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水道水VSミネラルウォーター ☆Ver1.2

あなたはミネラルウォーターと水道水、どちらの方が安全か知っていますか?

日本の水道水とミネラルウォーターでは水質分析の基準が違います。
水道水は水道法に基づいて、水質基準に適応するものでなければいけません。
ミネラルウォーターは食品衛生法に基づいています。

水質分析の項目の数も違います。
〈水道水〉
・51項目
〈ミネラルウォーター(殺菌・除菌あり)〉
・39項目
〈ミネラルウォーター(殺菌・除菌なし)〉
・14項目

項目が同じでも基準の数値が水道水の方が厳しいものもある。

水道水とミネラルウォーターを項目数を比較すると安全面では水道水の方が高いと思われます。

ただし、項目数が少ないから危険という訳でもない。
ミネラルウォーター(殺菌・除菌なし)に関しては原水の水質や水源の周りの環境保全などの基準に適合したものとなります。

なぜ項目数や基準が違うか?
水道水は「毎日」飲み続けても健康に影響しないことを前提としています。
ミネラルウォーターは飲んでも健康に影響しないことを前提としています。
「毎日」使うものだから基準が厳格なのです。

世界196カ国のうち、水道水が飲める国は15カ国。
中でも日本の水道水は世界一と言われています。


ミネラルウォーターと水道水では得意分野が違うので使い分けると良いです。

〈ミネラルウォーターの強み〉
・味
・料理
塩素臭が無い為、味覚に関するものに向いていると言えます。

〈水道水の強み〉
・値段
・氷
・うがい
・服薬
・ガーデニング
・加湿器
塩素がある為、雑菌の繁殖を防ぐ効果がある。
鉢植えの土にも細菌、ウイルスが多数いる為、殺菌効果が期待できます。
加湿器、製氷機も雑菌が繁殖する可能性がある為、水道水が適していると言えます。
服薬には軟水が適しており、水道水は軟水の為、向いていると言えます。


〈塩素が危ないと思っていませんか?〉
塩素が入っているから雑菌の繁殖を防いでくれているのです。

〈実は塩素の基準も厳しい〉
世界保険機関WHOの塩素ガイドラインでは60kgの人が1日2Lを生涯、毎日飲み続けても健康に影響しない濃度を5mg/L以下としています。
5mg/Lとは1Lの中に5mg含まれている状態。

地域によってですが、およその水道水の塩素濃度は0.5mg/L前後です。
※温度などに影響されるので上下します。
水道水の塩素はWHOの塩素ガイドラインの1/10程度と言えます。


けれども塩素が苦手って方は多いですよね?

〈塩素除去の方法〉
・煮沸
5~10分程度沸騰させる。
・汲み置き
数時間置いたり、冷蔵庫に保管する。
・ビタミンCと反応させる
ビタミンCの粉末やレモン汁を使い、還元反応で中和させる。

※ただし塩素が抜けると雑菌の繁殖の原因となりますので注意が必要です。


〈水道配管の劣化〉
話題になった鉛を使った水道管の取り替えはほぼ完了しています。

水道局と各家庭の責任分界点があります。
本管から分岐した配管が各家庭の管理になることが多いです。
各家庭の配管やマンションの貯水槽の老朽化や管理によっては水質が悪くなる場合もありますので注意が必要です。


〈容器の問題〉
ペットボトルはプラスチック製品です。
ペットボトル飲料を飲む時に一緒に微量ながらも溶け出した有害物質を摂取している。

〈環境負荷〉
ペットボトル容器の製造、運搬、販売時の冷蔵、ゴミ処理などの多くのエネルギーや資源を使うことを考えると水道水を使った方がエコだと言えます。

〈ペットにミネラルウォーターは安全か?〉
硬水のミネラルウォーターにはカルシウム、マグネシウムを多く含みます。
その為、硬水を犬や猫に与えてしまうと尿石の原因となる可能性あります。

ミネラルウォーターには塩素を含んでいませんので水入れで置いておくと水道水より早く雑菌が繁殖してしまいます。

〈浄水器、ウォーターサーバーは安全か?〉
手入れを怠ると雑菌の繁殖の原因となる可能性があります。


水道水は毎日使うものですので基準も厳しく、値段も安く、環境にも優しい。
配管の状態が悪くなければ、水道水の方が安全と言えます。
塩素も過敏に反応する必要はなく、塩素が微量に入っているからこそ、微生物の繁殖を防ぎ、とてもクリーンだと言えます。
気になるなら塩素除去すればいいだけです。


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