ドライブ

だだっ広い田んぼだらけの景色
アスファルトの上を赤い車が走る
君と僕二人で
まぶしくもあたたかい太陽が照らす昼も
日が落ちて明かり消えた夜も
ずっと一緒だと思っていたのに

ほんとは僕におびえていたんだね?
クルマの運転に夢中で見えてなかったよ

助手席の君の愛想笑いと社交辞令を
本音と思い込んでいたみたいで

僕がそれに気付いたのは
君が休憩したいっていったきり
クルマからおりて消えてから

今日も僕はひとり
探しても仕方ない君を
ヒッチハイクさせたくて
赤い車走らせてる

そんなこと、もう起きないのにさ
僕におびえて逃げた君を
追いかけたって
しかたないのに

あの日々が忘れきれずに
今日も田んぼのあぜ道
ドライブしてる

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