単独ライブを終えて

10月20日、サークルの単独ライブ「JAM」が無事終わりました。

単独ライブでは過去最多となるたくさんの方に足を運んでもらい、初めての中部講堂での単独ライブは大盛況に終わったなと思います。すごかった。

演出も凄くて、照明の演出が特に新しく要素として追加されてとても華やかになったと思う。
オープニングの映像もすごいかっこよかったし。

本当に最高のライブになったのではないかなぁと思います。

来ていただいた方、本当にありがとうございました。
途中から帰らなきゃいけなかった方も、逆に途中から来てくれた方も、来たかったけど来られなかった人も、大変感謝してます。本当にありがとうございました。


ここからは、自分が感じたものと、自分からみた今回のネタの様子をまとめたいなと思います。
先に言っておきますがかなり自分の思いの部分が多いので見苦しかったらすいません。

本番に出るみんなのことを応援したくて、ネタの様子を見たりとかして、談笑したりしてとっても楽しい時間だった。面白かったし。

でも、心の底からはそうは思えていませんでした。

オーディションに持って行った3本のうち2本は博打ネタ。残りの一本も前に似たような形式のネタがあってウケないのも考えられた。でもやるしかなかった。面白いと思ってやってるから。

笑ってくれる人も多かった。嬉しかった。部室が割れるかもなっていうくらいの笑いも聞けた気がする。

でも、結果は残せなかった。

結果的にオーディションに落ちてしまって悔しくてしかたなかった。
俺と共に落ちてしまった演者の姿を見てると、俺みたいに悔しいって表に出す人もいれば、表ではそうはならずとも、裏側で悔しいなって思う人も多くいて、多種多様の感情があるように見えた。

リハーサルの日。
本番同様の演出やセットで実際にライブの流れを一通りやってみた。
新しい会場になり、照明も景色も以前と違う感じでよりかっこよくなった。出囃子に合わせて照明を切り替えたりとかできるのも会場が新しくなったからで、とてもワクワクするものだ。

客席から、舞台袖から見るのはなんか今までとは違う独特な感覚だった。今までいた自分のサークルはどこか遠くにいってしまった感覚だった。
まるで別のサークルのライブを見ているようにも思えた。

ネタはどれも面白くて、オーディションに通った理由もすごく納得がいく。一期生はもちろん実力と経験があるし、新しく入った2期は実力の持ち主であるまさに超新星達。誰が出てもお客さんが笑ってくれるのは目に見えていた。あの確信は今まで以上のものだった。
あんなに分かってても笑っちゃうネタたちはそうそうないだろう。

面白いと思って笑ってるんだけど、心の奥底から笑えていなかった気がする。
自分があそこにいないことへの悔しさや苛立ち、焦り、喪失感、劣等感。あらゆる感情が忘れようとしても邪魔してくる。それは本番が終わった今でも消えることがない。忘れたいよ、忘れさせてくれよ。

あの舞台にどうしてもあの瞬間に立ちたかった。
「初めての自分達だけの中部」
ライブ全てが特別であるけど、特に大切じゃないかと考えていた今回、どうしても立ちたかった。とにかく悔しい。

自分がサークルに入って立てなかった単独は2回。
一つはメラ、もう一つが今回。

メラは、実習の兼ね合い上仕方ないと感じていたし、何より入ってすぐの単独だったから、まだそういうのも考えきれてなかった頃。
でも今回は経験もある、ネタもそれなりに面白いもの。自分も成長してきた。だからこそ落ちることの悔しさは相当なものだ。

ここまで悔しい気持ちは前にはなかった。確実になかった。

1期生として一番最後に入ったとはいえ、約1年演者をしてきた身からすれば、2期生には負けてはいけない、オーディションに落ちてはいけないというプレッシャーがすごかった。そのプレッシャーを跳ね除けられたらよかったものの、そうはいかなかった。

まず相方に申し訳ない。単独に立つステージ数を減らしてしまった。しかも俺のためにネタも書いてくれた。当て書きすらしてもらった。俺がどうにか活きる形を模索してくれた。ありがとう。そのネタ活かせなくてごめんな。

そして自分が声かけしたお客さん。
「かっしーは出るの?」って聞かれた時に、すぐに「いやー出れないんですよ〜笑」って返せなかった。だから、「まあお楽しみに〜笑」くらいしか返せなかった。紛らわせてしまってごめんなさい。
何人かには「出れないんだけどね〜」みたいな感じで返したけど。

俺が出て嬉しいと思う人がどれくらいいてくれているかは定かではないけど、そういう人がいたのなら本当にごめんなさい。また出直します。

裏方やってて、「裏方頑張ってたね!次は演者で見れるの楽しみにしてる!」って言ってくれた人もいて嬉しかった。自分を求めている人がいるということがありがたい。

あの舞台に必ずリベンジしに行きます。僕を見たいと思ってくれている方、もう少し待っててください。

これ以上自分が悔しいだのなんだの言ってても楽しくないと思うので、ここからは自分が見た本番の演者たちのネタの振り返り。ネタバレしてるので要注意。



すぱろう。
単独に合わせたネタを持ってくるのもさすがだなと思った。
松浦さんの台本がなぜこんなにも面白く書けるのだろうかといつも不思議に思う。
けいさんの雰囲気がより面白さを増している気がする。すごい。オープニングにして面白さがすごかった。

漬けGINZATOKYO。
こうたが初めてにしてはツッコミ圧倒的にセンスを感じる。あーいった会話風しゃべくりが本当自然だなと思った。
はるとさんもちゃんと爆ウケしてたな。ぼそぼそと変なこというのもおもろいしすごかった。初めての単独であれだけのパフォーマンスはかなりの上出来ではないだろうか。すごかった。圧巻です。

七対子。
よくありそうな設定ではあるものの、そこから発展させた面白コント。
松浦さんの役の入り込み方や見せ方、そらの強いツッコミがボンボンウケていて安定感がある。さすがと言ったところ。

過去形
あのふんわりやんわりした面白オーラは多分彼らにしか出せないであろう。ふざけてるのも面白く見えるしすごいと思う。練習量が毎回課題となる過去形であるが、今回はきちんと仕上がっていたと思う。
すごかった。

なべぶた。
強コント。独特な着眼点とその台本の中身の広げ方。松浦さんらしいといえばらしいコントであり、それをちゆきさんが可能性をさらに広げたように感じる。あのリアルに恋する乙女感を演出できるのはちゆきさんだからだと思う。すごいコントだった。最後の「え、なんで!?」は個人的にもお気に入り。

あらい。
我々のネタではフリップ以外だと多分初めてのネタ中にスクリーンを使うネタだと思う。新しい試みで視覚的にも面白いが詰まったネタだと思う。とうやくんの独特なふざけ感と松浦さんのはっきりしたツッコミが相まって爆発してた気がする。拍手笑いもあったんじゃないかな。

誤砲志。
初めての単独であれだけ喋り倒せるまさやがすごい。ネタの着想もとってもよかったし、色んなところで笑いをとれていたと思う。
個人的には最後のところがかなり好き。合わせ技という感じがしてなお良い。

カモネギ。
個人的に一番好きなネタ。女性コンビにしかできないコントで、ちゆきさんのキャラに入り込むところも去ることながら、初めてのライブのあやなちゃんの独特なツッコミは毎回毎回ぼかぼかウケていた。
最初俺がもたもたしてちゆきさん1人の時間を多くさせてしまったけれどそれでも耐えてくれて、笑いもとっていてすごかった。ありがとうございました。
台本、演技、対応力、全てにおいてすごかったネタ。個人的に一位です。

クリスタルリーフ。
大トリがもはや恒例のようにもなってきたクリリはもちろん安定して笑いをかっさらっていく。けいさんのゆるい感じの面白オーラから放たれるボケととうやくんの関西弁のツッコミが合ってとても面白く感じる。お客さんもたくさん笑っていたように感じる。まじでぶちかましてた。

ざっとこんなものだろうか。本当に色んな人から「順位つけるのめっちゃ悩んだ」と言われるくらいすごいいいライブで、きっとみんなの平均が高いんだろうなと思います。すごいライブだった。

学祭でリベンジしたいな…。でもこのライブのネタが大半を占めそうですね。仕上がりすぎ。
一本くらい単独でやりたいぜ…やらせてくれぇ。

またCCCのライブは続きますし、来月は特に大忙しなので頑張ります。

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