皆様の生活時間ルーティンについて。

人の24時間の使い方の軸になっているのは、職種である。

今日は、みんな知っていそうで意外と知らない、隣のあの人の生活ルーティンパターンを大雑把に分類してご紹介してみます。
皆様の生きる世界の軸になっているのは、実は仕事です。
「だいたいの人は、このくらいの時間に忙しくて、このくらいの時間はヒマなんとちゃうんかなぁ」という感覚は、同じ職種で同じ時間帯に起きて活動する人にしか、通じないものです。

子無しサラリーマンの平日ルーティン

朝5時、起床
朝ご飯、朝の支度、ゴミ出しなど
朝7時半頃、自宅出る
朝8時頃、出勤
昼12時頃、お昼休憩
昼13時頃、仕事再開
夕方18時頃、退勤
夕方19時頃、自宅到着、そこからお風呂や晩御飯食べながら、自由時間
24時頃、さすがにそろそろ日付変わるし、寝るかぁ……。で就寝。

まぁ、子供いないと、こんな感じですよね。
子供がいると、もう少しバタバタしてしまい、自分の時間がなくなりやすくなります。
世の中には、シフト制などもあるので、もう少しバラバラのような気もしますが、一般的には、土日祝日が休みとされていますので、土日祝日だったら、お昼にも暇が生まれるといったところです。
このサラリーマン生活ルーティンの人が余暇時間を使って副業したり発信活動をした場合、主なターゲットは、同じようにサラリーマンをしている方々や学生の皆さんとなります。
忙しい時間帯と暇な時間帯のリズムが、ほぼ同じだからです。

小学生の子持ち専業主フの平日ルーティン

朝5時、起床
朝6時まで、連絡チェック
朝ご飯作成
朝7時頃、子供たち家族が起床
朝8時までに、朝ご飯を食べさせつつ、子供の朝の世話。ゴミ出しなどもする。
朝8時頃、子供たちは学校へ、夫は出勤。
朝9時頃まで、朝ご飯の片付け、掃除、洋服の洗濯、食材や日用品の買い出しなど。
朝9時頃、だいたいの家事終了。
ここから、わりと自由時間。
昼12時、お昼ご飯
昼14時ごろ、子供たちが学校から帰ってくる
昼15時半頃まで、子供の宿題を見てあげる時間。
夕方16時頃、子供ら、家の中でゲームしだす。洗濯物をそろそろ、とりこんで畳んでおくか。夕飯の支度と風呂の支度を開始。
夕方18時頃、夫帰宅。夕飯にしますか、お風呂にしますか。それとも……子供たちと飯食え。家族そろって夕飯じゃあ。
夕方19時頃、お風呂入る
20時頃、明日の準備を見守りつつ、確認をとる。
21時頃、子供たち就寝。ここから大人の自由時間。
24時頃、さすがに日付変わってきたし、寝るかぁ。就寝。

専業主フというのは絶滅危惧種ですが、まぁ、だいたいこんな感じです。今回は妻が専業主婦パターンを書いておりますが、夫が専業主夫として家事育児担当する場合でも、同じような生活ルーティンとなります。
まとめると彼ら彼女ら専業主フの自由時間は、おおむね、家族が学校や会社へ出かける昼の9時から14時頃であり、サラリーマンの方がヒマな時間帯は、意外と忙しく過ごしています。
なので、昼の9時から14時までの時間をパート出勤して、家計を増やしている方も多いです。

フルタイム出勤しながら子育てなさってる方の生活ルーティンは、だいたいの場合、基軸はサラリーマン生活ルーティンスタイルに、余暇時間の部分に子育てのための必要不可欠なお世話時間をあてていくこととなってしまいますので、時間不足気味な生活になりがちです。

ナイトワークの方の生活ルーティン

ナイトワークをなさっている方の生活ルーティンについて、詳しく知っている方って、意外と少ないかと思います。
ここを知ると、今までの社会現象も、「ああなるほど、だから、そうなったのかー」と納得出来る方も増えてくるかもしれませんね。

朝10時ごろ、起床。これでもかなりの早起きさん。平均的には昼12時頃に起き出します。
お客様への連絡やメイクなどの支度をしながら、15時頃までダラダラ。彼らがシラフで過ごしている時間帯は基本的に、この時間だけ。
夕方16時頃、同伴出勤。
ここから、基本的にお仕事タイム。
24時ごろ、お店の営業時間終了、片付けに入る。ここからアフター。
26時ごろ(午前2時頃)、アフターも終わり、家に帰宅。メイク落としたり、お風呂入ったりする。だいたい酔っ払ってるけど、ここから余暇時間。
午前4時頃、だいたいの人は就寝。
なかなか寝付けないときは朝6時くらいまでなら起きていることもあるよ。

まぁ、だいたいこんなかんじの生活ルーティンを過ごしている方々なのですよね。

ナイトワーカーの生活の自由時間は、あるようでないようなところもあるのですが、だいたいは、朝10時から15時頃と、夜の2時頃から4時頃(引っ張れて6時頃)となります。

店休日と呼ばれる、一日まるごと仕事休みの日の場合も、結局、朝早く起きるのはしんどいようで、朝10時頃に起きて、プライベートの関係者との人間関係のための時間にあてるようです。夜中2時まで起きていることは、あまり変わりません。店休日は休肝日にあてているケースもありますが、アルコールをずっと飲んでいる場合もよくあります。

意外と被る、専業主フとナイトワーカーたちの仕事時間と自由時間のリズム。

意外な話なのですが、世の中の専業主フの自由時間は、朝9時頃から14時頃で、ナイトワークをしている方々のシラフでの自由時間は朝10時頃から15時頃までと、この層の自由時間って、被っているんですよね。

なので、かつての黎明期のSNSサイトでは、ナイトワークをしている方々が専業主婦風味に擬態していくことも出来ちゃえたんです。実際、ナイトワーカーたちにお子様がいるのも、わりと多いことでしたからね。別に、そこまで嘘でもないですし。

逆に、実際に専業主婦をやってみると、シラフのナイトワーカーたちとたくさん遭遇することとなりがちでもあり、根本的な生活リズムの違いはもちろんですが、価値観があまりにも違いすぎて、なかなか会話が成立しにくいと感じやすかったり、相手の価値観に流されて染まりやすかったりもしたのです。
それで、昭和の頃の専業主フたちは、「私も外で働きたいなぁ」となりがちになっていったのです。

たくさんお金がほしい、お金があれば家計が助かるというのもあったのでしょうけども、それよりも、自由時間にせんべいかじりながら、当時のテレビ見て、ダラダラする時間帯にやってくる訪問客たちって、皆ロクでもなかったということもあったのです。
それで、家でヒマするよりは、パートにでも出ようということになっていったのです。

で、かつての昭和の世の中で、礼儀作法だの書類作成だのの、マニュアルというのは、どちらかというと、サラリーマン生活をしている人々向けのタイムルーティンを元にして作成されていたため、専業主フとナイトワーカーのことは、あまり考慮されていなかったのです。
それでも、専業主フについては、彼らの生活のパートナーだったから、観察範囲内になっていて、(どうもお昼はヒマっぽいよなぁ)(夜子供らが寝付いてからなら、ちょっとはヒマありそうだなぁ)などの認識はされていたのですよ。
ただ、ナイトワーカーたちの生活リズムについては、サラリーマンたちとは、あまりにも違いすぎて、観測範囲から離れてしまっていたために、未知の状態になってしまっていたのですね。

なので、言葉で説明してみたとしても、イマイチ、ピンと来ない方もいらっしゃるかもしれませんね。

近年のネットの普及と発展により、ナイトワークをしている人々の生活ルーティンも様々な人に知られやすくなりました。

しかしながら、寝ている夜中に、わざわざ起きてまで、ナイトワークで酔っぱらった人の配信をリアルタイムで見に行けるわけがないですね。

なので、彼らは、ナイトワークの小さな世界に価値観が閉じこもりがちにもなりがちです。

ただ、ストック型の投稿であれば、生活時間のすれ違いがあっても、お互いに都合のよい時間に読み合うことが出来る。

この中にあげたパターン以外にも、ちょっとづつ違った生活ルーティンパターンの仕事はありますが、大雑把にまとめてみました。

こんなにも、生活パターンが違いすぎると、返事に即応性を求めて、生放送にこだわってコンテンツを作成してしまうと、同じような生活ルーティンを過ごしている人々の層にしか、発信内容が届かなくなってしまいがちです。

しかし、ブログやYouTube動画やTik Tok動画やInstagramでの投稿がそうなのですが、ストック型のコンテンツ投稿スタイルにすると、自分の普段の生活ルーティンの習慣が全く違う層にも、投稿内容を届けることもできるようになります。

理屈上は全世界の人々に投稿内容が届きますし、音楽の世界などでは、国境を越えて言葉を越えたブームもたびたび起きているのですが、一般的なバズレベルでは、言葉の壁をこえた友人つくりは、意識を変えないとちょっと難しいです。
日本の中に住んでいて隣にいても、仕事内容が変われば、ルーティンも変わっていくのです。

ナイトワークを若い頃していた人々のセカンドキャリアについても。

実は、ナイトワークをしてきた方々が、アラサーになってきたことを目処にして、他の仕事に転職を試みたときに、最大の障壁となり得るのは、サラリーマンとナイトワーカーの生活リズムの違いです。

若い頃にナイトワークの収入だけで暮らせたがゆえに、ナイトワークの価値観にどっぷりと浸かりきると、いざ新卒採用してもらえるとなった年齢となっても、会社側が想定する面接時間に寝坊しやすくなり、遅刻や欠席を繰り返しやすくなることとなり、結局、新卒カードを切ることも難しくなってしまいます。

ただ、その中でも、新卒採用を目処にナイトワークとサラリーマン生活を両立させるような人もいたりします。彼ら彼女らは、子持ちフルタイム兼業主婦並みの多忙さの中で仕事の両立が出来るような人々なので、意外とセカンドキャリアに困ることは少ないです。
おおむねナイトワークの売上も、そこそこいい上に、サラリーマンの生活ルーティンについても詳しく知っているので、話を合わしていける力もついてくるからです。
それに、ナイトワークをやめて、サラリーマン一本に絞り込むこともできますからね。

問題は、ナイトワーク専業者です。
彼らなりにがんばってみたとしても、小さな渦の中で暮らしていると、サラリーマンや学校の生活リズムが普通だと思い込んでいる人たちに話を合わせてあげることは、ちょっと厳しいこともあります。
それに、売上厳しくなったなと思って引退するにしても、ナイトワーク独特の生活リズムに寄り添った仕事というのは、あまりないですし、もらえるお給料もサラリーマンのほうが明らかに少ないですから、金銭感覚を合わせていくことも難しくなります。

経営者側になれるような人ばかりではないので、年とともに熟女設定売りにしてみたり、大人の魅力売りにしてみたりして、工夫してみても、厳しくなります。
人間、思ってるよりは長生きです。
結婚してみても、仕事から逃れられるわけでもないですからね……。

なので、結局のところは、学生の生活ルーティンやサラリーマンの生活ルーティンというものも、知っておき、仕事に活かしつつ、セカンドキャリアに備えた方が良いのです。

#日々の大切な習慣

サポート代は、わたしの子供たちの育児費用等に使われます。