残念な人生
自分のできていないことを人がやっていてそれが羨ましいなら、妬ましいなら、自分もやってみればいいのだ。
あれは間違っているとか自分もあれぐらい出来たとかグチャグチャ言うこともない。
あいつは嫌いだという思いは、自分がやりたいことを相手はやっている。それが気に入らないということもあるのだ。
嫉妬している、という時点で、自分は相手に負けていると私は思う。
負けが悪いことじゃない。負けたとしみじみ落ち込むことも大切だと思う。
それに、こっちの道は違うよと教えてくれている場合もあるのだ。
そして、何よりも思うのは、嫉妬している時の顔は穏やかな優しい顔じゃない。顔だけではなく、その人を取り巻いている空気も淀んでいる。
怒ってもいいし、泣いてもいいだろう。けれど、陰で言っていることは顔に出る。
記憶は物質となりその人をつくる。とかいうのを聞いたことがあるが、そうかもしれない。
嫌なことばかり、嫌な思いをしたとかいうのは記憶に降り積もって、顔にも出るのかもしれない。
人を羨んだり抑えつけたりしても、自分が幸せになれるわけでも人より上に立ったわけでもない。
自分のやりたいことはやってみる。全部、何をやってもダメだったとしても、やらずに人を妬むことに費やした人生のほうがくだらない残念な人生だと思う。
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