2021年冬アニメ備忘録

最近、数年前のアニメの話題を出されても内容を忘れてしまっていることが増えたので、やる気が続く限り書いていこうと思います。

ウマ娘 プリティーダービー Season 2

1期と異なり、すでに頂点にいる天才主人公の挫折と再起を描く。
史実を再解釈したシナリオのおかげで、若干ドラマチックすぎる展開にも説得力が生まれるのズルいと思う。
どれも素晴らしい回だけど、10話が特に好き。
コメディ担当キャラが主人公を奮起させる展開、ベタだけど良い。
ツインターボのレースのラストは、叫び演技と激しい作画が噛み合っていて本当に最高だった。

ゲキドル

演劇×アイドルものと思いきや、SF・ホラー・百合・メタフィクションがごった煮された先が読めない闇鍋アニメ。
独特なカット割り・色彩で一気にサイコホラーと化した5話が特に好き。(まさかの山内重保絵コンテ・演出)
中盤放置気味だった演劇要素をラストのオチに使う構成が良かった。
ワンダーエッグと並んでかなり楽しめた作品だった。

ひぐらしのなく頃に業

2クール目。If二次創作SSを読んでる気分になった。

ミュークルドリーミー

4クール目。高速セリフ回し・重なるセリフ・ボイス付き効果音・適当モブ等々、デジキャラットやまちカドまぞくでも見られた桜井弘明監督の作風が存分に出ている女児アニメ。
ストーリー展開は女児向けというのもあってワンパターンかつ雑だけど、ツッコミ不在のシュールなギャグ世界が楽しい。あとキャラが全員かわいい。
特に好きな回は、単調なプロットを逆手に取った41話。作画や撮影も光っていてまるで劇場版だった。

ワンダーエッグ・プライオリティ

ビビッドな色彩、リアルな日常描写、異世界の戦闘作画、背景美術、誤魔化さないストレートなテーマ。どれをとっても好みで今期一番良かった。
最高蜂のアクション作画で魅せられる3話、じわりじわりと迫りくるような恐怖の演出がこちらの体力を削ってくる11話が特に好み。
ペルソナ5のボスキャラのような露悪的すぎる敵は当初どうなんだろうと思っていたけど、あくまで自殺者側のバイアスがかかったトラウマが具現化したものと考えると納得感ある。
サントラと絵コンテ欲しさにブルーレイ買ったけど箱でかすぎ。