四柱推命の基本の復習。

四柱推命の基本は、陰陽五行論が基礎になっています。
この陰陽五行論という考え方は、実は東洋医学も同じ基礎理論を採用しているため、きちんと関連性があったりしますが、現代では、医療行為は医療関係の資格保持者でないと出来ないと法律で定められているため、ヒーリングなどに転用するのは辞めましょうね。(念の為) 
バレなかったら、何も言われないかもしれないけど、占いというのは、あくまでもエンタメの延長としてギリギリ許してもらってる状況のため、法的には危ない橋を渡ってるようなものなのです。カウンセリングと何が違うん?ってところもあるので。
なので、〇〇に効くとか、医学的に効果ありそうに思われたり、病気の判定に使うのも良くはないです……。
とはいえ、深く突き詰めると、(この概念は……昔はなんかしらの病気の診断に使われていたのかな!?)というようにも思われる箇所もあったりします。
ただ、自分や家族の健康管理法として、こっそり活用するのであれば、許されると思います。

陰陽五行論では、五行という、五つの基本要素に、それぞれ陰というマイナスと陽というプラスがあると考えるため、合計で十種類の気の流れがあると考えます。
木火土金水の五行それぞれに、陰陽があるので、木の兄の甲、木の弟の乙、というふうに言います。
甲乙丙丁戊己康辛壬癸となります。これを十干と呼びます。

これとは別に、十二支という、子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥という流れがあります。
四柱推命では、十干と十二支を組み合わせて、生年月日を昔風の暦に当てはめながら読むのです。これを命式と呼び、十干は上に出し、十二支は下に出します。
十干は純粋な五行の気ですが、十二支は五行の要素が入り混じった状態で存在しているため、気の読み方に諸説があったりします。日によって微妙に区切りが違うとかなんとか(ここ基本的なことやのに、言及せなアカンのが何だかな)

そのうち、読むときの中心に据えるのが、生まれた日です。
日柱と言います。そのうち、天干側のところだけを日主と言います。基礎すぎて私も時々忘れては、うっかり日柱と日主を混同したりします。なので、おばちゃんの大復習に皆さんを付き合わせているようなものです。

四柱推命では、日主からみて、同じなのか、応援してるのか、応援されてるのか、剋するのか、剋されてるのかを見て、通変星というのを決めていきます。
剋する剋されるというのは、まぁ要するに滅入るとかしんどなる的な……。剋する側は平気なこともあるけど、剋される側はしんどくなるから、結局しんどい的な。
ここらへん、言語化難しいところもありますね。

まぁだから、通変星もパターンが十種類あります。けど、変わるという漢字が入る通り、あくまでも日主からみてのそれぞれの干支の相性を出すようなカンジなんですが、ここで、十二支は混じり合ってる気で出来てることが読み方の考え方のちがいを生み出すもととなっていたりします。教本によって微妙に変わる部分です……。地支の中で、一番強い気の流れから、気の属性を推定して、読んでいきます。
だから実際は、天干のほうが純粋な気の流れなので意味合いとしてはやや強く、地支の方は、混じった気の中で出てくる意味合いなので、通変星の意味もそこまで強くないこともあります。なので、同じ気のようでも、混じってるパーセンテージが違うので結果も微妙に違うと言えます。ただ、そんなところまで読むと、情報多すぎるのもあって、重要なところだけ読むことのほうが多いです。実際の丑は土に水の気が少し混じった土なんですが、一番強いのは土の気だから、土の気として読むのですわ。ここらへんを按分して読むのか、一番強い気だけを抜いて後は情報としては捨てるのかで、ちょっと違うことになってケンカになりそうになってですね……めんどうなことになってまうこともあるっちゃああるような……。ここらで立場決めて、ズバッと言うほうがわかりやすいんですけどもね。

で、実際に手書きで出すとめっちゃ習得早くなりますが、めんどくさいのでスマホでも出来る四柱推命の命式出せるサイトで私の命式を出してみました。

赤文字で書いてある印綬というのが通変星のうち、最も強く出ている気の流れとなります。
これを日主と間違えちゃう人も多いんですが、あくまでも一番読みたい通変星であって、日主ではありません。


日主のところに赤丸入れておいてみました。ここから見て、関係性を見て命式の通変星を決めていくのです。だから、日主の通変星の欄は空白でしょう?ここが命式の中心だからです。
基本は十干それぞれに個性があると見ます。
初心者向けに書かれた四柱推命の解説本の多くは、通変星に重きを置きすぎていて、語弊を招きそうになってしまっていますが、日主の戊から見ると、応援してくれる気の流れだから、印綬だねって言うてるだけなのですよ。

私は、日主がつちのえと書いてありますが、これは土の気のプラス(陽)という意味であります。
訓読みのつちのえって読みも土の兄ですからね。音読みもあるし、そっちでも正解なんですけど、たぶん訓読みのほうがわかりやすいから、訓読みでいくとしましょう。
ちなみに、土の弟は己です。
私の生まれ年にあたる年中に己がありますね。
これは、戊からみると、同じ気のプラマイ逆転版があるから、劫財だね、と通変星は、そうやって決めています。

だから、ぶっちゃけ、印綬が通変星の中心だから、先生タイプで知識欲旺盛やし、ネットで芸能人なんてやらないよね、ってキャラクター読みをするのは、実は正確でもないんですよね。
知識欲旺盛で先生タイプだというのは合ってるっちゃあ合っていますが、私の四柱推命の命式のキャラクターの読みでは、天干にある食神がめちゃくちゃ効いてるとも読めるからです。


赤文字の印綬のほうが他にも出てる分、そこそこ強いものの、天干も食神がデンとあるという。

食神ってのは、日主からみて応援しているという気の流れです。
ですが、地支として隣り合ってるわけでもないので、天干のほうが純粋な気の流れの分、食神がそこそこ強く出るという状態です。
それで、人当たりがいいとか、表現するという方向性が強く出るわけです。

真の印綬型の流れではあるものの、ある程度、食神が強い人みたいに擬態出来るという面がここに出ているとも言えます。
なので、印綬の適職の学校の先生や宗教家だけでなく、食神の適職である芸能や芸術、ライター、飲食というのも、こなせるよって言うふうに出てきます(が、それで実際にお金稼ぐかどうかは、また話が別だけど)
で、年柱にある劫財の効能もあるので、経営者としての考え方も出来るよ(経営者的な考え方に自然と触れる環境の中で育てられるため)というふうな意味も命式には、織り込まれていたりします。

命式で、年柱は家庭の育つ環境や親子の関係性、月柱は同級生や同世代の環境や関係性、時柱は子孫や後輩に出す自分の態度や関係性という風に出てきやすいです。

とりあえず、基本の命式についてと、キャラクターの出し方だけで、2800文字いったから、今日はここまでにしとくか。
(大運の出し方や読み方はまた気が向いたら書く)

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