アストロ球団を読もう。

R-9=サンの記事に乗っかって、自分も大好きなアストロ球団を語ります。

アストロ球団

人間ナイアガラのシーンでゆうめいな野球マンガ。

全20巻でわずか3試合! 死者3名!

断片だけ見るとトンチキエピソードの集まり。しかし全体を見通すと熱い血潮が流れている。カオスなシーンを期待して読み始めると、物語にグイグイと引き込まれていく。そう、ニンジャスレイヤーと同じ構造なのだ。

ニンジャスレイヤーでは己のエゴを通す手段はカラテだった。それは本作では野球。登場人物それぞれが、野球で己のエゴを貫こうとする。超人球団を結成するため。あまりにも深く歪んだ恨みを晴らすため。その恨みを受け止めるため。死に場所を求めて。己の望む世界を作り上げるため。

しかし、野球は勝負。ぶつかり合うエゴはどちらかが勝ち、負ける。それでも負けられない。なぜならば敗北は己のエゴの敗北だから。己のエゴを貫くため、主人公達は1つ1つの試合に己の肉体、精神全てを捧げる。出し惜しみなど無い。それは己のエゴの出し惜しみだからだ。

それを主人公たちは「一試合完全燃焼」と呼ぶ。

そのあまりにも熱い、そして激しい戦いを是非読んで欲しい。

ほんとうは他のマンガ(国民クイズとか聖マッスルとか)も語りたかったけど、パワーが尽きたのでまたこんど

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