個人的アイドル楽曲大賞2020

今年は新型コロナウイルスの影響で、エンターテイメント業界も大打撃でした。
アイドル業界ももちろんその煽りを受け、握手会や大型ホールでのコンサートイベントが次々に中止。アイドルにとってもオタクにとっても物凄い年となってしまいました。

今年は、こぶしファクトリー解散、室田瑞希さんの卒業、Juice=Juice・宮本佳林さん、アンジュルム・船木結さんの卒業(並びに卒業延期)が重大トピックだったと思います。それから、アンジュルム・太田遥さん、つばきファクトリー・小片リサさんの脱退。これはキツかった。どちらも「アイドルとしての自覚」という辛い言葉を意識する大事件で、個人的にはアップフロントのある意味での無責任さというか、マネジメントとは、ということについて考えさせられる2件でした。正直二人とも戻ってくるものだと思っていたので。
また、アップアップガールズが現体制での活動終了、元ハロプロ研修生の仲野りおんさんが夢見るアドレセンスの新メンバーオーディションに参加など、ハロプロ周辺でもトピックがありました。
まさかこぶしとつばきに、こんな大きな事件が立て続けに起こるとは思わず、というか自分がこぶし・つばきの結成〜こぶしの解散までをリアルタイムで経験するオタクになるとは思いませんでした。

今年は正直アイドルの現場には行けていません。もっぱら配信ベースだったこと、そこまでアイドル楽曲に触れられていないので、ハロプロとその他のアイドル楽曲について、ざっくりと触れていこうと思います。

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1.ギューされたいだけなのに/モーニング娘。'20

今年を語る上で外せない楽曲です、個人的には。
というか、ここ1年のモーニングの楽曲、ハズレがなさすぎる。かなりストイックに攻めた楽曲をリリースし続けた1年だったのではないでしょうか。

今年のモーニングについてこの章でまとめておくと、まず2020年1月にトリプルA面シングルとして「KOKORO&KARADA/LOVEペディア/人間関係No way way」が発売されました。

私は昨年参加したモーニング娘。'19秋ツアー@仙台で「KOKORO&KARADA」をすでに聴いていたのですが、聴けば聴くほど、音の少なさに驚きます。明らかにオタクがのりにくい、モーニング娘。お得意のEDM、その潔さが素晴らしい。
「青春小僧が泣いている」などもそうですが、メンバー新加入シングルは、1曲くらい音が激しく少ない楽曲があった方が、シングルとしてのバランスが取れていいのではないかと、今では思えます。

それから「LOVEペディア」「人間関係No way way」の2曲は、メロディラインは同一で、編曲と歌詞が違う楽曲。「LOVEペディア」は加入したばかりの15期推しの歌割とMV構成になっていますが、北川さん、岡村さん、山崎さん、それぞれすでに新人の貫禄ではありません。
三人ともアイドルとしての素質をすでに捉えていて、それでいて醸し出せるあのフレッシュさ、いまだかつてハロプロの新人ではなかなかいなかったのではないかと思いますが、そういえば上國料さんがいました。
2015年くらいから「この子大丈夫なのだろうか」と不安になってしまうような新人メンバーを全く見かけていない気がする。
アンジュルムへ加入した松本わかなさんとの出会いも、今年は衝撃的でした。あんな子、反則だろ。

話はずれましたが、対する「人間関係No way way」は加賀楓さんが無双していました。研修生期間も長く、自分の歌い方というのがある程度固まってきているはずなのに、サビでキメる「伝わらない!」の声のハリに、みなぎる成長欲求を感じます。
曲構成はとても面白く、間に挟まれるポルカ(?)の部分がめちゃくちゃ好きでした。こういうのめちゃくちゃハロプロっぽくてアガる。2003年くらいのハロプロ楽曲っぽい遊び心、赤羽橋ファンクは健在。

話は戻り、「ギューされたいだけなのに」ですが、最近になってやっとこういう歌詞をわかるようになってきたというか、一歩引いてみれるようになってきました。
「Are you Happy?」も好きなんですけど、当時は全く歌詞の良さが分からなくて、

すっごい好きだから
すっごい寂しい

とかも「う〜ん」と思っていたんですが、「ギューされたいだけなのに」でかなり歌詞への理解が進んだ気がします。

今週の末はどうすんの
ランチと映画ですませんの?
街の真ん中 泣いたろか
ギューされたいだけなのに

↑めちゃくちゃよくないですか?

「よさ」の言語化をサボっているのでまたきちんと言及しますが、とにかく、「ギューされたいだけなのに」をかなり推したいです、来年は。

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2.ビタミンME/BEYOOOOONDS

爆進中のBEYOOOOONDS、初めてのタイアップソング。
来年発売される新シングルに収録されることが決まりましたが、序盤の謎の寸劇も音声収録されるのでしょうか。
去年もそうでしたが、今年もBEYOOOOONDSにかなり助けられた年でした。
いまだに「都営大江戸線の六本木駅で抱きしめて」を聴くと泣いてしまう。

そういえば、里吉さんが「科捜研の女」に出演することが決まった時のサプライズ動画が最高なので、ぜひ見てください。

BEYOOOOONDS、楽曲以外でも助けられていて、今年の春にニート生活をしていた時、「お家でもびよんず学校」を見て励まされていました。
本当に素晴らしい企画でした。
個人的に好きだったものを貼り付けていきます。

特に、小林さんの授業がやばい。この人がアイドルになってくれて、私はとても嬉しいです。ありがとうございます。本当にこの人のことが大好きになってしまう。

それから、ハロプロ楽曲大賞でも上位に投票したこの動画。
本当に素晴らしい動画です。自分が好きな人間たちが、それぞれができることを一生懸命やっているという事実に勇気づけられ、ホロホロと泣いた思い出が……。

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3.SHAKA SHAKA TO LOVE/アンジュルム

問答無用のいい曲。このテンションを自然体でこなせるのは、ハロプロからだとアンジュルムが適任。久しぶりのタイアップ曲でテンションあがったのもありますが、MVの完成度と歌割りの素晴らしさに、印象深い曲になりました。
実は絶対に好きだと思っていた「ミラー・ミラー」にはあまりハマれずに今日まで至っており、そのまま2020年を終えるかと思っていたのですが、この楽曲のおかげで救われました。
「限りあるMoment」もライブで聴くと泣いちゃうと思うんですけど、まだハマれていません。
というわけで「SHAKA SHAKA TO LOVE」、船木さんがいるうちにリリースしてくれてありがとう!

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4.断捨ISM/つばきファクトリー

あまりにも小片さん脱退が辛すぎて、正直あまり聴けていませんが、最初の視聴で好きだったのでピックアップ。
つばきって「断捨離」「就活」とかそういうワードが似合いますね(似合うというかそういうテーマを取り上げがち)。
この記事を書きながら聴いていますが、小片さんのことを思うとかなりキツくなってきたのでもうやめます。

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5.好きって言ってよ/Juice=Juice

正直「ギューされたいだけなのに」が出てくるまでは圧倒的に1位でした。完成度が高すぎるので。
Juice=Juiceって全然嫌いにさせてくれないグループだなと思います。とは言いつつ現場も行けていないし、配信も見逃したものが多かったので、金澤さん高木さんがいる間に現場に行きたい所存……。
2021年の初現場はハロコン札幌昼公演になる予定なのですが、夜公演もチケット取ろうか迷っています。

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6.最高傑作/MELLOW MELLOW

今年、実はハロプロよりもMELLOW MELLOWを聴いた年だったんじゃないか、と思っています。それくらい素晴らしい作品でした、「最高傑作」。
MELLOW MELLOWのことはこの楽曲で知ったのですが、作詞作曲が小西康陽だったので即視聴、即好きになりました。
振り付けがめちゃくちゃ楽しいので、ダンス動画もぜひご視聴ください。

Aメロのハモリも素晴らしいし、Bメロの「恋愛経験 失恋経験 人生経験」「最高傑作 最高傑作 最高傑作」の畳みかけ方も小西康陽WORKS。

とてもヘンなことを言うけど
女の子も一目惚れするの

この部分だけ野宮真貴のボーカルで再生されてしまう。

「最高傑作」からこの曲も知り、おそらく今年一番聴いた曲と言っても過言ではないのではと思います。

この曲と出会えなかったら、今年は頑張れなかったかもしれません。

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7.ドント・ストップ・ザ・ダンス with DEZOLVE/フィロソフィーのダンス

メジャーデビューを果たしたフィロソフィーのダンスさん、本当におめでとうございます!!
正直メジャー1stの「ドント・ストップ・ザ・ダンス」は最初に聴いたとき「?」と思ったのですが、このバージョン、とっても素晴らしい。

カップリングの「なんで?」も素敵でした。

作詞は我らが児玉さん。

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8.君の彼氏になりたい。/Snow Man

実は24歳にしてジャニオタになり、特にジャニーズJr.を追うようになりました。人生何があるかわかりませんね。
今年1月にデビューしたSnow Manの2ndシングルカップリング「君の彼氏になりたい。」をピックアップしたのは、いい曲だとかどうだとかそういうことは置いておいて、完全にモーニング娘。'14「14章〜The message〜」の収録曲だろ、ということが言いたかったからです。

このアルバムはモーニング娘。の楽曲がEDMを中心にリリースされるようになってまもない頃のものなのですが、絶対にこのSnow Manの曲はこのアルバムに収録されていると思います。
収録されていませんが。

特にモーニング娘。'14「笑えない話」とあわせて聴くべき楽曲でした。

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9.太陽の笑顔/少年忍者

今年、いくつかジャニーズの配信を見たのですが、今年の「Johnnys’ Jr. Island FES」では、29日公演を見ました。
少年忍者「太陽の笑顔」、王道でとてもいい曲ですね。大人数で歌いやすそうだし。
「Johnnys’ Jr. Island FES」の29日公演はIMPACTors目当てで見たのですが、突然オリジナル楽曲をぶっ込まれて情緒がおかしくなりそうでした。28日の公演でJr.SPにオリジナル楽曲が提供されたということでタイムラインが騒がしかったので、「IMPACTorsもあるかな〜(でも結成間もないしないだろうな)」と余裕こいてたら、全然あってびっくりしました。よかったね!

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10.全然今しかない/CUBERS

これは別で記事を立ててきちんと記録しておきたいと思っていたのですが、筆不精の自分がそんなことができるわけもなく、一旦ここに書き留めておきます。
こちらは在日ファンクの提供曲。正直ジャニーズ楽曲よりも聴いたと思います。
なんというか、恋愛の曲において、こんなに「大学生っぽい」を出せるんだ、と思って驚きました。

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今年は言語化をかなりサボっていたのが反省点ですが、ざっくりと今年のアイドルと自分の関係を書き留めておくとすれば、相川さんへの思いが少し満たされた、昇華された年でした。
私はアイドルとして元アンジュルム・相川茉穂さんのことを特別に思っていた(る)のですが、きちんとした卒業セレモニーなどないまま卒業されてしまったので、かなり悶々としていたところでした。
あるときインスタグラムを始めた相川さんを見つけ、少し落ち着きましたが、本人があまりにも素朴な、本当に私の好きな相川茉穂さんであり続けているということに何故か動揺してしまって、再び若干こじらせはじめてしまいました。オタクって身勝手。
それからしばらくして、モデル業を始めたとインスタに書いていたところから、かなり気持ちが冷えたというか(「冷めた」のではなく)、モヤモヤしていた相川さんへの思いがかなり昇華されていき、すごく精神的に安定できて、良かったです。
これからは佐々木さんのアカウントに突然出てくる相川さんの匂わせにも動じません。なんの話だ。

相川さんの件はやっと3年くらいかかって気持ちがおさまったのですが、それと同時期、人生で初めて同い年の男性アイドルを好きになってしまい、かなり辛くなってしまっています。
道重さんが好きすぎて病んでいた時代よりはマシですが、マジで毎日「吉/澤/閑/也さんに殺される……」と思いながら暮らしています。
自分とは全く違う人間を好きになってしまったことにかなりショックを受けているので、これも(余裕ができたら)きちんとまとめなければいけないと思っています。

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今年は現場も行けなかったし手広くアイドルソングを聴けたわけではないので勉強不足が露骨ですが、来年の現場がいくつか決まっているので、今年の分を取り戻していきたいです。

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