、逆算して仕事をやった方が
効率よく仕事の出来る私は
それを説明し、仕事の内容に疑問を持って
質問をすると嫌そうな顔をされる。

時折、
「そのままやればいいんだよ」
「なんで分からないのかな笑」
なんて八つ当たりと馬鹿にされたような
言い方をされ、
それでも我慢して気にしないように
働き続けた結果
パニック症候群も併発しました。

会社には
「何か困ったことがあれば言ってほしい」
と言われましたが、
もうこの会社さえ辞めれば何も困らないよ。
としか言いようがなかったです。


「資格取得のために払った予備校のお金」

「安定した会社にいることで社会適合者だと
 思える謎の安堵感」

「両親にとって自慢の娘にやっとなれるかも
 しれないという一縷の希望」

全部無駄にしても私が私でいられないのなら
死んだ方がマシだと思いました。
というか死んだも同然な働き方をするなら
死ぬ前に会社員なんかやめてしまえと。

でも、学生時代からお堅い会社員を辞めるまで
なぜ無理をして無理をして縋っていたんでしょうか?

私は器用貧乏で、勉強も習い事もそこそこ努力すれば
そこそこ上位に組み込むことができました。

だから周りは

「もっとやればいいのに」
「できるならちゃんとしろ」
「手抜きをしているのは良くない」

そんな風に言われてきたんです。
だから
「やればできる子」
という呪縛のような言葉が頭から離れず、
受験も大学のテストも就活もずっとずっと

「がむしゃらに皆と同じように
ベストを尽くさないといけない。」

「せっかく健常者ぶれるチャンスなのに
 人でなし扱いされてしまう。」

そんな風に自分を駆りたてて尽く第一志望には失敗。

勉強する意味も何をしたいかも分からず、虚無になり留年もしました。

それでも就活は避けられず、
なんとか「健常者」に擬態すべく
親にも周りにも評価されるであろう
業界や会社を選び、無事内定。
一応は「成功」したのかもしれない。
実際は「成功」だと思い込みたかっただけでしたが。

結局、内定をもらい、初めて入った業界を辞めるまで私は
発達障害に向き合わず社会に溶け込む自分
を理想としていたんです。

いつの間にか
自分のことを自分で腫物扱い
していました。

腫物なら腫物が働ける場所に居座るしかない

そう思って、業界転職では
良い子で従順なアピールをするのは辞めました。

「自分は○○な人間で、短所は××である。でも長所である△△な部分を生かして成長したいし必要とされたい!!!ここで働かせてください!(CV千尋)」

と、
もう怖いもの知らずくらいな勢いで腹割って話して、
もちろん会社の雰囲気も面接の直感でビビっときて
合いそうなところだけに限りなく絞りました。
妥協とかそういうのはせずに。

このように新しく自分に合った働き方
のできそうな場所を見つけられたのは
私の
「多動」「衝動」
がうまく働いた結果であるかもしれません。

リスクや計画を無視して
行動力の限界まで突き進むエネルギー
って皆が皆あるわけではないので。

また、私の精神面や考え方に影響を与えてくれる人とたくさん出会えたことも、仲良くなれたことも
「思い立ったらすぐ行動」のおかげかな、と。

自暴自棄になってしばらく毎日毎日遊んだ大学生活だったけどその中で仕事に対するマインドを変えてくれるような友達や先輩にも出会えました。

ADHDの自分が今でも嫌になることは多々あります。

それでも環境を変えれば、
少し自分のことを楽にできる術を見つければ、
生きやすいのかなと思いました。

ADHDの全てを理解してほしい、許してほしい
なんて私は思いません。

けれど、こういった発達障害を抱える人が
自分が活躍できる仕事や学問に
ピンポイントに出逢えたら、

何に向いているのか自分を客観視出来れば

人生は少し楽になるのかもしれません。

そのためにはどういう方法があるのか?

メンタルクリニックで私が行ったことですが、
2時間のテストを受けました。
IQテストのようなものです。

絵を見せられて間違い探しをしたり
積み木を組み立てたり
言葉の読み方やフラッシュ暗算のようなもの
色々あります。

それをすることで、自分の得手or不得手とする
仕事や思考が顕著に分かります。

自分が何者なのか分からない

そんなふうに不安を覚える人は是非おススメです。
こういう不安が取り除かれるだけで
私は気が楽になりました。

以上が私の発達障害と向き合い、
どう考えて動いてきたか
の簡単なまとめです。

同じように悩んでいる方の

今後の人生に幸あれ






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