M-1対策ライブのお話。

遅くなりましたが、7月11日(火)にM-1対策ライブがありました。

約100人のお客さんに来ていただき、旧メンバー3組、新コンビ5組、そして外部から「いわし」さんが参加してくださり、全9組、14ネタを披露しました。
MCには特別にまえかわぱーてぃーさんが来てくださりました。

見てくださった皆さま、本当にありがとうございました。
そして関わってくれたスタッフの皆さん、ありがとうございました。
全演者の皆さん、大変お疲れ様でした。

ライブは過去最高の盛り上がりを見せたと思うし、色んな方々に見てもらい、アンケートで沢山の意見をいただき、非常にネタの参考になりました。ありがとうございます。順位としては悔しい結果になりましたが、ニューフェイスの台頭や旧メンバーの意地、いわしさんの実力、まえぱさんの技量と、色んな部分を見せるライブを作ることができました。本当に関わってくれた全ての皆さんありがとうございました。


今後とも、CCCの応援をよろしくお願いします。






とまぁ、某MさんとSくんのnoteの形式を真似させてもらいまして、ここからは演者(サークルも少し混じってるかも)としての自分の気持ちを。

「悔しい」の一言に尽きます。
あんな成績で悔しくないわけがない。

俺とそら君のコンビ「Frontier」でM-1対策ライブに挑んだものの、2本とも惨敗。

1本目は「五臓六腑」というネタ。
以前別コンビがやっていたネタで、その時のネタはYouTubeに上がっているので見て欲しい。

ここで一発しっかりとしたしゃべくり漫才を見せつけようと意気揚々と出たのだが、多分全然修正が効く甘噛みをしたあとに謎の高笑いを見せ、相方の心を折ってしまった。申し訳なさすぎる。

相方は台本も良くないところがあったからと言っていたが、自分のやったことが酷すぎて酷すぎて。

あれがなければもう少しウケが増えていたのかなと考えると、悔しさは増し続ける。

2本目は選挙というネタ。
これもまた元は他のコンビのネタで、2分バージョンにして挑んだ。
こっちはやりたいことをしっかりとやり切れたかなと感じる。できる限りを尽くした。

でも、2本とも結果が出なかった。
「なんとかしてマイナスでは終わらせたくない」と思って、最後のMCとかも前に出ようと思ったけれど、自分は上手く出ることもできなかった。
そら君もなんとか爪痕を残そうとして、いっぱい前に出てくれた。出すぎだって言われてたけど、どうにかしようと頑張ってくれてありがとうな。

悔しくて、打ち上げに行ってからもずっと頭の中にネタの時の自分が出てきて、最初は普通に過ごせていたはずが、最後は全然楽しくいられなかった。

俺はそら君のことを面白いやつだと思ってます。思想とか言葉とか、結構過激なネタをしたりとかはあるけど、自分の「面白い」をとにかく追求して、それをどうにか表現して伝えようとして、ほとんどの時間をネタに割いてくれた。俺はネタを書く才能があいつに比べたらまるでないので、本当にありがたかった。ありがとう。お前の書くネタ、結構好きだよ。

ただ、各ネタに1つずつ入る下ネタはかなり渋った。
今までの傾向を見るに、下ネタのウケは異常なほど悪い。それを知っているから自分はやりたくなかった。
でも、そら君はどうしてもやりたいんだろうなと、結果的に「合わせる」という形になってしまった。俺も意思を強く持てず申し訳ない。

そら君は自分の面白いをどうしてもっとぶつけてこなかったんだって思ってる。
確かにそう。そうなのだ。
本当に面白いネタを作り上げるには、自分の面白いを相方にぶつける必要がある。それが相方に対する責任なのだ。
しかし、自分はそれを放棄し、相方が面白いと思っているものをそのまま受け取って返すことをしなかった。返しきれなかった。
ネタを書いているのは基本そら君だけど、2人でやるものだし、俺もちゃんと面白いを追求しまくって、妥協なしに、本当にやりたいお笑い、文言について語るべきだったなと感じた。これからは自分ももっと意思を強く持っておきたい。

あと、「負け犬の遠吠えラジオ」で、ひたすらにお客さんのことを考えてあんまり自分の思いみたいなのを言わないようにしていたのと、ひたすらそら君の発言を止めようとしていたのを腹立たしいと思う人もいると思う。少なくともそら君はそう思っていたらしい。

お客さんからの評価を気にしていること自体は事実としてあるけど、それ以上に自分の中で感じることがある。

お客さんが素直に思った感想や評価を素直に受け止めていかないと、より良いものは作れないと思う。

フィードバック。何かをしたあとの感想や結果、評価は今後に活かす貴重な資源、材料になるもの。

お客さんがつけてくれた評価や順位、感想はまさにフィードバックであって、大切にするべきものである。
まあそら君も結果とかは重く受け止めるとは思うんだけど、それらをつけているお客さんに対して「このネタ面白いんだけど、伝わらないんですかね?」みたいな感じのをわざわざ言う必要まではあったのかなと感じる。

個人的にだったり、身内の間で「これ面白いと思ったんだけど、上手くいかなかったなぁ」みたいな会話は全然いいと思うけど、わざわざ外に向けて「いやこのネタってこう言う仕組みで、ここが面白いところなんですけど理解してもらえなかったみたいですね」と嫌味たらしく言ってしまうのはどうなのかなと。
気持ちはわかるし、自分も面白いと思ったんだけど上手く伝えきれなかったかっていうのはすごいあるけど、それが残念ながら通用していないという事実はちゃんと受け止めるべきだし、「分からない方が悪い」みたいな感じに聞こえてしまう話し方が、自分は正直気に食わなかった。

汚く言ってしまえば、「自分のネタを見て笑ってもらったり、評価をしてくれる大切なお客さんに向かって何を言ってるんだ。お前何様だよ。」ってことですかね。

だから「やめなさい」とかそんな感じで止めたりしてました。語彙力はなかったし、でも止め続けるのもだんだん疲れてきちゃったし、でも止めないといけないし。難しかった。

それが「不快だな」とか、「なんだこいつ客の株上げに行ってるな」とか思われるんだったらごめんなさい。
でも、ネタが面白い面白くないの前に、そもそもとしてお客さんがいないと僕らはやりがいがないと思うんです。
お客さんがいなければ、ウケたかどうかすらわからない。自分は面白いと思っているけれど、世間では受け入れてくれないネタをただ漠然とやり続ける人達になってしまう可能性が高くなってしまいます。

お客さんにはウケないけど、自分たちが面白いと思うものがやれたらいいと思うのなら、誰もいない広い空間でただネタをやり続ければいい。それならお客さんがいてもいなくても変わらないじゃないですか。

でもそれじゃ面白くないじゃないですか。
そら君も、自分が面白いと思っていることをただやるだけじゃなくて、自分たちの面白いをお客さんに届けて、そのネタで笑ってほしいと思ってると思うんです。
お客さんがいて、僕らがいて、僕らがするネタを見てお客さんが面白いと感じたら笑ってもらえる。それがあるから僕らはやりがいを感じるんじゃないんですか。

なのに、お客さんに「俺らのお笑いをどうして理解してくれないんだよ」と文句を言ったところで結果は変わらないし、むしろ印象がさらに悪化する。

お客さんに笑ってもらえるネタを作りたいと思うのなら、お客さんの声が一番大切で、それをしっかり考えて改善していくことが近道なはず。

自分はそれを大切にしたかった。それだけです。

これでまた、「株上げに行ったんだろ」みたいな感じのことを言われるんだったら、そう捉えてくれればいいです。そう思う方よりも、素直に笑ってくれたり、色んな感想を教えてくれるようなお客さんを大切にするので。

なんだか文章がうまくまとまらないし、この文章の伝え方でいいのかはわからないけど、大体言いたいことは書けた気がする。

もしかしたら俺も拡大解釈とかしちゃってるかもしれないし、多少の語弊もあるかもしれません。所詮は1人のしがない学生芸人の戯れ言だと思ってもらえれば。

最後に。

あいつはめちゃめちゃ面白いです。そんじゃそこらのやつより全然余裕でお笑いに熱いし、かけてる時間が違う。場数も違う。他の人とは面白いのベクトルは違うかもだけど。
俺の相方でいてくれて申し訳ないくらい。
あいつには感謝しかないです。ありがとうな。

これからもお笑いに熱いそら君、そしてCCC全員を応援してもらえると嬉しいです。

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