惑星の影響力。

西洋占星術の世界において、一番影響力がある惑星は冥王星です。
で、影響力が一番弱いのが月。
冥王星側から月側へ影響力の矢印が向かってるんですよ。
なので、月は、どの惑星にも影響を与えませんし、冥王星は、どの惑星にも影響を及ぼします。

月←水星←金星←太陽←火星←木星←土星←天王星←海王星←冥王星
こんなカンジ。
よく、水星逆行などを騒ぐことがあるようですが、実は、水星って、基本的に神々の使いっ走りなので、あまり他の惑星に影響しないんですよね。むしろ、他の惑星から影響を受ける側の星となります。

ただ、月から火星までは、個人天体と言いまして、ほぼ同列の力関係となります。役職的に平に近い的な。(いや、そもそも星を受け持ってる時点で平ちゃうんやけどやね。)

なので、こうなります。
(月←水星←金星←太陽←火星)←木星←土星←天王星←海王星←冥王星

で、社会天体の木星と土星、トランスサタニアンとして後から見つかった立場である天王星と海王星と冥王星は、実はそれぞれ役職の違いがありまして、社会天体の木星と土星は、会社で言うところの中間管理職に近いところがあります。
トランスサタニアンの天王星、海王星、冥王星は、会社の経営役員的なポジションとなります。

なので、こうなります。
(月←水星←金星←太陽←火星)←(木星←土星)←(天王星←海王星←冥王星)

複数の星の意味を読むときは、この神々の力関係を思い出すと、実際の影響もちょっとだけ読みやすくなります。
だから、木星と海王星があると、なんとなーく木星って吉星だし良いこと起こるんかなぁと思ったら、実は海王星の力のほうが大きいので、混乱やいい加減さや無責任さというカタチの出方になってしまい、あまり良くないことになりがちなんですよね。

いくら木星が吉星とはいえ、影響強いのは個人惑星へのベクトルだけなんです。なので、吉運が続く長さも一時的なものとなりがちです。

一方、トランスサタニアンが絡む幸運は生業となるレベルにまで引き上げてくれる力があります。
トランスサタニアンの天王星、海王星、冥王星はいずれも凶星と言われておりますが、凶運をどう乗り越えていくかによっては、良い人生にもなっていくわけですね。


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