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いずちのうみ


本編

いずちのうみ


「2011年2月」の話でした。

タイトル:いずちのうみ

「いずち」は「何方」と書きます。不定称の指示代名詞で「どこ・どちらの方向」という意味。「何方」を「いずかた」とすると「どなた」という意味。
「いずちのうみ」は「どこの海」あるいは「誰の海」という意味のタイトルでした。
今自分はどこにいるのか、今いる所は本当に自分の海なのかという、居場所を求めてさまよっている、アイデンティティ形成まっただ中を意識したタイトルでした。
また、彼らに居場所というものに囚われない生き方をこれから模索してほしいという思いも込めていました。

さて、以下から「語り」とおまけです。おまけ漫画は今回活躍のあった明神智春と檜垣礼苗の、それぞれが七二三と深敦と出会う前の短いお話です。

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