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グラスとスプーンとマスカット

ぐるぐるぐる
ずぶずぶずぶ

真っ暗ほど黒くもない
灰色どんよりもったりそんな日々
ときどきピカッとお日様チラリ
アメとムチのバランス悪し

どうにもこうにもいきづまる
にっちもさっちもブルドッグ

イマイチをおんぶして
シカタナイをだっこする

重たいな なんだこれ
正体見たり!と口にするのもイヤだから
飲みこむ 溜めこむ ドットコム

感情ギュウギュウ満員電車
現実よ 遠慮なく乗り込んできたな
コノヤロウ

耐えろ 耐えろ 耐えろ

けなげなわたしの目の前に

ふぁん ふぃん ふぉん
あくたがわ発「蜘蛛の糸」ならぬ
note草原に飛んだトンボの羽音

わたしの生まれた秋が来る

 

こんな夏、私とずっといっしょに過ごしてくれたのはこの子でした。

ひたすらアイスカフェオレを注ぎ、ぐびぐび飲んで突っ走った夏休みでした。
どうしてこんなにやることを増やしてしまったんだ。安請け合いにも程があるだろう?
そう問いかけたくなるほど、目まぐるしい日々も、グラスに書かれたイラストが私を「さあ、飲んで、一息ついて」と応援し続けてくれました。

このグラスね、少しガラスが薄めなんです。
気をつけないと割れてしまいそうなところが、良かった…
グラスを丁寧に扱うその時間が必要で大切でした。




お盆明け、息子、太郎の部活が停止になりました。
続いて、オンライン登校が決定しました。
太郎の心がポキリぷつりパキリと少しずつ折れるように磨り減っていき、「なんでだよ」と力なく吐露する言葉に私もノックアウト寸前。
彼自身「俺、一時マジでヤバかったな」と振り返り、何とかかんとか元気を取り戻してきて、一安心からの「頭痛さん、こんにちは」

太郎は鎮痛剤を一切飲みません。
「俺には効かないから飲まない!」
だからただ、何もせず横になって耐えるだけ。

が!!!今回、最高の味方が手元に!!!

コレ👇

このマンガ、コメント欄のやりとりで購入していました。

ほんとね、救われたんです。
何かね、閉塞感が半端なかったのでね、風穴をバチコンと開けてもらった気がしました。
大げさに感じられるかもしれませんが、ワンピース、NARUTOに続く彼の部屋に迎えるマンガを数年間ずっと探していたんです。
私が激押ししたルーキーズやピューっと吹くジャガーは却下されたので、アニメで見ているドクターストーンやら呪術廻戦でもいいよと言っているのに、頑なに「これはAmazonで見るわ」とか「借りるだけでいいかな」と言っていた息子…

「これ、欲しいかも」の一言に呪文メルカリ発動です。

「マンガはどんどん読みなされ!!」が信条な私です。
生き方も心の在り方も多くを学ばせてくれるマンガは身近にあってほしい。
親子で「おもしろいね」と読んでいます!




そしてね、やっとこ届いた「甘み」と「めちゃうま」です。

届いてすぐにパクッ
くたびれた体とひび割れ気味な心に染みわたります…


祖母が果物を水菓子って呼んでいたことを思い出しました。
いつも泣かされている母を見ていたので、苦手で、正直近寄りたくない人でした。けれど、果物を「水菓子」と呼ぶ時だけは何故か少し好きな気がして、想像し難い過酷な時代を生きて繋いでくれたことを忘れてはいけないと感じた気持ちは今でも胸に残っています。


そして、無性に「どうしても食べてほしい」という気持ちが沸きあがり、少しだけどお裾分けをしました。
相手は娘のママ友さん。
上は小学5年生から下は4ヶ月のあかちゃんの4人の子のママさんです。
私よりずっと年下だからまだまだ若くてね、若い人を見るとついついお節介にも「コレお食べ」って言いたくなります。
若くたってしんどかろう…
甘くておいしいブドウをどうぞ



そんなこんな夏でした。

noteのみなさんに支えてもらった夏でもありました。

読んでくださってありがとうございました。

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