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自分軸を整える(2)

今まで私を動かしていたエネルギー源は,他人からの賞賛だった。

それに気づいたとき,心にぽっかりと穴が開いて世界の中で自分は一人ぼっちなんだという恐怖感に包まれた。

頼まれたことはきちんとやる。
相手の予想以上の結果を出す。
嫌な顔せず喜んで受け入れる。
相手の喜ぶ行動をする。

一見,いい人
いや,「自分」という一番大切なものを押し殺した
本当に周りにとって都合のいい人

でも,
相手の本心を読み取ったり,
相手が喜ぶことが分かったり,
周りが求める自分の立ち位置や振る舞いが予想できたりするから,
人間関係が苦手なんて思ったこともなかった。

反面,自分自身は,今まで人と近い関係になることが苦手だった。
友達にも恋人にも,本当の自分を見られたくなくて,
嫌われたくなくて。

何だってデキる私,強い私,悩みなんてなさそうな私,完璧な私,可愛い私


心理学の勉強をしていて,「自己一致」という言葉に出会った。
理想の自分と本当の自分とがどれだけ同じになれているか。

ドキっとした。
私自身の課題そのものじゃん。。。

本当の自分を理想の自分に近づける。
理想の自分を少し変えてみる。

簡単にはできない。
かっこつけないこと,いい人ぶらないこと,できないのにできるって言わないこと,相手の反応を先回りして考えないで,自分のおもったことを素直に言葉にすること…

少しずつ,心の緊張が解けていく
意外と私って,のんびりしてる。
意外と私ってボーっとしてる?


本当の自分でないと,自分にとって本当に大切なものには気づけない。

本当に自分が辛くなったとき,助けてほしくなったとき,
本当のつながりに気づかされる。

ダメな私,弱い私,抜けてる私,足りない私,かっこ悪い私,可愛くない私

そんな私を気にかけて,寄り添ってくれる人は,
過去,うっかり生身の自分になって,本音をぶつけたことのある人。

不思議だ。
あんなに不細工な私だったのに。

人と会うとき,食事をするとき,
なぜか鼻水が出る。汗が出る。
食べているものの味を味わえない。
何か近くにあるものを触って,触って,触って…
手を動かしていないと落ち着かない。

それらが全くなくなる人は,
唯一,夫だけかもしれない。

私が蔑ろにしてはいけない人。

悩んだ時の道しるべみたいな存在。

本当の私になったとき,
周りの人に嫌われても,
周りの人にどう思われても,

自分の思いを,
自分のやりたいことを,
自分のときめくことだけを大切に生きていきたい。
自分に自信をもって,


大切な人に感謝しながら。




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