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Kaiserreich-ドイツ帝国攻略ガイド【代理戦争編】

※当記事はver1.1.3準拠の私の肌感覚とver1.2の又聞き情報を基に書かれている不確実なもののため、鵜呑みはしないよう願いたい。

皆さんこんにちは、この媒体では始めまして、カステラです。(当記事唯一のですます調)
KaiserreichはHoi4の大型mod類の中でも特に内戦や地域内での中小規模の戦争が多く、そこに義勇軍を派兵して介入するのが大きな楽しみの一つと云える。この世界の覇権国たるドイツ帝国などは特にそうだ。
ただ、如何せん戦争の数が多い上派遣できる戦力が限られているため、「どの戦争に介入するべきなのか」「どうやって勝てば良いのか」などの点で困る場合が多いと思う。
本記事は、それらの疑問に筆者なりの答えを提示するものとなる。皆様の覇権国ライフの助けになれば幸いだ。
なお、この記事の評判が良ければ代理戦争ガイドのフラコミ編やドイツ帝国攻略ガイドの内政編などを出すかもしれないので、気に入った場合は評価していただけると幸いだ。


⓪事前準備

  • 師団を解体して10k程度の歩兵装備の備蓄を確保する。

  • トラック師団、装甲師団をある程度解体してトラックの備蓄を確保する。(筆者は精鋭戦力はトラック師団4個のみ、残りは歩兵師団でやりくりしている)

  • (師団編成改変にかかる陸軍経験値が無料になるmodを導入している場合)歩兵師団の支援砲兵と工兵中隊を転用(=削除)し、4個自動車化歩兵師団を自動車化歩兵9、自動車化野砲4、支援砲兵、工兵、自動車化偵察入りの機動火力師団へと改組する。

コミューン軽戦車とカチ合わなければ無敵

①八省連合内戦(36年3月〜)
 派遣先:南京軍閥

4個師団と200機が派遣可能。他派閥には空軍どころか飛行場すら皆無なので戦術爆撃機だけ送りつけて中国を石器時代にしてやろう。
陸軍は長江北岸に展開し蚌埠、合肥、安慶(都市名)を落として安慶(軍閥名)を降伏させ、(参戦している場合は)返す刀で山東を倒す。そうすれば残りは山岳で手間取っている間に士気切れで自壊する国民党左派だけだ。

降伏限界の計算で参照されるのは「領有している州」のみなので、見た目に騙されないよう。

NF「第二次中国出兵」を取得した状態で勝てば政治力25が貰えるが、この時期はデバフがキツく、戦っても獲得できる経験値は皆無に等しいので無理をする必要はない。

②シャム内戦(36年4月〜)
 派遣先:王党派シャム

4師団と100機が派遣可能。そもそもシャムで内戦が起きることを知らない人も多いかもしれないが、発生したら必ず介入しよう。王党派が勝利すれば、本来共栄圏加盟国として敵に回りがちな大物YouTuber地域大国が同盟国となり、ゴム供給が非常に安定する上敵の航空機生産を阻害できる。
王党派がバンコクを押さえている場合はぶつ切りになった議会派を順繰りに殲滅するだけだが、下図のようなパターンも存在する。

王党派がぶつ切りすぎる、ステート数を同じにすりゃいいってもんじゃない。

おそらく仕様としてバンコクを制圧されると議会派は強制降伏するので、バンコクに向かって吶喊すると良い。純軍事的にも、東南アジアでは珍しい純粋な平地地形で、議会派を東西に分断できるバンコクは格好の目標だ。

③スペイン内戦(36年11月〜)
 派遣先:スペイン王国

4個師団と200機が派遣可能。赤色空軍が出張ってくるので戦爆連合を派遣するのが固いだろうが、イベリア空域は3分割されているため敵の隙を狙って戦術爆撃機だけで飛ばすことも不可能ではない。自軍がいる空域に派遣することを意識しよう。
バージョンによってバランスがコロコロ変動するこの内戦だが、基本的にどのバージョンでもドイツが支持する体制派は厳しい戦いを強いられる。
取れる戦術は大まかに二つで、軍需工場の集中したマドリードを死守しつつ、その付近で敵を地道に削る防勢プランと、アナキストの隙を突いて一気に降伏に追い込む攻勢プランだ。
前者は再現性に欠けあまり言えることがない「挨拶はいい、マドリードはいつ落ちる!出来ませんでは良心がない」ので後者について語るが、まずはグアダラハラに存在する体制派の突出部からヴァレンシアを攻略し、ムルシアに閉じ込めた敵軍を殲滅する。

イメージ画像ってサハラ砂漠とかフラダンスの類だよね

包囲殲滅が済めば次はバルセロナな訳だが、滅共統一、北進統一の意志を以てしてもバルセロナを陸路で攻略するのは難しい。
ヴァレンシア〜バルセロナ間は補給ハブも港湾も存在せず(サラゴサは山向かいで硬い上寄り道なので除外)、史実(史実って何だ...?)で共和派の進撃を阻んだエブロ川が流れているからだ。

スペインの補給マップ。痒いところに手が届かない絶妙な線路とハブの配置だ。

そこで、強襲上陸を行う。仁川上陸作戦だ。
実は、義勇軍も所定の日数と輸送船、制海権を確保すれば通常の戦争と同様に強襲上陸が可能だ。スペイン内戦ではすべての艦艇が体制派に付くため、寧ろ通常の戦争より首尾よく行くかもしれない。
トラック師団は強力だが、歩兵と比べ上陸ペナルティが重いため、バルセロナに隣接するプロビにも同時に上陸を仕掛ける。

左から順に2師団、1師団、1師団をそれぞれ割り当てて、2師団で上陸したプロビから1プロビ進撃すればバルセロナは容易く包囲できる。

国際旅団は前線に出張っていることがほとんどなので、こうすれば十中八九バルセロナは攻略できるはずだ。熱意が崩壊したアナキストの止めはカルリスタに任せてもいい。
アナキストを下せばカルリスタの相手は楽勝だ。体制派が苦しいのはカルリスタ、アナキスト双方と長大な戦線を接しているからであり、戦線の長さが対等になれば兵数でも軍需工場数でも勝る体制派が崩れる道理はない。

カルリスタとアナキストの戦線だけ短すぎるだろ!!!ズルい!!!!!

NF「フュルスト・レオポルド軍団」を取得することで内戦後の帝国協定加盟を確実にすることができるが、そこまで寄り道する時間的余裕は存在しない。

④第四次バルカン戦争(36年11月-37年5月〜) 派遣先:ブルガリア

勝ち方が分からん
4個師団と200機が派遣可能。ロシアの航空義勇軍が猛威を振るうので戦闘機を送って少しでも抵抗しよう。
セルビアに航空機含めた戦力を集中して全力で脱落させ、ルーマニアの攻勢をドナウ以北に押し返し、ブクレシュティをルーマニアの野望の墓標に仕立て上げてやるのが基本方針となる。
が、クソ補給(ブルガリアの鉄道網の形が悪く、すぐ分断されてしまう。鉄オタ王太子なんとかしてくれ)、すぐ切れるブルガリアの人的、飛び回るロシアの航空義勇軍など悪条件が多すぎるため、リターンは確かに大きいが厳しいものがある。
勝ち方がわからん(2回目)

ブルガリアの鉄道網。敵の攻撃に対して脆弱すぎる。

セルビアが赤化したりオスマン帝国が参戦していたら見なかったことにしていい。
また、ズヴェノが軍事クーデターを起こしていた場合ブルガリアを援助する必要はない。ZvenoのZは親露派の印、彼らはバルカン戦争に勝った場合モスクワ合意に加盟してしまうからだ。

⑤第二次アメリカ内戦(37年3月〜)
 派遣先:アメリカ合衆国、連合国

規模がデカすぎる。開戦時点では4師団と200機が派遣可能だが、自国の内政が進展するにつれてその数は増えていく。思い出したらチェックすると良いだろう。
また、駐在武官も義勇軍を派遣した派閥にセットで派遣しよう。経験値も然ることながら、戦争協力度+10%のバフを長期に渡って受け取れるのは有難い。
アメリカ内戦は非常に長引きやすく、統一アメリカが陣営に加盟するのも遅いので、この内戦で後援した勢力から直接利益を得るというよりは、戦闘での経験値獲得社会主義アメリカ爆誕の阻止を目的にするのが良いだろう。諸君も機械化歩兵300師団と空軍2万機を抱えるアメリカと本土決戦をしたくないはずだ。
4個師団程度で数百個師団が殴り合う戦線の維持を手伝ってもどうにもならないので、精鋭師団を送りたいところだが、トラック師団はもっと小規模な戦争で大勢をひっくり返すために使いたいため、後述(⑧砂漠の戦争を参照されたし)する編成の装甲師団が完成するまでは、歩兵で上陸スパムを叩き出すか、ワシントン付近の防衛に注力することを推奨する。
派遣先は分裂の仕方により、タイマンまたは三つ巴の場合はアメリカ合衆国、四つ巴の場合は連合国か西岸国への派遣をお勧めするが、下図のように合衆国がワシントン付近に撤退している場合、合衆国を死守することでアメリカ労働組合連盟(CSA)を誘引しつつ、海軍がCSAの手に渡ることを阻止できる。領土は小さいが、体感かなり拡大するので躊躇わないよう。

連合国はこんなにデカいのに民兵動員能力でCSAに勝てないのだ。理不尽。

装甲師団が5個も揃えば歩兵がちょっと云う事を聞かないかもしれないが通常の戦争と相違なく戦えるはずだ。滅共統(ry

⑥コーノ・スール戦争(37年7-11月〜)
 派遣先:アルゼンチン

4師団と100機が派遣可能。空域が広大すぎて足の長い戦術爆撃機すら十全に運用できない。
勝った際と負けた際で得られる利益が全く異なるのが特徴だ。
勝てば南米の高確率でインターに加盟する社会主義国家を2個殲滅し、アルゼンチン貿易協定(消費財-10%)の恩恵を継続して受け取れることができる。
負けた場合、勿論アルゼンチン貿易協定の効果は失われるが、NF「南アメリカの防疫線」によりペルー、ボリビア、ブラジルを同盟国に引き込むことができる。
アルゼンチンは国家大衆ルートのままだと独自陣営「ブエノスアイレス=リマ枢軸」を形成してしまい、同盟を組んでくれないため、これはこれで有難い。
まあ負けたいなら放置すれば済む話なので結局勝ち方の話をするのだが、機動戦に適したパンパ(北仏やウクライナと異なり川すらほぼない)を駆け回り地道に敵の戦力を削るプラン(敵を倒して三千里)、初手でサンディエゴを強襲しチリを速攻で落とすプラン(チリが…散り散り…地理的に…w)、パンパに敵軍を誘引して隙を作りパタゴニアをシステム降伏させるプラン(パタゴニア爆破スイッチ)がある。
チリは一見広大な戦線を抱えているように見えるが、KRではアンデス山脈が再現されているため実際は局地戦の連続となる。
サンティアゴ周辺のVP群、コンセプシオンとチヤン辺りに防衛線を張り残りの師団で北進、アントファガスタ程度まで抑えればチリは降伏するはずだ。

Kaiserreich、VPが多い

チリが降伏すればパタゴニアもまとめて降伏するためこれでおしまいだが、上手く行かなかった場合は次善の策としてパタゴニアの降伏を狙う。

パタゴニアのVP。人口30万しかいないのに果たしてこんなに都市はあるのだろうか

チリ攻略に失敗するほど時間が経過しているなら、敵軍はおそらく既にアルゼンチンにかなり侵入しているだろう。逆に言えば、彼らの本拠地パタゴニアはガラ空きだ。
前述の通り、降伏限界は領有州に依拠するため、トラックの機動力を以ってVP全てとその他プロビをいくつか制圧すればパタゴニアは降伏し、この国の民兵、派遣されていた義勇軍、支配している領域などが全て消滅する。
先ほど私がパタゴニア爆破スイッチと呼んだ理由が分かって頂けただろうか。流石にここからチリ単体に負けることはない。

⑦イタリア内戦(37年7月-38年4月〜)
 派遣先:イタリア社会主義共和国以外

国の数が多ければ多いほど多くの義勇軍を派遣できる。最少で7師団と200機が、最大で16師団と400機が派遣可能。
義勇軍は海を渡れないと思われがちだが、港湾を右クリックして手動で輸送する方法なら海上移動が可能だ。

港のあるプロヴィンスに師団を配置し、輸送先にしたい港を右クリックしよう。

そして、イタリア諸邦は相互に軍事通行権を渡しているので、サルデーニャに義勇軍を送っても実は無駄にはならないのだ。
歩兵師団と戦闘機は南北双方に送るとして、突破役の装甲師団(⑧参照)(自動車化師団でも可)と爆撃機は南部に送る。
北部戦線は少し気を抜くと崩壊し、ミラノがドリアよろしく丸焼けにされてしまいがちなので防衛に徹しつつ、地形の緩やかな南部トスカーナ方面でアカを殲滅し、南北戦線の接続を図る。

丸印は抜かれやすいため注意すべきプロビ、矢印は大まかな侵攻方向

作戦が上手く行けば戦線はピエモンテ地方を残すのみとなるが、アペニン山脈を突破するのは縦い山岳兵を投入しても至難の業だ。しかし、ミラノの一つ隣、つまり現有陣地を維持していれば攻撃可能なプロビだけは大河川こそ有れ丘陵であり、しかもこの後方もしばらく緩やかな地形が続く。ここを突破し浸透すればトリノはすぐそこだ。ガソリンスタンドを用意しておこう。(下図参照)

赤太線が想定される戦線、青が侵攻のイメージ

⑧砂漠の戦争(38年10月〜)
 派遣先:オスマン帝国

この時期には軍転(軍需工場の建設)が始まっており、人によって軍の展開状況が異なるためそれに左右されるが、4個師団以上と200機以上が派遣可能。
35幅で、39年以降の火砲技術で解禁される主砲を装備した装甲師団が数個(最悪NFで貰える2個を改変したものだけでも)あれば、スエズ運河を容易く突破してエジプトを瞬殺できる。原作以上に歯止めが利かなくなったイスラエルかな?

設計の参考例。39年式野戦砲、38年式中戦車車体、38年式戦車エンジンが必要技術。
師団編成の参考例。師団編成を無償にするmod無しでプレイしている人も、世界大戦でも通用するため、装甲師団は作って欲しい。

エジプトさえ倒せばオスマン帝国の負けはほぼなくなるが、イランは非常に山がちなためAIの手には余りがちで、特にイランが赤化しているとフラコミの軽戦車師団を始めとした国際義勇軍が押し寄せて来る。経験値稼ぎも兼ねて最後まで面倒を見てやるのが得策だろう。
本来戦車で山に突っ込むのは2022年にもなって隣接する主権国家に全面軍事侵攻を開始するくらいの悪手だが、イラン歩兵は薄くて弱いので今回はその限りではない。かつて船で山を越えた国に送った義勇軍なら、戦車で山を越える程度屁でもないはずだ。
唯一の平野部であるアラビスタンを制圧し、鉄道に沿って北東に突貫、首都テヘランを攻略すると共にイラン高原を東西に分断すると良い。他に手がないとも云う

少々見辛いが、鉄道に沿いつつ国土を二分できること、イランの鉄道網が極めて貧弱なことは伝わると思う。

砂漠の戦争開戦前にNF「コンスタンティノープルへの軍事顧問団派遣」を獲得しておけば、オスマン帝国の闘病砂漠の戦争が終結した後にオスマン勢力圏を丸ごと帝国協定に招待することが可能だ。安定しやすく、それでいてメリットが非常に大きいので強く推奨する。

その他余談

  • 内陸国に義勇軍を派遣すること自体は可能だが、その義勇軍は充足率が回復しない。

  • A国とB国(両国は無関係)どちらにも上限まで航空義勇軍を派遣し、Aが平時に戻りBが戦争継続中の場合、Aに派遣していた航空機がBの飛行場に飛ばされる場合がある。すると、なんとその航空機はB国でそのまま使える。バグなんだか仕様なんだか…

  • 中央アメリカ統一戦争、インスリンディア独立戦争、日中戦争辺りは義勇軍を派遣する価値がある。

  • フィリピンが日本に攻撃された際に義勇軍を派遣し上陸部隊を殲滅し続けると交戦前に日本の戦力を大幅に削れる(ずる)

⑧で紹介した戦車の改良形。40年式中戦車車体、41年式対戦車砲、39年式整備中隊、38年式戦車エンジンが必要技術。
機甲師団編成の完成系。AI相手ならこれを使って負けることはないだろう。

おわりに

原稿用紙16枚分にも及ぶクソ長い駄文をここまで読んでくれた読者諸兄には感謝の意を表したい。
先述の通り評判が良ければフラコミ編や内政編を作るかもしれないので良ければいいねをください
最後に…Kaiserreichはいいぞ!

画像提供者:Elsass(@elsass1335)、鈴鹿十月(@suduka_kannA)


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