「ルララルララ」制作時の脳を晒す
いやあ、ここまで長かったですね…
本日ハラジュク1stワンマン「なつそらとわたし」出演&観覧してきました。
最高すぎたので、熱の冷めないうちに「ルララルララ」について語りましょうか。
この曲の仮タイトルが「DYED3rd」だったのはどっかで言った気がするんですが、「Do You Even DJ?」三部作のラストということで色々なギミックを詰め込んでいます。
DJの流れは大事に
電音部、かつタイトル回収的な意味も含めて、無印→2nd→ルララルララは全てDJでそのまま繋ぐことができます。
(1コーラスで2ndへ切り替え、2nd終わりからルララルラライントロはフレーズが繋がるようになっている)
これによって無印から2ndへの分岐、ルララルララでの復活をシームレスに物語として表現しようと試みました。
全てBPMは同じなのでやってみてください!
DJ機材がなくても、2台のデバイスでタイミングよく再生停止を駆使すればできますんでね!
韻の話はしたい
歌詞内容?そんなもんはノベル読んで歌詞見りゃわかるやろ!
ということで、わかりづらいであろう韻の話を。
本当はこだわり全部気付いてくれー!みたいな気持ちはありつつ、全部言うのダサくね?みたいな天邪鬼な性格なのでいくつかピックアップ。
ポエトリーっぽく見せつつ、無印と2ndの「Put your hands up」「ふざけんな」を逆向きに回収して、復活していく美々兎の自信を表現しています。
「喧嘩」「電話」「けんな」「現場」「hands up」で踏んでますが、ストーリーに沿って無理せず韻を踏むのに苦労しました。
これは力作です。
さて、次の箇所へ。
一番じゃなきゃ嫌な美々兎、一番なのは…?って聞いてるのでそりゃ叫ぶしかしないっしょ!
ということで、韻を使った誘導尋問を開始します。
「耳と」「日々を」「意味と」「意地を」「生きよう」「キミの」
これらは何に対しての韻でしょう?
そう、知らない間に誘導されているのでした。
ライブで叫んでくれたあなた、本当にありがとう。
歌詞をもう一度使ってはいけないと誰が決めた?
復活、そして成長。
同じフレーズなのに意味が変わるというのが、今作における美々兎の成長ですね。
「オマケな二人」は大切な二人になり、「ってカワイイ?」は本当の自信になりました。
そして、ラストのフレーズ。
ここは、美々兎が憑依しているとしか考えられない小坂井さんの表現力に圧倒されました。
小坂井さんと相談してアイデアを出し合い、最高の表現に辿り着いたと思います。
ちなみに、最後の笑みはテストテイクで小坂井さんから自然に漏れ出たものが良すぎたので、そのまま採用させてもらいました。
僕の脳にはなかった最後の1ピースがパチっとはまった感じがしましたね。
無印と全く同じフレーズなのに、こんなにも泣けるなんて…
作った本人が一番びっくりしてます。
さいごに
好き放題に表現させてくれた電音部さん、一緒に三部作を作ってくれた小坂井さん、本当にありがとうございます!
そしてなにより、本気でトラウマになるぐらいに心を込めて聴いてくれてるあなた。
どんな形であれ、誰かの心に届く音楽を作れていることが僕のクリエイティブの源になります。
これからもよろしくお願いします。
(最後っぽくなってますが、これを卒業にしないでください電音部さん)
ってことで、もう一度ルララルララしてみませんか?
https://nex-tone.link/22tgiuWrL
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