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Oculus Quest+ALVR+BaseStation2.0+Tracker2018 で、フルトラ化(キャリブレーション等)

(2020/9/20変更)
   OpenVR OpenVR-SpaceCalibratorでのキャリブレーションが実際調べると
   3つともキャリブレーションする必要がなかったことがわかりました。
   また、Base Stationの電源を入れるタイミングも必要とわかったので、
   記事を修正しました。
   またそれに伴う補足も最後に追加しました。

(2020/9/19変更)
   Audio設定部分に間違いがあったので修正

BaseStation2.0とTracker2018のセットアップが一通り終わり、SteamVRから認識がされている状態になったら、実際キャリブレーションなどを行っていきます。

下記のページを参考にして設定しました。

下記を参照して行いました。
トナ様、VRまにあっくす!様が書いているブログが非常に参考になりました。

[トナのブログより]
・Oculus Questで無線フルトラをする - 簡易設定編
  https://tona.hatenablog.jp/entry/2019/12/11/231111
[VRまにあっくす!より]
・SteamVRに必携のOpenVR Advanced Settingsの使い方
  https://vr-maniacs.com/entry/openvr-advanced-settings/

SteamVR Homeまで起動

OculusQuestを立ち上げALVRを通してSteamVR Homeまで起動します。
BaseStation2.0の電源も入れます。
※このときTracker2018の電源はまだ入れないでください。
 また、Tracker2018も腰や足には取り付けません。

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OVR AdvancedSettingsで床と位置の調整

OVR AdvancedSettingsで床と位置の調整を行います。
左ハンドコントローラーの「≡」を押してメニューを開きます。
開いたら、赤枠の歯車ボタンがあるはずなので選択して立ち上げます。
そうすると「OVR AdvancedSettings」画面に切り替わります。

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OVR AdvancedSettingsに切り替わったら、左のメニューにある赤枠の
「Space Fix」を押します。
「Space Fix」設定画面が開いたら、下記を行います。
 1.右のハンドコントローラを床に置きます。
 2.赤枠の「Fix Floor」を押します。
以上で終了です。

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OVR AdvancedSettingsでマイクとサウンドデバイスの設定

左メニューにある「Audio」を押します。

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「Audio」メニューの内容を開いたら、Audio Settingsを開いたら、赤枠の2カ所を下記のように設定します。
 1.AudioDeviceの「Toggle Overrride」のチェックをON
 2.その横の選択肢から設定したいオーディオデバイスを選択します。
     (ex.自分は「スピーカー Realtek(R) Audio」を選択")
   ※「ヘッドフォン(Oculus Virtual Audio Device)」を選択としていました
    が間違えていました。
 3.Microphoneの「Toggle Overrride」のチェックをON
 4.その横の選択肢から「CABLE Output(VB-Audio Virtual Cable)」を
   選択します。
 ※Microphone Volumeは適宜調整してください。

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OpenVR-SpaceCalibratorで
Tracker2018のキャリブレーションを行う。

今度は、OpenVR-SpaceCalibratorをつかってTracker2018のキャリブレーションを行います。
下記の画像の赤枠のアイコンがOpenVR-SpaceCalibratorのアイコンですので立ち上げます。

※このときBaseStation2.0はどちらか1つをたちあげて、
 もう一つの電源を切ったままにしてください。(9/20追記)

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立ち上げると、OpenVR-SpaceCalibratorの画面になります。

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※2020/9/20以下訂正
「この画面になったTracker2018を1つ電源を入れます。」
は、1つずつ電源を入れる必要がなかったため、修正しました。

この画面になったTracker2018を3つ電源を入れます。
1つだけキャリブレーションで使用します。
それ以外のトラッカーは、この時StermVRで設定した位置に
取り付けてもかまいません。

Tracker2018を3つ電源が立ち上がったら、
ここで、残りのBase Station2.0の電源を入れてください。


「Oculus Rift S(Right Contoller)」と認識したTracker2018のうち1つを
選択します。
※初回時画面上には、「Edit Calibration」や「Clear Calibration」は無く、
 「Start Calibration」だけ表示されてます。

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右ハンドコントローラーと一緒に電源を入れたTracker2018と一緒に軽く持ちます。
※力入れすぎるとTracker2018のスイッチを押してしまい、
 うまくいきませんので、優しく持った方が良いです。

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「Start Calibration」を押すとキャリブレーション画面になります。
キャリブレーションが終わるまで、横8の字を描くようにTracker2018と右ハンドコントローラーを振ります。

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※9/20以下訂正
「この作業を残り2つのTracker2018に対しても行います。」
は、必要ありませんでした。

終了したら、
キャリブレーションしたTracker2018を所定の位置に取り付けます。
この状態で、StermVRゲームやデスクトップからVRゲームを立ち上げると
フルトラッキングのVRが出来ます。

※補足
1.キャリブレーションは腰のTrackerはおなかに取り付けるとかがんだとき
  隠れてしまうため、背面側に付けるとよいとのこと。
 (そういう意味で、腰なのかな。。。)
2.キャリブレーションは、1つ行えば残りの二つにも適応されます。
  ※キャリブレーションの数値はTracker2018個別で持っていません。
   ですので、1つキャリブレーションすれば問題ありません。
3.Tracker2018は、起動時基準となるBaseStationを設定するようです。
  そのためBaseStationが複数あると、
  Tracker2018ごとに基準がずれてしまって、
  キャリブレーションによる補正値が合わなくなるようです。
 そのため、BaseStation2.0とTracker2018の入れるタイミングを
 追記しました。

以上で終了です。

ケーブルのないフルトラッキングをお楽しみください!
※ただし、リアルコライダーには気をつけましょう。。。