マガジン一覧

仕事と展示ご報告[装画制作について]

仕事情報・展示情報・制作についての姿勢や考え・書籍の装画解説・雑記

44 本

乱世玉響 蓮如と女たち

『乱世玉響 蓮如と女たち』 皆川 博子 様 春陽堂書店 様 装画を描かせていただきました 春陽堂文庫より四冊目となりました 日下三蔵 様が精力的に 復刻すべき作品を探し集め本へと形にしてくれております とても嬉しいです どうぞよろしくお願いいたします

巳年

七日を過ぎ、十五日には間に合いました 今年もどうぞ よろしくお願いいたします 巳年 卵と脱皮、変化、生まれ変わる 角と両足を手放し 真っ白な姿 無駄を削ぎ落とし進む とぐろ巻く、螺旋 捨てた2本の腕は、2本の生殖器 遺伝子である染色体 二股 そして輪舞

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会津恋い鷹

『会津恋い鷹』 皆川博子 様 春陽堂書店 春陽文庫 より発売 日下三蔵 様 セレクト・編集 装画を描かせていただきました 美女と猛禽の奇縁 壮絶な恋の物語 どうぞよろしくお願いいたします

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『闇祓』ポーランド版

辻村深月 様 『闇祓』 ポーランド版が出版されました 装画使っていただきありがとうございます 『Prześladowcy』 Mizuki Tsujimura Wydawca : PW waneko Ilustracja narysowana przez Kashimę Dziękuję

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言の葉[日々徒然なるままに]

雑記・日常・関心・趣味・エッセイ・日々徒然なるままに

6 本

Xforio

Xforioに登録しております 忙しくしており まだ体裁を整えておらず、中途半端ですが 徐々に仕事歴や絵を掲載していきます いずれこちらを公式にできたらと思っています よろしくお願いいたします https://xfolio.jp/portfolio/kashima 絵の掲載について 今後 慎重にサービス内容を熟読、熟考、見極め わたくしの理念と信念に叶う場所で 作品を掲載します 現在、想いを違えるプラットフォーム上の絵は 順次、削除しているところです

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元日に産土神様の所へ 新年のご挨拶 今年から願いは 家族や友人の健康や幸せ そして 自身のために 「運が欲しい」 と願った わたくしは運が良い人間の自覚があり だからこそ、運が一番重要と知っている 運に、良いも悪いも無い そして運は等価である事を 経験で知っている どちらも受け入れる覚悟はいつもある 当たり前だけれど 運が手に入っても 努力はするし、それは自分の頑張り次第ということも とてもわかっている でも運だけは違うから難しい ・・・ 神

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年末

年末、なんとか仕事納めることができました そして丸1日を、大掃除に費やし 今年はもう用意できないかと思っていたけれど 今日、年賀状の絵を描きます 散歩中、蝋梅が美しく 数種類の蝋梅植えてる敷地があり 香りとその姿を楽しんでいる 正月生ける花に蝋梅を追加したいと思い 買いに行きます ・・・ 数年前から 秋頃からドライアイが始まり 年々酷くなっていく 毎年反省するが、来年こそ秋が来る前に眼科に行き 予防にムコスタをもらうようにしよう、と決意する 冬から秋にかけてアレル

運命よりも恐ろしいのは血に刻まれた契約

未来の私が 過去の私を 殺しに来る 私が私に 生まれ変わるたびに 私が私に 必ず殺される 前は 17歳の私は、19歳の私に殺された その前には 41歳の私は、43歳の私に殺された 前の前の前では 11歳の私は、13歳の私に殺された そして今 29歳の私は、31歳の私に殺された 生まれ変わる前の私の記憶は 死を受け入れる間際まで 思い出すことはない だから毎回 すでに手遅れ そして私は 必ず『殺されるわたし』なのだ ・・・ 何故、わたしは『殺される』のか

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独り妄想部

妄想と想像のアウトプット  絵にできないものを文字と物語へ

3 本

恋しい孤独

たまにふと、強い孤独を感じたい時がある この時期になると思い出す 大切な強い記憶が二つほどあり 大雪の日のあと 誰もいない、誰も踏み入ってない 木々と雪、白と黒の世界 たった一人、そこに在る自分が とても小さくて孤独で それでいて切なく 時折、この孤独がなぜか恋しくなる 東京都薬用植物園 雪が降った翌日の朝一番に足を運び 誰も入ってない園の奥、深い木々の中歩いた 東村山の国立ハンセン病療養所・資料館 あの時も雪がかなり深い日だった 曇天の中 歩きながら肩と帽子に雪が

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私が紡ぎ継いでゆく物語

目を開く そこは何も無い宙間 いや 目の端に何かを捉える わたしの右手には【白くて丸い塩の塊】 そこから白っぽい『紐』が出ている 私の左手には【白っぽい服を着た中年の人】が立っている 『紐』はその人の腹部からも出ていた ふと足元に気づく 『紐』が見えた それは自分の右足、左足に繋がっている 左足の『紐』は【白くて丸い塩の塊】へとつながっており 右足の『紐』は【白っぽい服を着た中年の人】へと繋がりっているようだ 「え?何これ?」 端にいた人が遠くから叫ぶ 「まだ

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繰り返し訪れる週末

巨大な門を越えると同時に 空気と圧力が変わる 長く続く階段、階層を繋ぐ梯子の先 現れた長い廻廊 何度か曲がった先の通路に 上下左右に並ぶ扉の一つ 辿り着いた自室の前 部屋に入り 背中に背負った重たい荷物を下ろす 扉の横にかけたそれは 薄汚れている みんなそうだ 手入れする気はない 大事にする気もない 綺麗になることはないから 無垢だった頃に戻ることはない だから当然だ ・・・ 雑然とした室内 床の上には 石ころ、鋼、木の枝、種子などが転がっている 部屋の

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