個人的ハロプロ楽曲大賞2019

今年、モーニング娘。'19には北川莉央さん、岡村ほまれさん、山﨑愛生さんが15期として加入。Juice=Juiceには工藤由愛さんと松永里愛さんが研修生から加入。そしてアンジュルムには橋迫鈴さんが研修生から加入しました。
そして、梁川奈々美さんがJuice=Juiceおよびカントリー・ガールズを3月に卒業。続いて、Juice=Juiceリーダーであり初期メンバーである宮崎由加さんと、アンジュルムリーダーでありハロー!プロジェクトリーダーである和田彩花さんが6月に卒業。そして、和田彩花さんを見送り、勝田里奈さん、中西香菜さんが卒業しました。それから、カントリー・ガールズが活動休止。小関舞さんはハロー!プロジェクトを卒業し、山木梨沙さんは同時に芸能界も引退。
さみしいこともあったけどうれしいこともありますね。誰かが言っていたけど、「推しの卒業があるから、推しが増える」という格言を大事にして生きていきたいと思います。中西さん……中西さんマジで好きです……。

1.消せやしないキモチ/こぶしファクトリー

披露から曲としてしばらくリリースされていなかった「消せやしないキモチ」が、やっとアルバム「辛夷第二幕」に収録されましたね。ありがとうございます。
こぶしファクトリーとしては珍しいラブソングですが、彼女たちらしいハモリとこぶしが効いている曲。星部ショウさんの楽曲、本当に良い。
いつも思うんですけど、浜ちゃんのスタイルどうなってるの……。

2.三回目のデート神話/つばきファクトリー

今年度リリースされた児玉さん作詞の楽曲で最も「らしさ」が出ていたと思います、「三回目のデート神話」。
「デートの三回目で告白されないと、もう相手との先はない」なんてジンクス聞いたことがないですが、「児玉さんがおっしゃるなら……」という気持ちになる。
つばきファクトリーの曲中に出てくる、プライドが高く、情熱的で、一歩踏み出せない女の子像がまさに理想的すぎるので、もっとこういう曲作ってほしいなあ。去年ピックした「今夜だけ浮かれたかった」とかも、まさにそう。

3.トウキョウ・コンフュージョン/PINK CRES.

夏焼雅さん率いるPINK CRES.の1stシングルから。
こちらも作詞は児玉さんで、皮肉の効いた鋭利な歌詞が特徴的。
夏焼雅さんは言わずもがな、Berryz工房およびBuono!メンバーとして様々な楽曲を歌ってきました。彼女の特徴は、都会的なボーカル。夏焼さんが歌うと途端におしゃれな雰囲気になるのですが、この「トウキョウ・コンフュージョン」では、それがばっちりハマっている。
二瓶さんのあどけなさのあるボーカルとセクシーなダンス、小林さんの甘ったるいラップ、PINK CRES.としてのバランスが際立ってきたのではないでしょうか。

4.Break it down/鈴木愛理

先述のBuono!メンバーの1人である鈴木愛理さん。
早くも2ndアルバムを出した彼女ですが、そのリード曲はOfficial髭男dismの藤原さん提供曲だそうです。
鈴木さんにはガンガン歌ってガンガン踊ってほしい、そういう曲が似合うと思っているので、個人的にはうれしいダンスナンバー。
振り付けもラフに、しかしセクシーなのでライブ映えしそう……もっと地上波でてほしいですね。

5.弱気女子退部届/カントリー・ガールズ

梁川奈々美さん卒業を意識して作られたこの曲。
カントリー・ガールズへの愛がたくさんたくさん込められた、とても素敵な曲です。まず「弱気女子退部届」という曲名が素晴らしい……。
この曲はある部活に所属する部員が、進路を考えたときに退部するかどうするか……という迷いを描いたもの。

先輩は少しこわい
「なんだってぇ?」
お菓子は禁止だし
「4の日はOK!」

この歌詞は、ブレイング・マネージャーとして2年前まで活動していた嗣永桃子さんのことと、スタイル維持のためカントリー・ガールズに設けられている「4がつく日だけお菓子を食べていい」というルールからの引用。

もう言わないよ「ごめんね」

これは、退部届を出したあとの主人公が、他の部員へ「(退部して)ごめんね」をもうこれからは言わないよ、という意味でもあるし、カントリー・ガールズのデビュー曲「愛おしくってごめんね」からの引用。
つまり、「もう言わないよ 『ごめんね』」は、梁川奈々美さんが卒業することにより、彼女は「もう『愛おしくってごめんね』を歌わない」ということでもあるのだ。
この曲の最後はこう締めくくられる。

おねがい 許して
さよなら…ごめんね!

6.元年バンジージャンプ/BEYOOOOONDS

今年メジャーデビューを果たしたBEYOOOOONDS。レコ大新人賞もめでたかったですね!本当におめでとうございます。まさか披露曲が「眼鏡の男の子」だとは思わず……。

「元年バンジージャンプ」は先月リリースされたBEYOOOOONDSの1stアルバム「BEYOOOOOND1St」に収録されています。
平成から令和に年号が変わるタイミング、なんでも元年なんだからチャレンジしてみようという一曲ですが、こういう無鉄砲、無邪気な歌詞が歌えるのも今のハロプロではBEYOOOOONDSだけなのでは。
赤羽橋ファンクを地でいくようなサウンドは星部ショウさん。星部さんに一生ついていきたい。

7.「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?/Juice=Juice

今年のハロプロを象徴する曲といっても過言ではないと思います。
Juice=Juiceが持つ圧倒的な実力を見せつけられた楽曲でした。
作詞作曲の山崎あおいさんは、同グループに「微炭酸」も提供しています。

両曲に共通しているのは、どちらも「素直になれない女性」をテーマとしているところ。初期のJuice=Juiceはつんく曲が多かったからか、「挑発的で積極的、かつ都会的」な女性をイメージしていたのですが、ここ最近は「素直になれない女性」を連想させることが多い。
落ちサビの段原さんのセクシーで切ないボーカルが最高、そして彼女のスタイルに圧倒されるので、ぜひMVも併せて。

8.青春Night/モーニング娘。'19

森戸知沙希さんセンター曲。つんくが作詞作曲で携わっています。
確かに、

Yeahと言うから Yeahと言え

という歌詞なんて、つんく以外に誰も思いつかない。

友達の恋愛相談って すぐ答えが出せる なのに
何やってんだろう…

という歌詞も凄まじい。そうなのだ。この世に友達の恋愛相談ほど、最速で答えが出せるものなど、何もないのだ。つんくすごい。

ちなみに本楽曲と同時に両面でリリースされた「人生Blues」と曲名を並べると、「青春ないと人生ブルーっす」となる。なんだそれ。


9.人生、すなわちパンタ・レイ/アンジュルム

作詞作曲は前山田健一(ヒャダイン)。前山田健一らしい歌舞いた曲表現が面白い。

嗚呼 あんなにあんこはこしあん派の私が
なぜになぜに粒あんばっか食べてるの?

という歌詞とか、一見ユニークなのだが一抹の切なさを纏っている。
冒頭のヘラクレイトスの名言を淡々と述べる和田さん、勝田さんが尋常ではない美しさです。

10.GIRL ZONE/雨ノ森川海

BEYOOOOONDS内ユニット・雨ノ森川海の曲。大森靖子さんが作詞作曲です。
この曲マジでよくて、本当に最高。私、よく「好きな人の親友が一番怖い」みたいなことを言うんですけど、まさにそういうことしか歌ってない(?)
自意識過剰すぎてもうわけわからなくなっちゃっている女子中学生が主人公なのでしょうけれど、まさに雨ノ森川海がこれを歌うことによって完成されている。最高です。
山崎さんの伸びのあるボーカルはもちろん、いつもはニコニコ笑顔の岡村美波さんが、親でも殺されたんかと思わせる迫力で歌い上げるラップが見どころです。

イジられるくらいな自分でイジっちゃおかな
好きな人を好きでいる資格もない
忘れない 忘れない 嫌いな奴の声
「あいつ お前のこと 好きらしいよーw」
私もう変わるわ


11.都営大江戸線の六本木駅で抱きしめて/CHICA#TETSU

同じくBEYOOOOONDS内ユニット・CHICA#TETSUの曲。こちらも星部さん作詞作曲。
雨ノ森川海とは打って変わり、CHICA#TETSUはふわふわした可愛らしい衣装と楽曲が特徴的。楽曲には実在する駅名が使われており、鉄女である一岡さんが豆知識を挟む。
「都営大江戸線の六本木駅で抱きしめて」は、語尾にすべてハートマークが付いているかのような甘い歌詞が良い。初期スマイレージのような女子中学生感溢れる曲。ピョコピョコと跳ね回るCHICA#TETSUの4名が愛らしいので、冬ハロ2019でチェックしましょう。

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以上です。
余談ですが、今年は6月に和田さん卒業コンサート@武道館、10月にモーニング娘。'19秋ツアー@仙台、11月にアンジュルムリリースイベント@川崎に行けました。だいぶ少ないけれど、どれも一生ものの思い出です。
特に中西さんの卒業前に最前列でパフォーマンスを見れて、握手できてというのは印象的な出来事でした。
好きな人に会いに行くという超絶バカっぽい当たり前のようで当たり前でない出来事で生かされている。来年ももっと好きな人に会いに行けるように頑張ります!

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