ワイルドなあなたを想う

これは一人の女の子が手にしたワイルドな愛の物語である

さいきん、さみしいの。
新人のシナモンロールが人気なのよね…
耳がかぶってるわよ。
大御所キティさんはどう思ってるのかしら。
それにしても、しまじろうもクマもポケモンもって…


私、あなたにとってたくさんの中の一人じゃないのよ・・・

　

決めたわ。私、旅立つ。
今日は晴れてるんだもの。
ドレスと同じ色の空ならきっと誰にも見つからないわ。

ほらね。
もうワクワクが止まらないわ。
どこに行くのかって？
決まってるじゃない。

夢の国よ。

ああ…なんて平凡な表現かしら。
なんてそんなのどうでもいいわ。

ちょっとちょっと！！
久しぶりに会ったらいきなりゴールドにされてるじゃない？
プライドはないの？
あなたは黒が最高に似合うのよ。
差し色は白と赤でしょう？？
もしかして恋人はシルバーなの？？
え？？これ、ブロンズ？？

えええ！！！
ハンバーガーにもされてるじゃない？？
それにしても高すぎるわよ！！
けれどちゃんと美味しいのよ。
さすがさすがの夢の国よ。

お腹もいっぱいになったし、そろそろ本腰入れて探すわよ。

あ！！！！！

あなた、そんなところで手を振ってる場合じゃないのよ。
でも楽しそうね。
キャーキャー言われてるわ。
うらやましい・・・私だってプリンセスなのよ。

王子様に会いたいわ。

どこかしら・・・どこなのよ・・・どこどこどこどん。

あっち？？

え？

あっち？？？

え？？？

夜にならないと会えないの？？？

ちがうわ！人違いよ！！

そりゃあ、私はブルーが好きよ。空とお揃いのブルー。それでもね、私はカボチャになんか乗らないわ。
ガラスの靴を握りしめるイケメンには興味がないの。

私が最高に愛した男はね・・・

野獣なのよ。
ワイルドでしょう？
もうこのまま野獣でいいわ。

え？？こだわりのブルーのドレスじゃないって？？

だって黄色のドレスはお星さまの色なのよ。

私、キラキラしてるでしょう？

きらきらひかるお空の星よ

ようやく出会えたの。愛する人に👇

こちらの企画への参加記事です