コミュニケーションに課題を抱えたお前はアジャイルコーチングの2章をよんでメキシコをいきのびろ
ひとは無事に逃げおおせたはずのものに復讐される
ひとは無事に逃げおおせたはずのものに復讐される...
コミニュケーションが苦手でプログラマになったおまえは、やがてそこそこじつりょくをつけて、この世界でもやっていけるかな...などとゆだんしたところで背中を撃たれてむぞうさに死ぬ
そう、おまえは後輩の指導をしたり、チームのサブリーダーににんめいされたりして、逃げおおせたはずのコミニュケーションりょくと真昼の農場で向き合うハメになるのだ
無事に逃げおおせたはずの過去がピストルを片手に復讐にやってくる…ここは無慈悲の大地...メキシコ...
コミュニケーションスキルは育成できる
だが、やってくることが分かるならば、手を打つことができる
一人家に残されたマコーレカルキンは泣いて諦めたか?そうではない。おまえはトラップハウスを用意したり、7人のサムライを雇ったりする映画を観たはずだ。ならばおまえもそうすれば良い
そう、コミニュケーションスキルは「スキル」なのだ。つまりそれは素材を使ったり、何度も実行することでランクが上がるもの...育成可能なものなのだ
コミュニケーションスキル育成のためにアジャイルコーチングを読め
これから紹介する「アジャイルコーチング」は、なんか鼻持ちならない意識高い系エンジニアが好きそうな単語が2個も並んでいるから、相当に鼻持ちならない本だと思うかもしれない
しかし手段は選んでいられない。酔拳2でもウェイストランドでも、武器になりそうなものをひろって躊躇なく使えるものがいきのびる
「アジャイルコーチング」はアジャイル開発手法を推進する立場にある人間に向けられたアドバイスが書かれた本だ。しかし我々に必要なのはアジャイル開発ではなく、簡単にまとめられた具体的なコミニュケーションの方法だ
なので、序章から1章まではヤギにでも食わせておけ。2章から読め。とくに2.1章の傾聴を読め
傾聴というスキル --人の話はさいごまで聞け--
コミュニケーションがとくいでないやつによくあることだが、誰かがちょっと何か話しただけで、ぜんぶわかった気になって自分の話を延々とはじめてしまうことがある
賢いおまえは気づいているかもしれないが、それはコミニュケーションではない。人の話を聞くはずが自分の話をえんえんとするようなやつはメキシコの酒場ではさいしょに撃たれて死ぬ。鬱陶しいからだ
まずは相手の話を最後まで聞くことだ
おまえは1周目から、ほこらの老人が話すのをスキップするか?人生はだれもが1周目だ。分かったつもりになっていても、全然違う情報かもしれないし、最後の最後に重要な情報が埋まっているかもしれない
それに話を遮られたやつは、今後は「何も聞いてくれない」と心を閉ざし仕事中にスマッホゲームとかソリティアとかしかしなくなる。そうなったが最後、おまえのチームは崩壊しローマ軍やモンゴル軍の前になすすべもなく蹂躙されるだろう…
だいじなのでなんどでも言う。人の話は最後まで聞け
そして聴きながら相手のニーズを探れ
なまじ賢いおまえのことだから、話を聞いたらアドバイスをはじめてしまうだろう。しかし、相手がアドバイスを求めていなのならば、おまえはただのおせっかいやろうだ。おせっかいやろうがメキシコでどうなるか知っているだろう。だいたい2回目か1回目にはその口はもう動かない
2度言う。求められない限りアドバイスをするな。おまえの目と耳をするどく光らせて、話者のニーズをゆだんなく探れ。助言が欲しいのか?たんに共感して欲しいのか?それとも情報が欲しいのか?
おまえが話を聞くことの真の目的は、問題が解決する最初の一歩にすることだ。おまえがアドバイスをしなくしても、共感して相手が気持ちよく仕事ができるならばそれでよい。おまえの自己満足など犬に食わせろ。おまえが憧れたヒーローは誰に礼を言われるでもなく夕日の荒野に消えたはずだ
さいごに
2.1章のしょうかいは以上だ
アジャイルコーチングの2章は他にも、フィードバックの伝え方や、対立の解消のしかた、チームでの合意のとり方など、チームを統括する立場でしごとをするときにひつような方法が書かれている。ただ、2.1章いがいは1ページていどであっさり気味にかかれているため、やや消化不良の印象だ
しかし、他の章も実用性が高く、チームでの計画のたてかたや、ふりかえりの方法、朝会のやりかたなど、プログラマいがいでも役に立つしごとの方法が書かれているので、じっさいに本屋にいって中身を読んで、自分の血肉となりそうか確認してみるとよいだろう
コミュニケーションや、チームのうごかしかたに課題を抱えているのならば、一読の価値はあるはずだ
本文の文体について
本文の文体はダイハードテイルス所属作家、逆噴射聡一郎先生の文体を模写しようとしたものの、なんだか別の何かになってしまったものです。文体の権利的ななんかは逆噴射聡一郎先生に帰属するはずです。
逆噴射総一朗先生についてはこちら
https://diehardtales.com/n/n73ec21c8457b
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