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こんなのが「世論」なら「世」の中から俺を外してくれ

好きなアーティストがハイパー炎上しましてね。Corneliusっていうアーティストなんですが。

まあいじめを容認するつもりも、本人の行いを擁護するつもりもさらさらないし、批判や議論はあって然るべきだし、辞任もまあしょうがないかな、とは思うんですけど(もともとオリンピックには何も期待してなかったとはいえ、いちファンとしてこのために作られた曲が聞けないっていうのは残念だけど)。

しかし個人的にはそれよりもアレだな、と思ったのは本人のアカウントはもちろん周辺のいろんなプロジェクトやバンドのアカウントやら動画にまでわざわざ飛んで行って絡んで、性格の良さ(笑)がにじみ出てるメチャメチャ陰湿な、もとい正義感溢れる言葉並べて、ご丁寧にハッシュタグまでつけて「私は正義のいじめ反対派ですよ~~~~~~~~」って顔してる、しょ~もね~連中のなんて多いことか、と。

そらこの騒動を見て何を思ったかは自由だし、それを口に出したりするのも自由だ。しかも自分はCorneliusのCD持ってるしライブも行ってハッキリ言って感動したし(金山の特殊陶業会館で観た「Ripple Waves」のツアー。間違いなく自分が観た中で5本の指に入るライブだったし)、ギター上手いなあとか思ってコピーしてみたこともあるので多少なりバイアスがかかってるかもしれんっていうのは否定しないですよ。まあ。

ただそれはアナタがいま棒でボコボコにぶん殴ってる人間と似たような事をしていない、って自信をもって言い切れるわけ?と。

「彼が犯したことに対して制裁を加えてるだけ」なんて平然と言い切る人間もいる。いや制裁ってお前何様やねんと。お前国お前最高裁判所の裁判長かと。そういうの自己正当化って言うんやないかと。

いじめられた方は決して忘れない?じゃあ俺はものすごい数の「私は善良な市民です」という顔した人間が「コイツは叩いてもいい奴だ」という免罪符を得て「いじめ反対!クズ野郎!死ね!」って無責任なバッシングやってた事絶対忘れないですよ。俺は坂本龍一が喉頭ガンをやった時に「放射線治療拒否!」とか東スポに書かれて即日否定したのに、記事を頭から信じ込んで「反原発だから放射線治療拒否したバカ」って煽ってる人間がいたのも忘れてないし、ASKAが薬物問題起こしたときに「薬物に頼って作られたものに価値はない」とか言ってたコメンテーターがいたのも、小室哲哉が一時は引退したとき文春砲とか囃し立ててた人間が誰も責任を取らなかったのも「まさかこんなことになるとは」とか文春の記者が顔を隠してほざいてたのも忘れてない。

まあ今回大喜びで叩きに行ってた人の大部分は1か月後にはすっかり忘れて全然違う人に同じような事をいいねやリツイート数欲しさにやるんでしょうけど。

何よりやるせないのはこういった思慮深さもなにもないインターネットの塵芥が「世論」として扱われることで、だったら俺は「世」の一部じゃなくていい、だからもういじめ反対でもオリンピック反対でも勝手にやっててくれと

まあ強いて希望する事があるとするなら、もうすぐ出るMETAFIVEの新譜やライブは普通にやってくれ。それだけかな。

あと、「開会式の音楽どうする大喜利」やってる人。開会式の音楽にはほかに徳澤青弦氏ら3人が関わってるので無視しないように。


革命が必要だと君は言う
まぁ、そりゃあね
みんな世界を変えたいと思ってるよ
革命は進化なんだと君は言う
まぁ、そりゃあね
みんな世界を変えたいと思ってるよ
だけど破壊してでもやろうと言うなら
僕は仲間に入れないで
歌詞対訳引用:https://lyriclist.mrshll129.com/beatles-revolution/

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