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デコレーションする女子たち。

スイーツ女子全滅!デコレーションする女子たち。

男性の70%がネイルアートを快く思っていないことが判明した。「そのツメでお米をといでると思うとぞっとする」とか、「男側から正直に言うとマイナス要因にはなってもプラス要因になる事はまずない」とかさんざんである。スイーツ女子の間では、ネイルアートは三種の神器のひとつである。ツメにどれくらいストーンを盛るか、どれくらいオシャレなのかで女っぷりがわかるように言われていた。

生物学的に見ても、化粧や体へのデコレーションは二種類の意味がある。一方は、孔雀のように異性を捕獲するためのデコレーション。もうひとつは、敵を威嚇するためのデコレーションなのだ。ネイルアートは、どちらかというとライバルを威嚇する系。男子のためというよりは、女子同士の競争で相手を威嚇するための道具なのだ。三種の神器の二番目、植えまつげは、孔雀のように華やかで一見、男子に

向けてデコレーションしているように見える。一般

にはまつげエクステと呼ばれるこの儀式は、接着剤を使ってもとのまつげにのエクステをむすびつける。こんなところに日本人の手先の器用さが生かされ、まつげエクステサロンに行くと、一〇〇本一万円とか、乗せ放題とか、もう何を争っているかわからない始末。たくさんエクステをのせれば確かに目は黒く大きく見えるけど、そんなごってりした付けまつげの女と、まじめな恋に落ちようなんて誰も思わない。というか、素顔は見せられないだろう。

 東京の女は怨霊に満ちている。いうまでもなく地方に比べて女同士の争いが激しいからだ。東京は下克上。捕まえた男で明日の地位が決まる。そうだとしても、それは東京の女同士だけの勝利者で、男は蚊帳の外だ。スイーツ女子は、ネイルにエステ、ブランドバッグ、はたまたソムリエ資格など実世界では役に立たない資格取得で自分磨きをする。もはや捕まえた男は、自分をデコレートするパーツのひとつでしかない。そこまでして女に向けて自分を発信しないと東京では生き残れない。

AKBが台頭して、黒髪ブームになった。黒髪だからって純粋ではないし、AKBだって十分、作られたアイドルだ。男たちは純粋な女が見たいわけではない。少なくとも女に向けてではなく、男に向けてデコレーションしてくれる女を探しているだけなのだ。

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