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【アドカレ】ClusterGAMEJAM(前回)を振り返る

 こんにちは。バーチャルクリエイターの柏葉くるみです。今回は「Cluster Creator Kit Advent Calendar 2020」というcluster公式のアドベントカレンダーに参加させていただきました!

 私の回では、今月開催される「ClusterGAMEJAM」に合わせ、前回のゲームジャムで私がどのように制作を行ったかを振り返りながら解説したいと思います。

 (ClusterGAMEJAMとは、制限時間48時間でcluster向けにゲームを作るコンテストです。半年に1度のお祭りイベントです。まだ参加登録は間に合うので、気になった方は参加してみてください!)

はじめに(作ったものの紹介)

 私は前回のゲームジャムで「MartialDistance」というゲームを作りました。

 「2人が離れる」事が引き金の代わりとなる銃を使い、的を撃ちながら進んでいく、シューティング×パズルゲームです。

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密銃(dist-gun)

 物理的な距離(ソーシャルディスタンス)は開けなければいけませんが、精神的な距離が開いていると突破できないという、SNSならではのゲームとなっています。

 Martialはマーシャルと読みます。読み方やスペルを間違えやすいので気を付けてくださいね。

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 投稿時にスペルを間違えた製作者の図

一番気にかけたこと

 「これこそお題が『ソーシャル』のゲームだ!』と言われるようなゲームを作ることを目標にしていました。
 私はcluster界隈としてもゲームクリエイターとしても新参者で、勝負できるものがかなり限られていたので、クオリティよりも企画で勝負しようと決めていました。

コンセプト決めについて

 お題の「ソーシャル」を聞いて、思いついた単語が「ソーシャルディスタンス」と「SNS」でした。逆に言うとこれ以外思い付かなかったので、意外とソーシャルって単語って使う機会すくなかったんだなと気づきました。こういうお題付きのコンテストは、普段使っている単語について深く考えるきっかけになるので、やっていてとても楽しいです。
 ネット検索したところ、ソーシャルと名の付く他の単語も見つかったのですが、なじみのない単語ばかりだったので不採用にしました。

 最初のアプローチでは情報が少なかったので、次に私はソーシャルの意味を調べる方向性に変えました。
 しかしソーシャルという元の単語は意味がとても広かったので、逆に何を作っても当てはまってしまうので使いにくいなと判断したので、別のアプローチで攻めることにしました。

 ソーシャル【social】
《「ソシアル」とも》多く複合語の形で用い、社会的な、社交的な、の意を表す。「ソーシャルクラブ」
引用:デジタル大辞泉(weblio辞書)

 

最後に私は「ソーシャル」に語感が似ている単語を調べ、言葉遊びをする方向性でアイディア出しをしていました。色々な単語を調べ「Martial」という単語が見つかり、ソーシャルディスタンスと掛け合わせて、MartialDistanceというタイトルが生まれました。
 Martial(ここでは「攻撃的な」みたいな意味で使いました)という単語は、ソーシャルディスタンスの「離れる」とはほぼ真逆といっても良いほどの意味でしたが、ソーシャルディスタンスとは、人同士が離れる事で未知なウイルスと戦っているとも言えるんじゃないか、と思いました。そこからヒントを得て、MartialDistanceの「離れることが力になる」というコンセプトが生まれました。

 最初は「離れることでスキルが発動し、大型ボスを倒す」ゲームを想像していたのですが、48時間で出来そうにないことを悟ったので早々に没になりました。

全体的なデザインについて

 これはMartialDistanceだけでなくゲームワールド杯で作った「Traveler」でもそうなのですが、説明はなるべく簡潔に済ませるようにしました。一般のゲームと比べかなりプレイ時間が短いので、長いと説明時間の比率が上がってしまうからです。
 説明を簡潔にした分、ステージを見ることである程度ルールが分かるようにしようと心掛けました。どこにいても状態(密かどうか)が分かるよう、ステージの全体に状態によって変化する光を設置しました。

的のデザインについて

 ゲームに出てくる的ですが、実は「」という漢字になっています。

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こんなかんじ

 1ステージ毎に3つの的があるので、「3密を破壊すると先に進める」という訳ですね。

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 デバッグに協力してくれた友達の家の猫です。

 かわいい!

最後に

 投稿したMartialDistanceは、インディーズ大賞を受賞させていただきました。何かに受賞する経験は小学校以来だったので、授賞式で自分のワールドが表示された時は、画面の前で謎の声を発しながらはしゃいでいました。(その後数日間、脳がバグってました)


 今回のゲームジャムももちろん参加する予定です。前回と比べ規模が大きくなっていて、とても楽しみです!

 参加は無料で豪華な参加賞もついてくるゲームジャム、みなさまも是非参加してみてください!

告知

 なんと、前回のゲームジャムを振り返るイベント、「ClusterGAMEJAM 2020 in SUMMER PLAYBACK」に参加することになりました!

 私は12日の21:00から出演します!!お楽しみに!!



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