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2021シーズン モンテディオ山形 超個人的展望

1.はじめに

どうも、僕...もとい、皆さんの貴重な時間を無駄に消費するマンです。
昨年は、超過密日程を言い訳に感想文をサボり倒していましたので、この記事は完全にリハビリです。例に漏れず、読むだけ時間の無駄なので、無駄を無駄と思わない頭のイカれた方々は宜しくお願い申し上げます。
さて、早いもので、J2リーグの2021シーズンが開幕しますね。我が軍としては、今季の陣容等から「是が非でも昇格するんじゃゴルァ!」的な本気度が伺えますし、開幕戦が非常に楽しみです。

2.2020シーズンをザックリ振り返る

<2020シーズン最終成績>
J2リーグ 7位    17勝 11分 14敗  勝ち点:62
得点:59  失点:42  
平均得点:1.4  平均失点:1.0

 石丸体制初年度の2020シーズンの成績としては、上記の通り7位でフィニッシュする結果となりました。結果だけ見ると不本意なシーズンだった様に思えますが、紆余曲折あってのこの成績なので、個人的にはそれほど悪くなかったんじゃないかと思っています。
 特に、長年我が軍の課題であった得点力という部分で、もがき苦しんでいた前半戦の20得点と比較して、今の形のベースが出来た後半戦は39得点と、克服の兆しが見られたのが一番の収穫だったんじゃないでしょうか。失点の部分については、平均で1試合1失点の計算になるのでもう少し抑えたい所ですが、上手く守備偏重のスタイルからシフトチェンジ出来たと思います。

 さて、ぼん.....やりと昨シーズンを思い返してみると、コロナの影響による変則的なリーグレギュレーションや過密日程はもとより、我が軍においても山あり谷ありの激動のシーズンでした。

①シーズン序盤(開幕から第9節前半まで)
 2019シーズン木山体制でやっていた3−4−2−1をベースに、より攻撃面で主導権を握って試合を進める為、2トップ2シャドーの逆三角形型3−5−2にチャレンジしましたが、これがビックリするほどハマらず、第9節徳島戦までの9試合で、1勝5分3敗の得点わずかに5。この時期、今季は降格が無くて助かったと割とガチで思ってました。

②シーズン前半戦残り(第9節後半から第23節まで)
 石丸監督は、徳島戦の後半から4−4−2への変更を決断。この試合負けはしましたが、内容的に徳島と良い勝負を演じると、続く第10節京都戦。京都の戦術兵器ピーターウタカに4失点を喰らいながらも3得点し、ほぼ互角の打ち合いを繰り広げる事が出来ました。この一戦で手応えを得られたからか、ここからチーム状態が上向き、多少の波がありながらも結果が出始めます。
 しかし、シーズンを折り返して、さあここから昇格争いにクビ突っ込むぞ!と意気込んだのも束の間、またもやチームに激震が。なんと同カテゴリのライバル福岡に、当時チーム得点王であった山岸をぶっこ抜かれるサプライズ。この時は、シーズン序盤並に途方に暮れましたね...

③シーズン後半戦(第24節以降)
 選手達は、自分が思うより遥かに強かでした。我々サポが札束の力に絶望し、打ちひしがれるさなか、ヴィニシウスが愛する家族の合流により遂に覚醒。また南も「誰かが居なくなったから勝てなくなった、なんて言われたくない」と強い想いを胸にトップ下で本領を発揮。この2人を中心とした4−2−3−1で快進撃を繰り広げ、チームの調子は右肩上がりに。最終的に7位まで順位を上げてシーズン終了を迎える事が出来ました。

 シーズン後半戦、4-2-3-1になってからの闘い方として、主に

・全体的に中央から左サイドに選手を密集(オーバーロード)させ、細かいパスワークや旋回によるポジション移動を駆使して前進
・サイドからのクロスや、中央に展開してからのスルーパスからゴールを狙う
・ボールを失った際、密集を活かして即時奪回を狙う→ショートカウンター
・守備時は、前線からのプレスでサイドに誘導しボール奪取

などが挙げられますが、これらがある程度モノになった反面、

・引いて構えてくる相手から中々得点を奪えない
・プレスを掻い潜られ、スペースガラ空きの逆サイドやDFライン裏に展開された時の対応が拙い
・接戦をモノに出来る勝負強さが足りない
・セットプレー獲得回数に対するゴールの割合が少ない
・相手にハイプレスを受けると、DFラインからのビルドアップが儘ならない

といった課題も露呈しています。
今季は、昨季積み上げた闘い方の質の強化もさる事ながら、これらの課題を如何に克服するかが昇格への鍵となりそうです。

3.今季陣容と予想される闘い方

 今季は実に17人の選手が引退や移籍でチームを離れ、新たに14人が加わりました。ですが、昨季の主力としては中村駿と渡邊凌磨の流出に止め、大部分の主力を残留させる事に成功。また、所属チームで実績を残し、且つ昨季後半から構築してきたサッカーにフィットする選手を多数獲得出来ました。
 今季の闘い方の基本軸としては、昨季からの4−2−3−1継続、そして更なる質の向上を目指す方向で行くものと思われます。

2021予想スタメン2

※上記は予想スタメン及びバックアップ

個人的には、

・昨季のストロングポイントであった「左サイドでの密集(オーバーロード)からパスワークで前進」を両サイドで実行
・優秀なプレースキッカーの加入により、セットプレーでの得点増加

 今季の陣容から、上記2つが上積み出来そうな気がしていて、
・ストロングポイントが増える
→敵陣侵入回数が増える
→セットプレーの回数が増える
→セットプレーからの得点が増える
といった好循環が生まれる事を期待せずにはいられません。
 というのも、アタッカー色の強かった渡邊凌磨に代わり、チャンスメイカーであり、間受けであったりドリブルで運ぶ能力のある堀米の加入により、右サイドでも同様の崩しを期待出来、且つ堀米はプレースキッカーとしても優秀なので、ペナルティエリア付近でのFKからの得点を増やせるのではないか、と考えているからです。
 ただ、今季は中村駿の様に、動いて貰って叩いてという様なプレースタイルの選手がいない(様に見える→どちらかというとパサー寄りであったり守備職人であったり)ので、その部分の異なる特徴を持った選手をどう融合させるのか、は注目したい所です。

しかし一方で、

・引いた相手をどう崩して得点するか
・前線から激しくプレスを掛けてくる相手をどう躱して前進するか
・接戦をモノに出来る勝負強さ

等の課題をどういうアプローチで克服するのか。
 正直、我が軍が、ガッチリ引いて構えてくる相手に流れの中から崩し切るのは至難の業なので、やはりここでポイントになるのがセットプレー。なので前述のセットプレーによる得点増加出来るか否かが、この課題克服に深く絡んでくるでしょう。
 また、前線から激しくプレスを掛けてくる相手にどう対応するかについては、CBが1枚躱して持ち上がったり、ボランチや2列目の選手がパスを引き出せるか、というのも勿論なんですが、一番重要なのは、SBが大外に張った位置だけでなく、場合によって少し中央寄りの位置(ハーフスペース)でボールを受けられるか、だと思ってます。昨季は、大外で張っていて、苦し紛れにボールを受けて出し所も余裕も無く、奪われるか焦って蹴っ飛ばすか、みたいな場面がちょいちょい見受けられたので、パスコース確保とスペースの創出を目的として、中央寄りの位置でパスを引き出す場面が増えると、ビルドアップもよりスムーズになるんじゃないでしょうか。
 なんにせよ、今季のチームの闘い振りを楽しみに見て行きたいと思います。

4.最後に

 ここまで読んで下さった頭のイカれた皆様、本当にありがとうございます。大好きです。
 さて、今季はJ1からの降格チーム不在&昇格本命不在、そしてJ3への降格枠が4チームと、かつてない程カオスなリーグ戦になるだろう事は容易に想像出来ます。しかし、ある意味昇格を目指す上ではチャンスでもあります。そのチャンスをがっちり掴める様、クラブ・選手・サポーター一丸となって闘い抜きましょう。

それでは皆様、今季もどうぞ宜しくお願い致します。

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