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石穿の囲碁問題 実践編6

地域囲碁サークルで定期的に指導碁を打つようになりました。
今回は置き碁だけでなく互先でも見かけるチャンス手について解説していきます。

テーマ図

9子局で白11まで進みました。黒12でおすすめ手があります。
この一連の流れをマスターすれば置石(ハンデ)が減って上達しますよ!

テーマ図(黒番)

黒12がおすすめ

黒12で左上の白石に迫る手がおすすめです。仮に白13で手を抜いた場合、黒から鋭い狙いがあります。

黒12がおすすめで、黒14から狙いがあります

黒14が狙い

黒14が狙いです。次に黒Aと置いて黒aと連絡するか黒Bに置いて黒b(黒12)と連絡する見合いの手になります。

白は黒14を取ることができません

左上の白を狙う

仮に白21まで進んだとしましょう。黒から左上の白石の眼を奪うことができます。

左上の白の死活を問います

部分的に白は取られ

黒22から死活の問題になりますが、左上の白石は2眼がありません。
六4から逃げ出すことはできますが、周りに黒石が多いので助かるか微妙です。

黒22から部分的に白は1眼以下になります

相場の一例

置き碁なので白はハンデを埋めるため滅茶苦茶な手を打つ時があります。
テーマ図の白は左上を手抜きしましたが、相場は左下を守ります。

相場の一例

置き碁で今回紹介した流れをマスターすれば上達するので、ぜひ覚えてください!

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