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連珠への一歩をドリルから

競技五目並べである連珠(れんじゅ)に夢中になって数年…
関心を持ってくれた方々に勧めるも、遊んで下さった方のお気もちが今ひとつ盛り上がらない事に引っかかっておりました

なんでだろうと考えていたら
ふと…
五目並べは
「自分が負けた」
というのを自分で認識しやすいゲームなのではという事に思い当たりました

もちろん囲碁や将棋だって、石を沢山取られて負けたりや王様が捕まって負けたなどの比較的分かりやすい終局条件がありますが、それにはきちんとルールが頭に入ってる必要があります

五目並べではその部分が比較的容易なのです

私達はゲームにお誘いする時に
「石を5個並べれば勝ちというゲームです」
「5まで数えられれば誰でも遊べます」と言うことが多いです
それだけ難しいルールは無いですよ、良かったら遊んで下さいという意味でその通りなのですが…

5が数えられるなら、相手が先に5を作ってしまったことにいち早く気がついちゃうじゃん!

というわけです

初心者だって、勝ち負けのつくゲームで負けたら悔しいと思います(もちろん私も全力で悔しいです)

他のゲームでは、初心者の頃にパッと目で見て負けたという事実が視認しにくい点もあるのに、五目並べならすぐに分かってしまうんです
数が数えられるから

もちろん五目並べの負けの原因が単純に5を見逃してという訳だけではないのですが、目の前に相手の5を見逃してしまったというあまりにも分かりやすい事実があると面白くなくなってしまう方もいらっしゃるかもしれません

何度聞いたか分からない悲鳴
「何でそこに石が並んでるの!?!?」

分かります…
私も見逃さなくなる率が減ってくるのに時間がかかりました(ちなみに、ちゃんと数は数えられます笑)

そんな超がつく初心者だった私になんとか勉強出来そうな教材があまりなく、岡部九段・中山九段が出して下さった詰め連珠シリーズに必死にしがみつくのがやっとです

と こ ろ が 
初心者にもっと良い教材をと考えて下さった連珠プレーヤーの方々がいらっしゃったのでしょう
連珠ドリル
なるものを作って下さいました!(拍手〜)

作者は多摩連珠会主宰/公認指導員の千木良先生と、元世界チャンピオン/元名人/現理事長の河村先生

もうそれだけで期待度が高まります

連珠ドリルは以下で構成されております





まず初心者編①を解きます!

ひたすら、どこに石が5個並ぶかの千本ノックが始まりました(大袈裟)
これが大事です
本当に大事
石の並びを見逃さないのは本当に大事です
(大事なことなので3回言いました)

しかも問題も良くて絶妙に見逃しそうな配置
これは、ただ石の並びを探すだけでもなかなか難しそう
楽しくなってきました

その問題を超えると、黒石・白石どちらが先に5個並べるかという問題が出てきます

そう!どんなに相手に石が沢山あっても先に5個並べちゃえば良いんです!
だけど、実戦では意外と難しい…
それなら、ドリルで練習しちゃいましょう!

どんどんいきます!!

終わったら次は少しレベルアップした問題が待ち構えておりました

自分が攻めるか、相手を止めるか
どちらが先に5個並べられそうかな
見逃さない為の技術のまず第一歩

石の数を数え間違えないように…

これが意外と難しい
どれが自分の攻めに使えそうか
その攻めは相手よりも早く攻められるか

考えることが増えてきました
五目並べしてる感が強くなってきてわくわくします

と解いているうちに100問到達!

少しずつ少しずつレベルアップ出来るように考えられた構成で、楽しくあっという間でした

連珠で遊んだことのある方なら頭の体操にも良さそう

100問ありましたが、そんなにあるのか…というより課題を次々攻略していったら100問目にたどり着いていたという楽しいドリルでした

初めは難しいと思うかもしれませんが、これから解説増やしたりしていったりもするそうです

ドリルが増えたら市販もされる予定ですが、今ならここから買えます(日本連珠社HP)

https://renjusha.net/about-renju/%e8%a9%b0%e9%80%a3%e7%8f%a0%e3%83%89%e3%83%aa%e3%83%ab/

銀行振込やpaypay払いで1冊200円だそうです

私の師匠は基本をとても大事にされています
そんな光景を見るにつけ、例え簡単かもと思える問題でも私は繰り返し解くと心に決めています

良かったら一緒にドリルチャレンジしてみませんか

(作者注:あえて五ではなくて5と書いています)








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