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強くあること。強くなること。〜欧州カタールW杯予選グループI 第5節 イングランド🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿 4-0 アンドラ🇦🇩〜

実はこのカードを一番楽しみにしていたかもしれない。アンドラの足元の技術の高さに可能性を感じているのだろう。ただ要のプジョールがいないのは痛い。そこがないので割引で観なきゃいけないのは辛いなーって。そんな感じ。

イングランド🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿

人口:約5300万人 首都(主要都市):ロンドン
FIFAランキング(21/8/12発表):4位
今大会成績:4勝0分0敗 得失点差+12
一口メモ:長野県小谷村(おたりむら)とデヴォン州オタリーセメントリーや、愛知県新城市とタイン・アンド・ウィア州ニューカッスルアポンタイン、スタッフォードシャー州ニューカッスルアンダーライムが姉妹都市になっている。もしや意外とダジャレ好き?

スターティングメンバー

交代:
62分 7番ベリンガム→19番マウント
        2番ジェイムズ→11番グリーリッシュ
        9番バンフォード→20番ケイン

アンドラ公国🇦🇩


人口:約78000人 首都:アンドラ・ラ・べリャ
FIFAランキング(21/8/12発表):156位
今大会成績:1勝0分3敗 得失点差-3 勝ち点3 5位
一口メモ:アンドラのタバコの葉は香りが良く、世界中でブランド用として嗜まれている。

スターティングメンバー

交代:
66分 9番サンチェス→19番フェルナンデス
74分 23番ルビオ→21番M.ガルシア
        10番クレメンテ→A.マルティネス
86分 8番M.ビエイラ→6番リマ
        15番サンニコラス→17番セルヴォス

イングランド 4  -  0  アンドラ
20 シュート数 1
6 枠内シュート 1
89% ボールポゼッション 11%

得点者:18,78分リンガード、72分ケインPK,
85分サカ(ENG)

イングランドの圧勝。力こそパワー、パワーこそ力。このタレント差はズル。たぶんグループI観てると永遠に言うと思う。ズルって。ただここまで差がつくと思わなくて。ちょっと悔しい。

"この試合の"両チームの印象

・イングランド
このチームはSB次第だな、と。前節のセットよりもこのセットの方が「らしい」サッカーになってる。局所的に狭くなって、息ができなくなってやり直すことはなく、中盤でSBで幅を作ることで、中央に絞るリンガードのスピードを生かした裏抜けでアンドラの腰を引かせた。相手が違うとはいえ、やりやすそうなのはこういう形なんだろうな。あとサカがとても楽しそうにプレーできてる。左右のコントラストも良い。強いナショナルチーム!って感じ。

・アンドラ
こうなっちまったか。前線の収まりがあるかどうかは死活問題。逃がしどころ、預けどころって大切だよってお手本になってしまわれた。この子達もっとできるんです!って親みたいな言い方するけど、後ろ重心の場合、進むための縦の出口設定は大事なんだが、いつもはそこにプジョールがいたはずなのよ。でも彼も39歳なわけで、アンドラはその先を目指すならば彼なしの戦い方ないし、彼の代わりがいないと厳しいならば課題はわかりやすいし、解決方法もわかりやすい。

試合観戦記

何度も言うようだけれど、イングランドはSB次第でサッカーが変わる。これはサウスゲイトずっと悩むんじゃないかね。直接的にいろんな場面に作用するのはウォーカーとルークショーのコンビなのだけど、いわゆるみんなが想像するSB像であるこの試合の3人だと直接的なものは少ないながらも、周りの選手の認知が少なく、判断の選択肢は多くなる。能力のある選手が多く、特徴的な選手も多い中で、あえてそこに変化を求めるかどうか。
少なくとも変化なくともここまで試合を支配できるならいらんのじゃないかねって。もちろん知ってることは大事なんだけど。変化自体を型にしてしまうことが是か非か。

現実、2枚交代で刺激を加えてもしばらく1-0だったし、結局ケインじゃーん!ってなるんだけど、それでも決まらなかっただけって言い訳は可能な範囲内。わずかなスペースで息をすることができて、更にはスペースを生み出せるケインって超貴重。ナショナルチームってそういうものなんだけど、じゃあその個性ってどう生かし切るの?どの組み合わせがいいの?はずっと付き纏うんだけど、タレントが揃えば揃うほどにマネジメントって大変だ。

今なら昔○○監督と○○選手が確執!みたいな記事に対して「しゃーない」って理解できる自信はある。ゲームみたいに能力値上から選べばいいってわけじゃないんだもん。無理よ。無理。人と人なんだからそりゃそうよ。仕方ない。時代とかそういうのも含めて運も実力の内なんだろう。イングランドはどこへ向かえばW杯優勝できるんだろうってずっと考えてた。

ごめん。アンドラに関してはどうしていいかわかんなかった。どこにも起点があるような上手なチームなはずなのに、1-0まではすごく粘れたのに。及ぶはずもなかった、という言葉が出てくるのが歯痒い。

あと、どうでもいいけど後半ずっとイングランドの右サイドにいる風船を誰も退けないのウケる。

それぞれの気になった選手

イングランド
3番 SBトリッピアー
目立たないながらもいて欲しいところに必ず現れる。ナショナルチームって我の集まりだからこういう選手がいると助かる。エラい選手。クリスタルパレスでチームザハのギアの一部にならないか?

アンドラ
4番 MF レベス
この試合のタスクは多かっただろうし、大変だったろう。切り替え部分を一手に担い、運ばにゃ前進できぬ。早めのイエローが痛かったが、それだけ負担はかかっていたと思う。でもそれだけできるってことなわけで。一人一人が大事な選手なんだけど、その中でも大事なんだなって思った。

結果と次節

これにより、

イングランドが5勝0分0敗 勝ち点15 得失点差+16
アンドラが1勝0分4敗 勝ち点3 得失点差-7

となった。

次節は、

イングランドがポーランドとのアウェイ戦。
アンドラがハンガリーとのアウェイ戦となる。

グループIのビッグカードが行われる。この勝敗次第では1位争いの大勢が決する可能性もある。アンドラは2位争いに食らいつけるかどうかの潮目になる試合になりそうだ。


その他のリーグ、その他の試合に関しては

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