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秀策はAIの夢を見るか

不定期囲碁日記 2022.4.6

年度末を抜けて少しづつですが、ゆとりのある生活に戻りつつあります。今年は囲碁を殆ど打っていなかったので、リハビリをしています。

今夜研究しているのは本因坊秀策の棋譜です。現代はダイレクト三々など序盤から接近戦になることが多いですが、江戸時代はコミもなく全体的にゆったりとした棋譜が多いです。江戸時代の本因坊秀策は歴代最強棋士として名高いですが、理由として基本に忠実な点が挙げられます。

名人に名手無しという格言がありますが(私が初めて知ったのは片山まさゆき先生が描かれた「ノーマーク爆牌党」です)、秀策は「耳赤の一手」など例外はありますが、基本に忠実で1手1手が理に適っていて、これから囲碁を勉強する方におススメです。

160年経った電子の海で

私は碁の勉強はパソコンで行っています。記録も出来るし、着手を戻すのも正確に行えるからです。本因坊秀策はヨミが深い名人でしたが、自分の棋譜が160年以上経って、碁盤では無く電子の海で並べられている所まではヨメなかっただろうな…ふっと柄にもなくそんなことを思いました。

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