こどくのヒカリ

ひとの山のなかで たたかってきた
ひとり 自分と たたかってきた

たたかいのさきに
気付いたものは
こどくのヒカリ

ひとは 一人
みんな 一人
私以外 私をわかりはしないから

だから、もうたたかうのはヤメタ
仲良くする、やさしくする、本当の意味をしったから

かなしみの向こう側へ
こどくのヒカリは てらしていた

生まれる前にした、約束
かなえる ヒカリ
忘れたなんて 言わせない
はしる 電撃

こどくの中に 怯えて暮らす 私たちに
弱い弱い 私たちに
強くなる、の意味を 教えてくれた

私は あなたがいれば こわくないよ
なんて 強がりもう言えないよ

あなたと暮らした 記憶は
永遠に 私をてらすなんて
もう言えないよ

弱さもひっくるめて あなたは強い

こどくのヒカリ 二人つつんで

誰をだきしめても 一緒だと
思い込もうとしていたよ
あなたじゃなきゃ 嫌だったんだよ

あなたと つながる記憶は
私をいかしてくれる

こどくの中で 歩いていこう